8.2.4 asadminユーティリティーコマンドのプロセスに適用する環境変数を変更する
asadminユーティリティーコマンドのプロセスに適用する環境変数を変更するには、Java EE Serverの環境変数定義ファイル(asenv.conf)を編集します。asadminユーティリティーコマンドのプロセスに適用する環境変数には、JavaヒープなどのJavaメモリーの値や、asadminユーティリティーコマンドのログなどを設定します。例えば、デプロイしたアプリケーション数やアプリケーション中のファイル数が多く、Java EEサーバの起動時にメモリー不足になる場合は、asadminユーティリティーコマンドのプロセスに適用するJavaヒープ領域のサイズを変更します。
前提条件
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ドメイン管理サーバが起動している
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Application Serverが起動している
想定ユーザー
- システム構築者
操作手順
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ハードウェアロードバランサーを使用している場合は、ハードウェアロードバランサーを閉塞します。
閉塞の方法は、使用しているハードウェアロードバランサーのマニュアルを参照してください。
パフォーマンストレーサー、サーバインスタンス、およびWebサーバが停止していない場合は、手順2に進んでください。
パフォーマンストレーサー、サーバインスタンス、およびWebサーバがすでに停止している場合は、手順1〜手順5を省略してください。
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asadminユーティリティーコマンドのstop-serversサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサー、サーバインスタンス、およびWebサーバを一括停止します。
asadmin stop-servers
コマンドの実行結果を次に示します。
Command stop-servers executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのlist-prfsサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサーの一覧を表示します。
asadmin list-prfs
コマンドの実行結果を次に示します。パフォーマンストレーサーのステータスがnot runningになっていることを確認してください。
パフォーマンストレーサー名 not running Command list-prfs executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのlist-instancesサブコマンドに--longオプションを指定して実行し、サーバインスタンスの一覧を表示します。
asadmin list-instances --long=true
コマンドの実行結果を次に示します。サーバインスタンスのステータスがnot runningになっていることを確認してください。
サーバインスタンス名 ホスト名 ポート番号 プロセスID クラスター名 not running Command list-instances executed successfully.
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クラスター名は、複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合だけ表示されます。
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asadminユーティリティーコマンドのlist-webserversサブコマンドを実行して、Webサーバの一覧を表示します。
asadmin list-webservers
コマンドの実行結果を次に示します。Webサーバのステータスがnot runningになっていることを確認してください。
Webサーバ名 not running Command list-webservers executed successfully.
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Java EE Serverの環境変数定義ファイル(asenv.conf)を編集して、asadminユーティリティーコマンドのプロセスに適用する環境変数を変更します。
複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合は、リモートホストおよびローカルホストのそれぞれに対して、環境変数を変更します。
- Java EE Serverの環境変数定義ファイル
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Application Serverのインストールディレクトリー/javaee/glassfish/config/asenv.conf
- 編集の例
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例えば、Javaヒープ領域の最大サイズを変更する場合は、環境変数HJES_ASADMIN_JVM_OPTIONSに値を指定します。
HJES_ASADMIN_JVM_OPTIONS=-Xmx256m
ここで変更作業を完了する場合は、手順7に進んでください。
次の環境定義を変更する場合は、Application Serverを一括起動しないで、それぞれの環境定義を実施してください。
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Application Serverの設定
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Webサーバの設定
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JavaVMオプション
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asadminユーティリティーコマンドのstart-serversサブコマンドを実行して、Application Serverを一括で起動します。
asadmin start-servers
コマンドの実行結果を次に示します。
Command start-servers executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのlist-prfsサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサーの一覧を表示します。
asadmin list-prfs
コマンドの実行結果を次に示します。パフォーマンストレーサーのステータスがrunningになっていることを確認してください。
パフォーマンストレーサー名 running Command list-prfs executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのlist-instancesサブコマンドに--longオプションを指定して実行し、サーバインスタンスの一覧を表示します。
asadmin list-instances --long=true
コマンドの実行結果を次に示します。サーバインスタンスのステータスがrunningになっていることを確認してください。
サーバインスタンス名 ホスト名 ポート番号 プロセスID クラスター名 running Command list-instances executed successfully.
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クラスター名は、複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合だけ表示されます。
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サーバインスタンスの起動に成功したかどうかは、Java EEサーバ(サーバインスタンス)のメッセージログにKDKD20031-Iが出力されているかどうか、またはAdministration ConsoleのJava EEサーバ(サーバインスタンス)のステータスでも確認できます。
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asadminユーティリティーコマンドのlist-webserversサブコマンドを実行して、Webサーバの一覧を表示します。
asadmin list-webservers
コマンドの実行結果を次に示します。Webサーバのステータスがrunningになっていることを確認してください。
Webサーバ名 running Command list-webservers executed successfully.
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ハードウェアロードバランサーを使用している場合は、ハードウェアロードバランサーの閉塞を解除します。
閉塞を解除する方法は、使用しているハードウェアロードバランサーのマニュアルを参照してください。