Hitachi

 Hitachi Application Server V10 ユーザーズガイドWindows®用)


10.2.2 Java EEサーバのログの出力形式

Java EEサーバが提供するログの出力形式と出力項目について説明します。

Java EEサーバの提供するログ

Java EEサーバが提供するログの種別を次に示します。

それぞれのログの出力形式と、出力項目について説明します。

メッセージログ

出力形式
番号 日付 時刻 アプリケーション名 pid tid メッセージID  テキスト
出力項目

出力項目

説明

番号

トレースレコードの通番(4けた) 。

日付

トレースの取得日付。yyyy/mm/dd形式で出力されます。

時刻

トレースの取得時刻。hh:mm:ss.sss形式で出力されます。

アプリケーション名

アプリケーション識別名。

アプリケーションを特定するための名称です。

pid

プロセスID。

tid

スレッド識別子。

スレッドを識別するためのIDです。

メッセージID

メッセージID。

メッセージを区別するためのIDです。

テキスト

メッセージテキスト。

ログレベル

ログレベル

概要

1

システムが続行できなくなる障害に関するメッセージや運用時に必須となるメッセージなどを出力します。

2

レベル1のメッセージに加え、障害になるおそれがある事象に関する警告メッセージなどを出力します。

3

レベル2のメッセージに加え、稼働情報に関するメッセージなどを出力します。

レベル3は開発環境だけで使用し、実行環境では使用しないでください。

スタックトレースログ

出力形式

メッセージログと同じです。

出力項目

メッセージログと同じです。

Java VMログ

拡張verbosegc出力機能(G1GC使用時以外)

出力形式

[id] date (Skip Full:full_count, Copy:copy_count)
[gc_kind gc_info, gc_time secs][Eden: eden_info][Survivor: survivor_info]
[Tenured: tenured_info][Metaspace: metaspace_info]
[class space: class_space_info] [cause:cause_info] [User: user_cpu secs]
[Sys: system_cpu secs][IM: jvm_alloc_size, mmap_total_size, malloc_total_size]
[TC: thread_count]
[DOE: doe_alloc_size, called_count][CCI: cc_used_sizeK, cc_max_sizeK, cc_infoK]

改行はありません。

出力項目

出力項目

説明

id

Java VM ログファイル識別子。

date

GCの開始日時。-XX:-HitachiVerboseGCPrintDateオプション指定時は出力されません。

full_count

FullGCをスキップした回数。-XX:HitachiVerboseGCIntervalTimeオプション指定時に出力されます。

copy_count

CopyGCをスキップした回数。-XX:HitachiVerboseGCIntervalTimeオプション指定時に出力されます。

gc_kind

GC種別(Full GC またはGC)。

gc_info

GC情報(GC前の領域長 -> GC後の領域長(領域サイズ)) (例) 264K->0K(512K)。

gc_time

GC経過時間(単位:秒)。

Eden

Eden領域の種別(DefNew::Eden)。

eden_info

Eden領域のメモリー情報。

Survivor

Survivor領域の種別(DefNew::Survivor)。

survivor_info

Survivor領域のメモリー情報。

Tenured

Tenured領域の種別(Tenured)。

tenured_info

Tenured領域のメモリー情報。

metaspace_info

Metaspace領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

classspace_info

CompressedClassSpace情報(単位:キロバイト)。

cause_info

GC要因内容。

user_cpu

GCスレッドがユーザーモードに費やしたCPU 時間(単位:秒)。

system_cpu

GCスレッドがカーネルモードに費やしたCPU 時間(単位:秒)。

jvm_alloc_size

Java VM 内部で管理している領域のうち、現在使用中の領域のサイズ。

mmap_total_size

Java VM 内部で管理している領域のうち、mmap(Windows の場合は VirtualAlloc)で割り当てたCヒープ領域の総サイズ。-XX:+HitachiVerboseGCPrintJVMInternalMemoryオプション指定時に出力されます。

malloc_total_size

Java VM 内部で管理している領域のうち、mallocで割り当てたCヒープの総 サイズ。-XX:+HitachiVerboseGCPrintJVMInternalMemoryオプション指定時に出力されます。

thread_count

Java スレッドの数。-XX:+HitachiVerboseGCPrintThreadCountオプション指定時に出力されます。

doe_alloc_size

java.io.File.deleteOnExit()を呼び出して確保した累積のヒープサイズ。-XX:+HitachiVerboseGCPrintDeleteOnExitオプション指定時に出力されます。

called_count

java.io.File.deleteOnExit()の呼び出し回数。-XX:+HitachiVerboseGCPrintDeleteOnExitオプション指定時に出力されます。

cc_used_size

GC時のコードキャッシュ領域の使用サイズ(単位:キロバイト)。-XX:+PrintCodeCacheInfoオプション指定時に出力されます。

cc_max_size

コードキャッシュ領域の最大サイズ(単位:キロバイト)。-XX:+PrintCodeCacheInfoオプション指定時に出力されます。

cc_info

保守情報。-XX:+PrintCodeCacheInfoオプション指定時に出力されます。

拡張verbosegc出力機能(G1GC使用時)

出力形式

[id]date[gc_kind gc_info, gc_time secs][Status:gc_status]
[G1GC::Eden: eden_info][G1GC::Survivor: survivor_info]
[G1GC::Tenured: tenured_info][G1GC::Humongous: humongous_info]
[G1GC::Free: free_info][Metaspace: metaspace_info]
[class space: class_space_info] [cause:cause_info][RegionSize: region_sizeK]
[Target: target_time secs][Predicted: predicted_time secs]
[TargetTenured: target_sizeK][Reclaimable: reclaimable_info]
[User: user_cpu secs][Sys: system_cpu secs]
[IM: jvm_alloc_sizeK, mmap_total_sizeK, malloc_total_sizeK]
[TC: thread_count][DOE: doe_alloc_sizeK, called_count]
[CCI: cc_used_sizeK, cc_max_sizeK, cc_infoK]

