Hitachi

 Hitachi Application Server V10 ユーザーズガイドUNIX®用)


9.2.3 Webサーバのログの出力形式

Webサーバのリクエストログおよびアクセスログの出力形式を次に示します。

リクエストログ

出力形式
[時刻] (サーバプロセスID) client : hws <-- (クライアントIPアドレス:ポート番号,サーバIPアドレス:ポート番号[R])(ルートアプリケーション情報)
出力例
[Tue May 27 10:10:08.045 2014] (564) client : hws --> (10.210.185.27:49222,10.210.185.27:80[A])
[Tue May 27 10:10:08.046 2014] (564) client : hws <-- (10.210.185.27:49222,10.210.185.27:80[R])(10.209.15.47/250/0x0000000000000001)

アクセスログ

アクセスログへのルートアプリケーション情報出力は、ログフォーマットに%{hws_ap_root}nを指定することで出力されます。

ログフォーマットを次のように指定した場合のアクセスログの出力例を示します。

LogFormat "%h %l %u %t \"%r\" %>s %b \"%{Referer}i\" \"%{User-Agent}i\" %I %O" combinedio
LogFormat "%h %l %u %t \"%r\" %>s %b \"%{Referer}i\" \"%{User-Agent}i\"" combined
LogFormat "%h %l %u %t \"%r\" %>s %b" common
LogFormat "%{Referer}i -> %U" referer
LogFormat "%{User-agent}i" agent
LogFormat "%h %l %u %t \"%r\" %>s %b %P %{hws_ap_root}n %I %O %X %D \"%{Referer}i\" \"%{User-Agent}i\"" hws_trace
LogFormat "%h %l %u %t \"%r\" %>s %b %T %P %{hws_ap_root}n" hws_std
出力例
10.210.185.27 - - [27/May/2014:10:10:08.045 +0900] "GET / HTTP/1.0" 200 52 0.001 564 10.209.15.47/250/0x0000000000000001

WebSocketリクエストログ

WebSocketリクエストログの出力項目と、出力パターンごとの出力形式、および出力例について次に示します。

出力項目

出力項目

説明

ID

prefork MPMの場合:プロセス ID

worker MPMの場合:プロセス ID:スレッド ID

クライアントIP:ポート番号

クライアントのIPアドレスおよびポート番号。

IPアドレス1:ポート番号1

クライアントとの接続で使用しているWebサーバのIPアドレスおよびポート番号。

IPアドレス2:ポート番号2

バックエンドサーバとの接続で使用しているWebサーバのIPアドレスおよびポート番号。

IPアドレス3:ポート番号3

バックエンドサーバのIPアドレスおよびポート番号。

ルートAP情報

ルートアプリケーション情報。

ルートアプリケーション情報が取得できない場合、-が出力されます。

ステータスコード

ステータスコード。

ステータスコードを取得できない場合、-1が出力されます。

-->

クライアントからバックエンドサーバ方向へのデータの流れ。

<--

バックエンドサーバからクライアント方向へのデータの流れ。

-X-

データの送受信でエラー、またはコネクション切断。

---

事象なし。

出力形式
クライアントからバックエンドへのデータ送信に成功した場合
[時刻] (ID) クライアントIP:ポート番号 --> IPアドレス1:ポート番号1 --> IPアドレス2:ポート番号2 --> IPアドレス3:ポート番号3 ( ルートAP情報 )
バックエンドからクライアントへのデータ送信に成功した場合(初回)
[時刻] (ID) クライアントIP:ポート番号 <-- IPアドレス1:ポート番号1 <-- IPアドレス2:ポート番号2 <-- IPアドレス3:ポート番号3 ( ルートAP情報 )( ステータスコード )
バックエンドからクライアントへのデータ送信に成功した場合(2回目以降)
[時刻] (ID) クライアントIP:ポート番号 <-- IPアドレス1:ポート番号1 <-- IPアドレス2:ポート番号2 <-- IPアドレス3:ポート番号3 ( ルートAP情報 )
クライアントからのデータ受信でエラーが起きた場合
[時刻] (ID) クライアントIP:ポート番号 -X- IPアドレス1:ポート番号1 --> IPアドレス2:ポート番号2 --- IPアドレス3:ポート番号3 ( ルートAP情報 )
バックエンドへのデータ送信でエラーが起きた場合
[時刻] (ID) クライアントIP:ポート番号 --> IPアドレス1:ポート番号1 --> IPアドレス2:ポート番号2 -X- IPアドレス3:ポート番号3 ( ルートAP情報 )
バックエンドからのデータ受信でエラーが起きた場合
[時刻] (ID) クライアントIP:ポート番号 --- IPアドレス1:ポート番号1 <-- IPアドレス2:ポート番号2 -X- IPアドレス3:ポート番号3 ( ルートAP情報 )
クライアントへのデータ送信でエラーが起きた場合
[時刻] (ID) クライアントIP:ポート番号 -X- IPアドレス1:ポート番号1 <-- IPアドレス2:ポート番号2 <-- IPアドレス3:ポート番号3 ( ルートAP情報 )
バックエンドとのコネクション切断を検知した場合
[時刻] (ID) クライアントIP:ポート番号 --- IPアドレス1:ポート番号1 --- IPアドレス2:ポート番号2 -X- IPアドレス3:ポート番号3 ( ルートAP情報 )
クライアントとのコネクション切断を検知した場合
[時刻] (ID) クライアントIP:ポート番号 --- IPアドレス1:ポート番号1 -X- IPアドレス2:ポート番号2 --- IPアドレス3:ポート番号3 ( ルートAP情報 )
出力例

時刻、およびID(プロセスIDまたはスレッド ID)は省略しています。

10.210.185.27:49504 --> 10.196.211.205:443 --> 10.196.211.205:35307 --> 10.210.185.50:80 (10.196.211.205/24805/0x00000000000193b1)
10.210.185.27:49504 <-- 10.196.211.205:443 <-- 10.196.211.205:35307 <-- 10.210.185.50:80 (10.196.211.205/24805/0x00000000000193b1)(101)
10.210.185.27:49504 <-- 10.196.211.205:443 <-- 10.196.211.205:35307 <-- 10.210.185.50:80 (10.196.211.205/24805/0x00000000000193b1)
10.210.185.27:49504 --> 10.196.211.205:443 --> 10.196.211.205:35307 --> 10.210.185.50:80 (10.196.211.205/24805/0x00000000000193b1)
10.210.185.27:49504 <-- 10.196.211.205:443 <-- 10.196.211.205:35307 <-- 10.210.185.50:80 (10.196.211.205/24805/0x00000000000193b1)
10.210.185.27:49504 --> 10.196.211.205:443 --> 10.196.211.205:35307 --> 10.210.185.50:80 (10.196.211.205/24805/0x00000000000193b1)
10.210.185.27:49504 --- 10.196.211.205:443 --- 10.196.211.205:35307 -X- 10.210.185.50:80 (10.196.211.205/24805/0x00000000000193b1)