7.6.4 マシンの停止時にシステムを同時に停止する(Red Hat Enterprise Linux Server 7の場合)
マシンの停止時にシステムを同時に停止するには、システムの停止処理を記述したsystemdのユニット設定ファイルを作成します。ユニット設定ファイルには、asadminユーティリティーコマンドのstop-serversサブコマンド、およびstop-domainサブコマンドを記述します。
前提条件
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ドメイン管理サーバが起動している
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Application Serverが起動している
想定ユーザー
- システム構築者
操作手順
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asadminユーティリティーコマンドのstop-serversサブコマンド、およびstop-domainサブコマンドを記述したsystemdのユニット設定ファイルを作成します。
マシンの起動時にシステムを同時に開始する設定をしていて、かつ記述例に示すとおりstop-serversサブコマンド、stop-domainサブコマンドも記載している場合、手順1および手順2は不要です。次の記述例は、マシンの起動時にシステムを同時に開始する場合に使用する設定ファイルの例と同じです。
ユニット設定ファイル※1の記述例を次に示します。
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stop-domainサブコマンドを記述する場合
[Unit] Description=Application Server Domain After=network.target [Service] Type=oneshot ExecStart=/opt/hitachi/APServer/javaee/glassfish/bin/asadmin start-domain※2 ExecStop=/opt/hitachi/APServer/javaee/glassfish/bin/asadmin stop-domain※2 RemainAfterExit=yes TimeoutStartSec=630 TimeoutStopSec=90 [Install] WantedBy=multi-user.target
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stop-serversサブコマンドを記述する場合
[Unit] Description=Application Server After=HAS_domain1.service Requires=HAS_domain1.service [Service] Type=oneshot ExecStart=/opt/hitachi/APServer/javaee/glassfish/bin/asadmin start-servers※3 ExecStop=/opt/hitachi/APServer/javaee/glassfish/bin/asadmin stop-servers※3 RemainAfterExit=yes TimeoutStartSec=930 TimeoutStopSec=930 [Install] WantedBy=multi-user.target
- 注※1
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コマンドの実行だけをサービスとして記述する場合の例です。systemdのユニット設定ファイルの詳細は、Red Hat Enterprise Linux Server 7のドキュメントを参照してください。
- 注※2
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ローカルホストのデフォルトドメインを停止する場合の例です。asadminオプションおよびサブコマンドオプションは環境に応じて適切に記述してください。
- 注※3
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ローカルホストのデフォルトドメイン内のすべてのサーバを一括停止する場合の例です。asadminオプションは環境に応じて適切に記述してください。
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作成したユニット設定ファイルを/etc/systemd/system/に配置し、systemctl enable サービス名コマンドでサービスを有効にします。
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マシンの停止時にシステムが同時に停止できるかどうかを確認するために、マシンをシャットダウンします。
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実行結果を確認します。
マシンの停止時にシステムが同時に停止できない場合は、スクリプトの内容や、スクリプトの登録に問題がないかを確認してください。