改行はありません。

出力項目

出力項目

説明

id

Java VM ログファイル識別子。

date

GCまたはCMの開始日時。

gc_kind

GCまたはCMの種別。

Full GCMixed GCYoung GCYoung GC(initial-mark)CM Remark、または、CM Cleanupが出力されます。

gc_info

Javaヒープ領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

gc_time

GC経過時間(単位:秒)。

gc_status

GCの状態(to exhaustedまたは-)。

gc_kindがYoung GCYoung GC(initial-mark)または、Mixed GCのどれかの場合

-またはto exhaustedが出力されます。

gc_kindがYoung GCYoung GC(initial-mark)または、Mixed GC以外の場合

-が出力されます。

eden_info

Eden領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

survivor_info

Survivor領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

tenured_info

Tenured領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

humongous_info

Humongous領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

free_info

Free領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

metaspace_info

Metaspace領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

classspace_info

CompressedClassSpace情報(単位:キロバイト)。

cause_info

GC要因内容。

region_size

1リージョンのサイズ(単位:キロバイト)。

target_time

GCによるアプリケーション停止時間の目標時間(単位:秒)。

predicted_time

Java VMが予測したGCによるアプリケーション停止時間(単位:秒)。

target_size

Mixed GCでGC対象となったTenured領域のサイズ。

reclaimable_info

予測回収サイズ情報(単位:キロバイト)。

user_cpu

GCスレッドがユーザーモードに費やしたCPU 時間(単位:秒)。-XX:-HitachiVerboseGCCpuTimeオプション指定時は出力されません。

CPU時間取得に失敗した場合にはunknownが表示されます。

system_cpu

GCスレッドがカーネルモードに費やしたCPU 時間(単位:秒)。 -XX:-HitachiVerboseGCCpuTimeオプション指定時は出力されません。

CPU時間取得に失敗した場合にはunknownが表示されます。

CSV形式出力(G1GC使用時以外)

出力形式

id,date,full_count,copy_count,gc_kind,gc_info,gc_time,eden_info,
survivor_info,tenured_info,metaspace_info,classspace_info,cause_info,user_cpu,
system_cpu,jvm_alloc_size,mmap_total_size,malloc_total_size,thread_count,
doe_alloc_size,called_count,cc_used_size,cc_max_size,cc_info

改行はありません。

出力項目

出力項目

説明

id

Java VM ログファイル識別子。

date

GCの開始日時。

full_count

FullGCをスキップした回数(-XX:HitachiVerboseGCIntervalTimeオプション指定時に出力されます)。

copy_count

CopyGCをスキップした回数。-XX:HitachiVerboseGCIntervalTimeオプション指定時に出力されます。

gc_kind

GC種別(Full GC またはGC)。

gc_info

GC情報(GC前の領域長 -> GC後の領域長(領域サイズ))(単位:キロバイト)。

(例) 264K->0K(512K)。

gc_time

GC経過時間(単位:秒)。

eden_info

Eden領域情報(単位:キロバイト)。

survivor_info

Survivor領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

tenured_info

Tenured領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

metaspace_info

Metaspace領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

classspace_info

CompressedClassSpace情報(単位:キロバイト)。

圧縮オブジェクトポインタ機能が無効の場合はダミーで0を出力します。

cause_info

GC要因番号。-XX:-HitachiVerboseGCPrintCauseオプション指定時は出力さません。

user_cpu

GCスレッドがユーザーモードに費やしたCPU 時間(単位:秒)。

CPU時間取得に失敗した場合にはunknownが表示されます。-XX:-HitachiVerboseGCCpuTimeオプション指定時は出力されません。

system_cpu

GCスレッドがカーネルモードに費やしたCPU 時間(単位:秒)。

CPU 時間取得に失敗した場合にはunknown が表示されます。-XX:-HitachiVerboseGCCpuTimeオプション指定時は出力されません。

jvm_alloc_size

Java VM 内部で管理している領域のうち、現在使用中の領域のサイズ。

mmap_total_size

Java VM 内部で管理している領域のうち、mmap(Windows の場合は VirtualAlloc)で割り当てたCヒープ領域の総サイズ。-XX:-HitachiVerboseGCPrintJVMInternalMemoryオプション指定時は出力されません。

malloc_total_size

Java VM 内部で管理している領域のうち、mallocで割り当てたCヒープ領域の総サイズ。-XX:-HitachiVerboseGCPrintJVMInternalMemoryオプション指定時は出力されません。

thread_count

Java スレッドの数。-XX:-HitachiVerboseGCPrintJVMInternalMemoryオプション指定時は出力されません。

doe_alloc_size

java.io.File.deleteOnExit()を呼び出して確保した累積のヒープサイズ-XX:-HitachiVerboseGCPrintDeleteOnExitオプション指定時は出力されません。

called_count

java.io.File.deleteOnExit()の呼び出し回数。-XX:-HitachiVerboseGCPrintDeleteOnExitオプション指定時は出力されません。

cc_used_size

GC時のコードキャッシュ領域の使用サイズ(単位:キロバイト)。-XX:-PrintCodeCacheInfoオプション指定時は出力されません。

cc_max_size

コードキャッシュ領域の最大サイズ(単位:キロバイト)。-XX:-PrintCodeCacheInfoオプション指定時は出力されません。

cc_info

保守情報。-XX:-PrintCodeCacheInfoオプション指定時は出力されません。

CSV形式出力(G1GC使用時)

出力形式

id,date,gc_kind,gc_info,gc_time,gc_status,eden_info,survivor_info,
tenured_info,humongous_info,free_info,metaspace_info,
classspace_info,cause_info,region_size,target_time,predicted_time,
target_size,reclaimable_info,user_cpu,system_cpu,jvm_alloc_size,
mmap_total_size,malloc_total_size,thread_count,doe_alloc_size,
called_count,cc_used_size,cc_max_size,cc_info

