Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.4.9 restore-domain

バックアップからのファイルの復元

書式

asadmin [asadmin-options] restore-domain [--help]
    [--long[={false|true}]] [--filename backup-filename]
    [--domaindir domain-root-dir] [--backupdir backup-directory]
    [--force[={false|true}]] [domain-name]

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

restore-domainサブコマンドは、バックアップディレクトリーからドメイン内にファイルを復元します。

このサブコマンドはローカルモードだけサポートします。

なお、異なるOSでバックアップしたバックアップファイルは復元できません。

前提条件

ドメインを停止する必要があります。

ファイル

指定されたドメインのディレクトリー内のファイルおよびサブディレクトリー

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--long[={false|true}] | -l

復元操作の詳細情報を表示します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:false

--filename backup-filename

復元に使用するバックアップファイルの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ファイル名

デフォルト値:なし

--domaindir domain-root-dir

ドメインルートディレクトリー(復元するドメインの親ディレクトリー)を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ディレクトリーのパス

デフォルト値:Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/domains

--backupdir backup-directory

バックアップファイルが格納されているディレクトリーを指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ディレクトリーのパス

デフォルト値:Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/domains/domain-dir/backups ドメインがデフォルトの場所にない場合は、ロケーションはdomain-dir/backupsです。

--force[={false|true}]

復元するドメインの名称がバックアップファイルに格納されているドメインの名称と一致しなくても復元操作を継続できるようにします。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:false

domain-name

復元するドメインの名称を指定します。

Java EE Serverにドメインが1つだけの場合、このdomain-nameは省略できます。

指定したドメイン名とバックアップファイルに格納されているドメイン名が一致していない場合、--forceオプションを指定していないとエラーが発生します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ドメイン名

デフォルト値:Java EE Serverで有効な単一のドメイン

使用例

次の例では、指定されたバックアップディレクトリーに格納されている最新バックアップから、デフォルトドメインのdomain1のファイルを復元します。

asadmin restore-domain --backupdir /net/backups.example.com/glassfish domain1

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。