Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.6.20 start-cluster

クラスターの起動

書式

asadmin [asadmin-options] start-cluster [--help]
    [--verbose={false|true}] cluster-name

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

start-clusterサブコマンドは、クラスター内でまだ実行されていないすべてのサーバインスタンスを起動します。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

なお、このサブコマンドには、起動のタイムアウトがあります。起動のタイムアウトまたはasadminリードタイムアウトが発生した場合、サブコマンドの実行は失敗しますが、起動処理は継続します。起動に成功したかどうかは、KDKD20031-IのログまたはGUIのサーバインスタンスの状態により確認できます。

前提条件

ドメイン管理サーバが稼働しているホストおよびクラスター内のインスタンスが存在するすべてのホストで、DCOMリモートプロトコルを設定する必要があります。ただし、クラスター内のインスタンスがすべてconfigタイプのノード上に構築されている場合、DCOMの設定は不要です。

ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--verbose={false|true}

クラスターの起動時に、追加のステータス情報を表示するかどうかを指定します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

    クラスター内の各インスタンスを起動するコマンドおよび各インスタンスの起動が成功したかどうかを表示します。

  • false

    追加のステータス情報を表示しません。

デフォルト値:false

cluster-name

起動するクラスターの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • クラスター名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、クラスターymlclusterを起動します。クラスターの起動時に、追加のステータス情報が表示されます。

asadmin start-cluster --verbose ymlcluster

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。