改行はありません。

出力項目

出力項目

説明

id

Java VM ログファイル識別子。

date

GCの開始日時。

gc_kind

GCまたはCMの種別。

Full GCMixed GCYoung GCYoung GC(initial-mark)CM Remark、または、 CM Cleanupが出力されます。

gc_info

Javaヒープ領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

gc_time

GCによるアプリケーション停止時間(単位:秒)。

gc_status

GCの状態(to exhaustedまたは-)。

gc_kindがYoung GCYoung GC(initial-mark)または、Mixed GCのどれかの場合

-またはto exhaustedが出力されます。

gc_kindがYoung GCYoung GC(initial-mark)または、Mixed GC以外の場合

-が出力されます。

eden_info

Eden領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

survivor_info

Survivor領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

tenured_info

Tenured領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

humongous_info

Humongous領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

free_info

Free領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

metaspace_info

Metaspace領域のメモリー情報(単位:キロバイト)。

classspace_info

CompressedClassSpace情報(単位:キロバイト)。

cause_info

GC要因内容。

region_size

1リージョンのサイズ(単位:キロバイト)。

target_time

GCによるアプリケーション停止時間の目標時間(単位:秒)。

predicted_time

Java VMが予測したGCによるアプリケーション停止時間(単位:秒)。

target_size

Mixed GCでGC対象となったTenured領域のサイズ。

reclaimable_info

予測回収サイズ情報(単位:キロバイト)。

user_cpu

全GCスレッドがユーザーモードに費やしたCPU 時間(単位:秒)。-XX:-HitachiVerboseGCCpuTimeオプション指定時は出力されません。

CPU時間取得に失敗した場合にはunknownが表示されます。

system_cpu

全スレッドがカーネルモードに費やしたCPU 時間(単位:秒)。 -XX:-HitachiVerboseGCCpuTimeオプション指定時は出力されません。

CPU時間取得に失敗した場合にはunknownが表示されます。

明示管理ヒープ機能のイベントログ

明示管理ヒープ機能のイベントログの出力契機は、設定しているログ出力レベルに応じて、イベントが異なります。

ログ出力レベルには、normalverbosedebugの3種類があります。各レベルごとの出力形式を示します。

normalの場合(GC時のExplicitヒープの利用状況)

出力形式

[ENS]ctime[EH: EH_USED_BF->EH_USED_AF(EH_TOTAL/EH_MAX)]
[E/F/D: AC_NUM/FL_NUM/DA_NUM][cause:CAUSE][CF: CF_CNT]

改行はありません。

出力項目

出力項目

説明

ctime

GC発生の日時を示します。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式で出力されます。

HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

EH_USED_BF

GC前の、Explicitヒープの利用済みサイズが出力されます(単位:キロバイト)。

EH_USED_AF

GC後の、Explicitヒープ利用済みサイズ。

EH_TOTAL

GC後の、確保済みExplicitヒープサイズ(単位:キロバイト)。

EH_MAX

Explicitヒープ最大サイズ(単位:キロバイト)。

AC_NUM

GC後の、サブ状態がEnableである有効なExplicitメモリーブロック数。

FL_NUM

拡張用の出力項目であり、常に0が出力されます。

DA_NUM

GC後の、サブ状態がDisableである有効なExplicitメモリーブロック数。

CAUSE

GCはCopy GC、Full GCはFull GCが契機となって、このログを出力したことを示します。

CF_CNT

前回のGCから今回のGCまでの間に、Explicitメモリーブロックの初期化に失敗した回数。

normalの場合(Explicitメモリーブロック解放処理)

出力形式

[ENS]ctime[EH: EH_USED_BF->EH_USED_AF(EH_TOTAL/EH_MAX), 
ELAPSED secs][E/F/D: AC_NUM/FL_NUM/DA_NUM]
[DefNew::Eden: ED_USED_BF->ED_USED_AF(ED_TOTAL)]
[DefNew::Survivor: SV_USED_BF->SV_USED_AF(SV_TOTAL)]
[Tenured: TN_USED_BF->TN_USED_AF(TN_TOTAL)][User: USERCPU secs]
[Sys: SYSCPU secs][cause:CAUSE]

出力項目

出力項目

説明

ctime

Explicitメモリーブロック解放処理発生の日時。拡張verbosegc機能で出力されるログと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

EH_USED_BF

Explicitメモリーブロック解放処理前の、Explicitヒープ利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_USED_AF

Explicitメモリーブロック解放処理後の、Explicitヒープ利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_TOTAL

Explicitメモリーブロック解放処理後の、確保済みExplicitヒープサイズ(単位:キロバイト)。

EH_MAX

Explicitヒープ最大サイズ(単位:キロバイト)。

ELAPSED

Explicitメモリーブロック解放処理に要した時間(単位:秒)。

AC_NUM

Explicitメモリーブロック解放処理後の、サブ状態がEnableである有効なExplicitメモリーブロック数。

FL_NUM

拡張用の出力項目であり、常に0を示します。

DA_NUM

Explicitメモリーブロック解放処理後の、サブ状態がDisableである有効なExplicitメモリーブロック数。

ED_USED_BF

Explicitメモリーブロック解放処理前の、Eden領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

ED_USED_AF

Explicitメモリーブロック解放処理後の、Eden領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

ED_TOTAL

Explicitメモリーブロック解放処理後の、Eden領域確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

SV_USED_BF

Explicitメモリーブロック解放処理前の、Survivor領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

SV_USED_AF

Explicitメモリーブロック解放処理後の、Survivor領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

SV_TOTAL

Explicitメモリーブロック解放処理後の、Survivor領域確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

TN_USED_BF

Explicitメモリーブロック解放処理前の、Tenured領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

TN_USED_AF

Explicitメモリーブロック解放処理後の、Tenured領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

TN_TOTAL

Explicitメモリーブロック解放処理後の、Tenured領域確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

USERCPU

Explicitメモリーブロック解放処理に要したユーザーCPU時間(単位:秒)。

SYSCPU

Explicitメモリーブロック解放処理に要したシステムCPU時間(単位:秒)。

CAUSE

必ずReclaimと出力します。Explicitメモリーブロックの解放で出力したログであることを示します。

normalの場合(Explicitメモリーブロック解放処理時のJavaヒープあふれ)

出力形式

[ENS]ctime[EH: EH_USED_BF->EH_USED_AF(EM_TOTAL/EH_MAX), 
ELAPSED secs][E/F/D: AC_NUM/FL_NUM/DA_NUM]
[DefNew::Eden: ED_USED_BF->ED_USED_AF(ED_TOTAL)]
[DefNew::Survivor: SV_USED_BF->SV_USED_AF(SV_TOTAL)]
[Tenured: TN_USED_BF->TN_USED_AF(TN_TOTAL)][User: USERCPU secs]
[Sys: SYSCPU secs][cause:CAUSE]

出力項目

出力項目

説明

ctime

Explicitメモリーブロック解放処理発生の日時。拡張verbosegc機能で出力されるログと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

EH_USED_BF

Explicitメモリーブロック解放処理前の、Explicitヒープ利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_USED_AF

Javaヒープがあふれたあとの、Explicitヒープ利用済みサイズ。Javaヒープがあふれた場合は、Explicitメモリーブロックの解放処理を行なわないため、必ずEH_USED_BFと同じ値になります(単位:キロバイト)。

EH_TOTAL

Javaヒープがあふれたあとの、確保済みExplicitヒープサイズ(単位:キロバイト)。

EH_MAX

Explicitヒープ最大サイズ(単位:キロバイト)。

ELAPSED

Explicitメモリーブロック解放処理開始から、Javaヒープがあふれるまでの時間(単位:秒)。

AC_NUM

Javaヒープがあふれたあとの、サブ状態がEnableである有効なExplicitメモリーブロック数。

FL_NUM

拡張用の出力項目であり、常に0を示します。

DA_NUM

Javaヒープがあふれたあとの、サブ状態がDisableである有効なExplicitメモリーブロック数。

ED_USED_BF

Explicitメモリーブロック解放処理前の、Eden領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

ED_USED_AF

Javaヒープがあふれたあとの、Eden領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

ED_TOTAL

Javaヒープがあふれたあとの、Eden領域確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

SV_USED_BF

Explicitメモリーブロック解放処理前の、Survivor領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

SV_USED_AF

Javaヒープがあふれたあとの、Survivor領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

SV_TOTAL

Javaヒープがあふれたあとの、Survivor領域確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

TN_USED_BF

Explicitメモリーブロック解放処理前の、Tenured領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

TN_USED_AF

Javaヒープがあふれたあとの、Tenured領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

TN_TOTAL

Javaヒープがあふれたあとの、Tenured領域確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

USERCPU

Explicitメモリーブロック解放処理開始から、JavaヒープがあふれるまでのユーザーCPU時間(単位:秒)。

SYSCPU

Explicitメモリーブロック解放処理開始から、JavaヒープがあふれるまでのシステムCPU時間(単位:秒)。

CAUSE

必ずReclaimingと出力されます。Explicitメモリーブロック解放処理時のJavaヒープあふれで出力したログであることを示します。

normalの場合(Explicitメモリーブロックのマイグレート処理)

出力形式

[ENS]ctime[EH: EH_USED_BF->EH_USED_AF(EH_TOTAL>/EH_MAX), 
ELAPSED secs][E/F/D: AC_NUM/FL_NUM/DA_NUM]
[DefNew::Eden: ED_USED_BF->ED_USED_AF>(ED_TOTAL)]
[DefNew::Survivor: SV_USED_BF->SV_USED_AF(SV_TOTAL)]
[Tenured: TN_USED_BF->TN_USED_AF(TN_TOTAL)]
[target:EH_MIG_TRG/EH_MIG_DED/EH_MIG_LIV]
[User: USERCPU secs][Sys: SYSCPU secs][cause:CAUSE]

出力項目

出力項目

説明

ctime

Explicitメモリーブロックの自動マイグレート予約発生の日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。

HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

EH_USED_BF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理前の、Explicitヒープ利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_USED_AF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理後の、Explicitヒープ利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_TOTAL

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理後の、確保済みExplicitヒープサイズ(単位:キロバイト)

EH_MAX

Explicitヒープ最大サイズ(単位:キロバイト)。

ELAPSED

Explicitメモリーブロックの自動マイグレート予約の処理の開始から、マイグレート処理終了までの時間(単位:秒)。

AC_NUM

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理後の、サブ状態がEnableである有効なExplicitメモリーブロック数。

FL_NUM

拡張用の出力項目であり、常に0を示します。

DA_NUM

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理後の、サブ状態がDisableである有効なExplicitメモリーブロック数。

ED_USED_BF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理前の、Eden領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

ED_USED_AF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理後の、Eden領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

ED_TOTAL

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理後の、Eden領域確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

SV_USED_BF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理前の、Survivor領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

SV_USED_AF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理後の、Survivor領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

SV_TOTAL

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理後の、Survivor領域確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

TN_USED_BF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理前の、Tenured領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

TN_USED_AF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理後の、Tenured領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

TN_TOTAL

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理後の、Tenured領域確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_MIG_TRG

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理を行ったExplicitヒープの利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_MIG_DED

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理を行ったことによって減少した、Explicitヒープの利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_MIG_LIV

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理を行ったことによって減少しなかった、Explicitヒープの利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

USERCPU

Explicitメモリーブロックの自動マイグレート予約の処理の開始から、マイグレート処理終了までのユーザーCPU時間(単位:秒)。

SYSCPU

Explicitメモリーブロックの自動マイグレート予約の処理の開始から、マイグレート処理終了までのシステムCPU時間(単位:秒)。

CAUSE

必ずMigrateと出力されます。Explicitメモリーブロックのマイグレート処理で出力したログであることを示します。

normalの場合(Explicitメモリーブロックのマイグレート処理時のJavaヒープあふれ)

出力形式

[ENS]ctime[EH: EH_USED_BF->EH_USED_AF(EH_TOTAL/EH_MAX), 
ELAPSED secs][E/F/D: AC_NUM/FL_NUM/DA_NUM]
[DefNew::Eden: ED_USED_BF->ED_USED_AF(ED_TOTAL)]
[DefNew::Survivor: SV_USED_BF->SV_USED_AF(SV_TOTAL)]
[Tenured: TN_USED_BF->TN_USED_AF(TN_TOTAL)]
[target:EH_MIG_TRG/EH_MIG_DED/EH_MIG_LIV]
[User: USERCPU secs][Sys: SYSCPU secs][cause:CAUSE]

出力項目

出力項目

説明

ctime

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理発生の日時。

拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。

HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

EH_USED_BF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理前の、Explicitヒープ利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_USED_AF

Javaヒープがあふれたあとの、Explicitヒープ利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_TOTAL

Javaヒープがあふれたあとの、確保済みExplicitヒープサイズ(単位:キロバイト)。

EH_MAX

Explicitヒープ最大サイズ(単位:キロバイト)。

ELAPSED

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理開始から、Javaヒープがあふれるまでの時間(単位:秒)。

AC_NUM

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理後の、サブ状態がEnableである有効なExplicitメモリーブロック数。

FL_NUM

拡張用の出力項目であり、常に0を示します。

DA_NUM

Javaヒープがあふれたあとの、サブ状態がDisableである有効なExplicitメモリーブロック数。

ED_USED_BF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理前の、Eden領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

ED_USED_AF

Javaヒープがあふれたあとの、Eden領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

ED_TOTAL

Javaヒープがあふれたあとの、Eden領域確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

SV_USED_BF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理前の、Survivor領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

SV_USED_AF

Javaヒープがあふれたあとの、Survivor領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

SV_TOTAL

Javaヒープがあふれたあとの、Survivor領域確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

TN_USED_BF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理前の、Tenured領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

TN_USED_AF

Javaヒープがあふれたあとの、Tenured領域利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

TN_TOTAL

Javaヒープがあふれたあとの、Tenured領域確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_MIG_TRG

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理を行ったExplicitヒープの利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_MIG_DED

Javaヒープがあふれたあとの、それまでにExplicitメモリーブロックのマイグレート処理を行ったことによって減少した、Explicitヒープの利用済みサイズ(単位:キロバイト)。常に0Kを出力します。

EH_MIG_LIV

Javaヒープがあふれたあとの、それまでにExplicitメモリーブロックのマイグレート処理を行ったことによって減少しなかった、Explicitヒープの利用済みサイズ(単位:キロバイト)。Javaヒープあふれの発生原因となったオブジェクトのサイズは含まれません。

USERCPU

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理開始から、JavaヒープがあふれるまでのユーザーCPU時間(単位:秒)。

SYSCPU

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理開始から、JavaヒープがあふれるまでのシステムCPU時間(単位:秒)。

CAUSE

必ずMigratingと出力されます。Explicitメモリーブロックのマイグレート処理時のJavaヒープあふれで出力したログであることを示します。

normalの場合(明示管理ヒープ自動配置設定ファイルオープンエラー)

出力形式

[ENA]ctime failed to open file. [file=FILENAME]

出力項目

出力項目

説明

ctime

明示管理ヒープ自動配置設定ファイルのオープンに失敗した日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

FILENAME

ファイルのオープンに失敗した自動配置設定ファイルの名前(ディレクトリー名を含まない )。

normalの場合(明示管理ヒープ自動配置設定ファイルパースエラー)

出力形式

[ENA]ctime parsed error line. [file=FILENAME line=LINENO]

出力項目

出力項目

説明

ctime

明示管理ヒープ機能自動配置設定ファイルのパースに失敗した日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

FILENAME

ファイルのパースに失敗した自動配置設定ファイルの名前(ディレクトリー名を含まない)。

LINENO

パースに失敗した行数。

normalの場合(明示管理ヒープ自動配置エラー)

出力形式

[ENA]ctime creation 
CLASS_LIST class's object in explicit memory is failed. 
[target=CLASS_METHOD 
detail=MESSAGE]

出力項目

出力項目

説明

ctime

明示管理ヒープ機能が明示管理ヒープ配置化に失敗した日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

CLASS_LIST

明示管理ヒープ上へ配置しようとしたオブジェクトの完全限定クラス名のリスト。リストが空の場合があります。

CLASS_METHOD

明示管理ヒープ配置化に失敗したクラスの完全限定名。より詳細な失敗個所を示すメソッド名も出力することがあります。

MESSAGE

明示管理ヒープ配置化に失敗した原因を示す詳細メッセージ。

normalの場合(明示管理ヒープ自動配置のスキップ)

出力形式

[ENA]ctime creation class's object in explicit memory is skipped. [
detail = MESSAGE]

出力項目

出力項目

説明

ctime

明示管理ヒープ機能が明示管理ヒープ配置化をスキップした日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

MESSAGE

明示管理ヒープ配置化をスキップした原因を示す詳細メッセージ。

normalの場合(明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能の設定ファイルオープンエラー)

出力形式

[ENO]ctime failed to open file. [TYPE] [file=FILENAME]

出力項目

出力項目

説明

ctime

明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能の設定ファイルのオープンに失敗した日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。

HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

TYPE

ファイルのオープンや読み込みに失敗した設定ファイルの種類を示します。

SYS:システムが設定している設定ファイル

USR:ユーザーがオプションで指定したファイルパスの設定ファイル

DEF:デフォルト配置場所にあるユーザー用の設定ファイル

FILENAME

ファイルのオープンに失敗した設定ファイルの名前(ディレクトリー名を含まない)。

normalの場合(明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能の設定ファイルパースエラー )

出力形式

[ENO]ctime parsed error line. [TYPE] [file=FILENAME line=LINENO]

出力項目

出力項目

説明

ctime

明示管理ヒープ機能適用除外クラス指定機能の設定ファイルのパースに失敗した日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

TYPE

ファイルのパースに失敗した設定ファイルの種類を示します。

SYS:システムが設定している設定ファイル

USR:ユーザーがオプションで指定したファイルパスの設定ファイル

DEF:デフォルト配置場所にあるユーザー用の設定ファイル

FILENAME

ファイルのパースに失敗した設定ファイルの名前(ディレクトリー名を含まない)。

LINENO

パースに失敗した行数。

verboseの場合(Explicitメモリーブロックの初期化 )

出力形式

[EVO]ctime>[Created]["EM_NAME" eid=EID(EM_PTR)/EM_TYPE]

出力項目

出力項目

説明

ctime

Explicitメモリーブロック初期化の日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

EM_NAME

初期化したExplicitメモリーブロック名。

Explicitメモリーブロック名にマルチバイト文字を含む場合の出力内容は未定義(通常文字化け)とします。

EID

初期化したExplicitメモリーブロックのID。

EM_PTR

Explicitメモリーブロック内部状態を示す値。

EM_TYPE

Explicit メモリーブロックのJava VM内部での種別を示します。

verboseの場合(Explicitメモリーブロックの初期化失敗 )

出力形式

[EVO]ctime[Creation failed][EH: EH_USED(EH_GARB)/EH_TOTAL/EH_MAX]
[E/F/D: AC_NUM/FL_NUM/DA_NUM][Thread: TH_PTR]
[EVO][Thread: TH_PTR] at FRAMESOURCE
...

出力項目

出力項目

説明

ctime

Explicitメモリーブロック初期化失敗の日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

EH_USED

Explicitメモリーブロック初期化失敗時の、Explicitヒープ利用済みサイズ。

EH_GARB

拡張用の出力項目であり、Explicitヒープの内部状態を示す(単位:キロバイト)。

EH_TOTAL

Explicitメモリーブロック初期化失敗時のExplicitヒープ確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_MAX

Explicitヒープ最大サイズ(単位:キロバイト)。

AC_NUM

Explicitメモリーブロック初期化失敗時の、サブ状態がEnableである有効なExplicitメモリーブロック数。

FL_NUM

拡張用の出力項目であり、常に0を示します。

DA_NUM

Explicitメモリーブロック初期化失敗時の、サブ状態がDisableである有効なExplicitメモリーブロック数。

TH_PTR

Explicitメモリーブロックの初期化に失敗したスレッドのスレッドID。スレッドダンプに出力するtidと同一。

FRAME

Explicitメモリーブロック初期化失敗時のスタックトレース中の1フレーム。完全クラス名とメソッド名がピリオド(.)で区切って出力されます。

SOURCE

FRAMEのメソッドが記述されているソースファイル名とスタックトレースと一致する行番号がコロン(:)で区切って出力されます。

ネイティブメソッドの場合は、(Native Method)、ソースファイル名が取得できない場合は、(Unknown Source)とします。

verboseの場合(Explicitメモリーブロックサブ状態のFreeList化 )

出力形式

[EVO]ctime[Alloc failed(FreeList)]
[EH: EH_USED(EH_GARB)/EH_TOTAL/EH_MAX]
[E/F/D: AC_NUM/FL_NUM/DA_NUM][cause:CAUSE]
["EM_NAME" eid=EID/EM_TYPE: EM_USED(EM_GARB)/EM_TOTAL]
[Thread: TH_PTR]
[EVO][Thread: TH_PTR] at FRAMESOURCE
...

[Thread: TH_PTR] [EVO][Thread: TH_PTR] at FRAMESOURCE」はNewの場合にだけ出力されます。

出力項目

出力項目

説明

ctime

EIDが示すExplicitメモリーブロックのサブ状態が、FreeList化した日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

EH_USED

EIDが示すExplicitメモリーブロックのサブ状態がFreeList化したときのExplicitヒープ利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_GARB

拡張用の出力項目であり、Explicitヒープの内部状態を示します。

EH_TOTAL

EIDが示すExplicitメモリーブロックのサブ状態がFreeList化したときのExplicitヒープ確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_MAX

Explicitヒープ最大サイズ(単位:キロバイト)。

AC_NUM

EIDが示すExplicitメモリーブロックのサブ状態がFreeList化した後の、サブ状態がEnableである有効なExplicitメモリーブロック数。

FL_NUM

拡張用の出力項目であり、常に0を示します。

DA_NUM

EIDが示すExplicitメモリーブロックのサブ状態がFreeList化した後の、サブ状態がDisableである有効なExplicitメモリーブロック数。

CAUSE

サブ状態のFreeList化の原因となった処理。 Newは、newInstance()などのExplicitヒープへのオブジェクト直接生成。GCはCopy GC、Full GCはFull GC時のExplicitヒープへの移動処理が原因であったことを示します。

EM_NAME

サブ状態がFreeListになったExplicitメモリーブロック名。

Explicitメモリーブロック名に多バイト文字を含む場合の出力内容は未定義(通常文字化け)とします。また、Explicitメモリーブロックの初期化とほぼ同時に出力した場合やJava VMが内部で生成したExplicitメモリーブロックの場合は、NULLとなることがあります。

EID

サブ状態がFreeListになったExplicitメモリーブロックのID。

EM_TYPE

サブ状態がFreeListになったExplicitメモリーブロックのExplicitメモリーブロックの種別。

ExplicitメモリーブロックのJava VM内部での種別を示します。

EM_USED

サブ状態がFreeListになったExplicitメモリーブロックの利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EM_GARB

拡張用の出力項目であり、Explicitメモリーブロックの内部状態を示します。

EM_TOTAL

サブ状態がFreeListになったExplicitメモリーブロックの確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

TH_PTR

サブ状態のFreeList化の原因となったExplicitヒープへの生成を行なったスレッドのスレッドID。スレッドダンプに出力するtidと同一。

CAUSENewの場合にだけ出力。

FRAME

サブ状態のFreeList化の原因となったExplicitヒープへの直接生成のスタックトレースの1フレーム。完全クラス名とメソッド名がピリオド(.)で区切って出力されます。

CAUSENewの場合にだけ出力。

SOURCE

FRAMEのメソッドが記述されているソースファイル名とスタックトレースと一致する行番号をがコロン(:)で区切って出力されます。

ネイティブメソッドの場合は、(Native Method)、ソースファイル名が取得できない場合は、(Unknown Source)とします。

CAUSENewの場合にだけ出力されます。

verboseの場合(Explicitメモリーブロックサブ状態のDisable化 )

出力形式

[EVO]ctime[Alloc failed(Disable)]
[EH: EH_USED(EH_GARB)/EH_TOTAL/EH_MAX]
[E/F/D: AC_NUM/FL_NUM/DA_NUM][cause:CAUSE]
["EM_NAME" eid=EID/EM_TYPE: EM_USED(EM_GARB)/EM_TOTAL]
[Thread: TH_PTR]
[EVO][Thread: TH_PTR] at FRAMESOURCE
...

TH_PTR] at FRAMESOURCE」はNewの場合にだけ出力されます。

出力項目

出力項目

説明

ctime

EIDが示すExplicitメモリーブロックのサブ状態がDisable化した日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

EH_USED

EIDが示すExplicitメモリーブロックのサブ状態がDisable化したときのExplicitヒープ利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_GARB

拡張用の出力項目であり、Explicitヒープの内部状態を示します。

EH_TOTAL

EIDが示すExplicitメモリーブロックのサブ状態がDisable化したときのExplicitヒープ確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_MAX

Explicitヒープ最大サイズ(単位:キロバイト)。

AC_NUM

EIDが示すExplicitメモリーブロックのサブ状態がDisable化した後の、サブ状態がEnableである有効なExplicitメモリーブロック数。

FL_NUM

拡張用の出力項目であり、常に0を示します。

DA_NUM

EIDが示すExplicitメモリーブロックのサブ状態がDisable化した後の、サブ状態がDisableである有効なExplicitメモリーブロック数。

CAUSE

サブ状態のDisable化の原因となった処理。

Newは、newInstance()などのExplicitヒープへのオブジェクト直接生成。GCはCopy GC、Full GCはFull GC時のExplicitヒープへの移動処理が原因であったことを示します。

EM_NAME

サブ状態がDisableになったExplicitメモリーブロック名。

Explicitメモリーブロック名に多バイト文字を含む場合の出力内容は未定義(通常文字化け)とします。また、Explicitメモリーブロックの初期化とほぼ同時に出力した場合やJava VMが内部で生成したExplicitメモリーブロックの場合は、NULLとなることがあります。

EID

サブ状態がDisableになったExplicitメモリーブロックのID。

EM_TYPE

サブ状態がDisableになったExplicitメモリーブロックの種別。

ExplicitメモリーブロックのJava VM内部での種別を示します。

EM_USED

サブ状態がDisableになったExplicitメモリーブロックの利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EM_GARB

拡張用の出力項目であり、Explicitメモリーブロックの内部状態を示します。

EM_TOTAL

サブ状態がDisableになったExplicitメモリーブロックの確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

TH_PTR

サブ状態のDisable化の原因となったExplicitヒープへの生成を行なったスレッドのスレッドID。スレッドダンプに出力するtidと同一。

CAUSENewの場合にだけ出力。

FRAME

サブ状態のFreeList化の原因となったExplicitヒープへの直接生成のスタックトレースの1フレーム。完全クラス名とメソッド名がピリオド(.)で区切って出力されます。

CAUSENewの場合にだけ出力。

SOURCE

FRAMEのメソッドが記述されているソースファイル名とスタックトレースと一致する行番号がコロン(:)で区切って出力されます。

ネイティブメソッドの場合は、(Native Method)、ソースファイル名が取得できない場合は、(Unknown Source)とします。

CAUSENewの場合にだけ出力されます。

verboseの場合(Explicitメモリーブロックへのオブジェクト生成 )

出力形式

[EVS]ctime[EH: EH_USED_BF->EH_USED_AF(EH_TOTAL/EH_MAX)]
[E/F/D: AC_NUM/FL_NUM/DA_NUM][cause:CAUSE]
["EM_NAME" eid=EID/EM_TYPE: EM_USED_BF->EM_USED_AF(EM_TOTAL)]

出力項目

出力項目

説明

ctime

オブジェクト生成の日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

EH_USED_BF

オブジェクト生成前の、Explicitヒープ利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_USED_AF

オブジェクト生成後の、Explicitヒープ利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EH_TOTAL

オブジェクト生成後の、確保済みExplicitヒープサイズを示す(単位:キロバイト)。

EH_MAX

Explicitヒープ最大サイズ(単位:キロバイト)。

AC_NUM

オブジェクト生成後の、サブ状態がEnableである有効なExplicitメモリーブロック数。

FL_NUM

拡張用の出力項目であり、常に0を示します。

DA_NUM

オブジェクト生成後の、サブ状態がDisableである有効なExplicitメモリーブロック数。

CAUSE

必ずNewと出力されます。Explicitメモリーブロックへのオブジェクト生成が、Javaプログラムから行われたことを示します。

EM_NAME

オブジェクトを生成したExplicitメモリーブロック名。

Explicitメモリーブロック名に多バイト文字を含む場合の出力内容は未定義(通常文字化け)とします。また、Explicitメモリーブロックの初期化とほぼ同時に出力した場合やJava VMが内部で生成したExplicitメモリーブロックの場合は、NULLとなることがあります。

EID

オブジェクトを生成したExplicitメモリーブロックのID。

EM_TYPE

オブジェクトを生成したExplicitメモリーブロックのExplicitメモリーブロックの種別。

ExplicitメモリーブロックのJava VM内部での種別を示します。

EM_USED_BF

オブジェクト生成前の、生成先Explicitメモリーブロックの利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EM_USED_AF

オブジェクト生成後の、生成先Explicitメモリーブロックの利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EM_TOTAL

オブジェクト生成後の、生成先Explicitメモリーブロックの確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

verboseの場合(Explicitメモリーブロックへの移動の詳細 )

出力形式

normalの場合(GC時のExplicitヒープの利用状況)の出力情報
[EVS]{["EM_NAME" eid=EID/EM_TYPE: EM_USED_BF->EM_USED_AF(EM_TOTAL)]}{1,5}
...

Explicitメモリーブロックの情報が5個出力されるごとに改行されます。

出力項目

出力項目

説明

GC時のExplicitヒープの利用状況の出力情報

normalの場合(GC時のExplicitヒープの利用状況)の出力項目と同じです。

EM_NAME

GCでのオブジェクト移動先となったExplicitメモリーブロック名。

Explicitメモリーブロック名に多バイト文字を含む場合の出力内容は未定義(通常文字化け)とします。また、Explicitメモリーブロックの初期化とほぼ同時に出力した場合やJava VMが内部で生成したExplicitメモリーブロックの場合は、NULLとなることがあります。

EID

GCでのオブジェクト移動先となったExplicitメモリーブロックのID。

EM_TYPE

GCでのオブジェクト移動先となったExplicitメモリーブロックの種別。

ExplicitメモリーブロックのJava VM内部での種別を示し、RまたはAが出力されます。

EM_USED_BF

GCでのオブジェクト移動先となったExplicitメモリーブロックの、GC前の利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EM_USED_AF

GCでのオブジェクト移動先となったExplicitメモリーブロックの、GC後の利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EM_TOTAL

GCでのオブジェクト移動先となったExplicitメモリーブロックの、GC後の確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

verboseの場合(Explicitメモリーブロック解放処理の詳細)

出力形式

normalの場合(Explicitメモリーブロック解放処理)の出力情報
[EVS]{["EM_NAME" eid=EID/EM_TYPE: EM_TOTAL]}{1,5}
...

Explicitメモリーブロックの情報が5個出力されるごとに改行されます。

出力項目

出力項目

説明

normalの場合(Explicitメモリーブロック解放処理)の出力情報

normalの場合(Explicitメモリーブロック解放処理)の出力項目と同じです。

EM_NAME

解放したExplicitメモリーブロック名。

Explicitメモリーブロック名に多バイト文字を含む場合の出力内容は未定義(通常文字化け)とします。

EID

解放したExplicitメモリーブロックのID。

EM_TYPE

解放したExplicitメモリーブロックの種別。

ExplicitメモリーブロックのJava VM内部での種別を示します。

EM_TOTAL

解放したExplicitメモリーブロックの確保済みだったサイズ(解放サイズ)(単位:キロバイト)。

verboseの場合(ファイナライザーによるExplicitメモリーブロックの解放予約)

出力形式

[EVO]ctime[Finalized]["EM_NAME" eid=EID/EM_TYPE: EM_TOTAL]

出力項目

出力項目

説明

ctime

解放予約の日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

EM_NAME

解放予約したExplicitメモリーブロック名。

Explicitメモリーブロック名に多バイト文字を含む場合の出力内容は未定義(通常文字化け)とします。

EID

解放予約したExplicitメモリーブロックのID。

EM_TYPE

解放予約したExplicitメモリーブロックの種別。

ExplicitメモリーブロックのJava VM内部での種別を示します。

EM_TOTAL

解放予約したExplicitメモリーブロックの確保済みだったサイズ(解放サイズ)(単位:キロバイト)。

verboseの場合(明示管理ヒープ自動配置化)

出力形式

[EVA]ctime creation in explicit memory is succeeded. [class=CLASSNAME]

出力項目

出力項目

説明

ctime

明示管理ヒープ機能が指定のクラスの明示管理ヒープ配置化に成功した日時。拡張verbosegc機能で出力しているものと同一の時刻形式。HitachiOutputMilliTimeオプションが有効な場合、ミリ秒単位まで出力されます。

CLASSNAME

明示管理ヒープ配置化に成功したクラスの完全修飾クラス名。

debugの場合(Explicitメモリーブロック解放によるJavaヒープへのオブジェクト移動)

出力形式

[EDO][eid=EID: Reference to REFED_NAME(REFED_PTR), total R_SIZE]
[EDO]   REF_NAME(REF_PTR)REF_GEN

出力項目

出力項目

説明

EID

Explicitメモリーブロック解放処理時に、解放対象Explicitヒープ以外から参照されているオブジェクトを持つExplicitメモリーブロックのID。

REFED_NAME

Explicitメモリーブロック解放処理時に、解放対象Explicitヒープ以外のオブジェクト(REF_NAME(REF_PTR))から参照されているオブジェクトの完全クラス名。

REFED_PTR

REFED_NAMEが示すオブジェクトのメモリーアドレス(Javaヒープへの移動前)。

R_SIZE

REF_NAME(REF_PTR)からの参照によって、Javaヒープへ戻ることになるオブジェクトの総サイズ。

REF_NAME(REF_PTR)から間接参照している、解放対象Explicitメモリーブロック内オブジェクトを含めた値(単位:キロバイト)。

REF_NAME

REFED_NAME(REFED_PTR)への参照を持つオブジェクトの完全クラス名。ただし、REFED_NAME(REFED_PTR)への参照が、スタックやJava VM内部からの場合は、JVMとします。

REF_PTR

REF_NAMEのメモリーアドレス。

REF_GEN

REF_NAME(REF_PTR)の属する領域名(または世代名)。

Explicitメモリーブロックの場合は、eid出力されます。スタックやJava VM内部から参照されている場合はJVMとします。

New領域については、マイナーGCにシリアルガーベジコレクターを使用している場合はDefNewとなります。

debugの場合(Explicitメモリーブロックの初期化の詳細)

出力形式

verboseの場合(Explicitメモリーブロックの初期化 )の出力情報
[Thread: TH_PTR]
[EDO][Thread: TH_PTR] at FRAMESOURCE
...

出力項目

出力項目

説明

verboseの場合(Explicitメモリーブロックの初期化 )の出力情報

verboseの場合(Explicitメモリーブロックの初期化 )の出力項目と同じです。

TH_PTR

Explicitメモリーブロックを初期化したスレッドのスレッドID。スレッドダンプに出力するtidと同じです。

FRAME

Explicitメモリーブロック初期化時のスタックトレース中の1フレーム。完全クラス名とメソッド名がピリオド(.)で区切って出力されます。

SOURCE

FRAMEのメソッドが記述されているソースファイル名とスタックトレースと一致する行番号がコロン(:)で区切って出力されます。

ネイティブメソッドの場合は、(Native Method)、ソースファイル名が取得できない場合は、(Unknown Source)とします。

debugの場合(Explicitメモリーブロックのマイグレート処理の詳細)

出力形式

normalの場合(Explicitメモリーブロックのマイグレート処理)の出力情報
[EDO][migrate:(EID_DEL{,EID_DEL}*|)/(EID_MBF{,
EID_MBF}*->EID_MAF|)/(EID_MIG{,EID_MIG}*|)]

出力項目

出力項目

説明

normalの場合(Explicitメモリーブロックのマイグレート処理)の出力情報

normalの場合(Explicitメモリーブロックのマイグレート処理)の出力項目と同じです。

EID_DEL

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理で解放されるExplicitメモリーブロックのうち、オブジェクトの移動が発生しなかったExplicitメモリーブロックのID。

EID_MBF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理で解放されるExplicitメモリーブロックのうち、多対1のマイグレートが行われたExplicitメモリーブロックのマイグレート選択される前のID。

EID_MAF

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理で生成されるExplicitメモリーブロックのID。

EID_MIG

Explicitメモリーブロックのマイグレート処理で解放されるExplicitメモリーブロックのID。

スレッドダンプログ

Java VM のスレッドダンプ情報の構成を次の表に示します。

出力項目

説明

ヘッダー

日付および時刻、Java VMバージョン情報、起動コマンドラインを出力します。

システム設定

次の情報を出力します。

  • JDKの実行環境のインストール場所を表すJavaホームパス

  • JDKを構成するライブラリーのインストールディレクトリーを表すJava DLLパス

  • システムクラスパス

  • javaコマンドオプション

動作環境

次の情報を出力します。

  • ホスト名

  • OSバージョン

  • CPU情報

メモリ情報

現在のメモリ使用量および各未使用サイズ情報を出力します。

Javaヒープ情報

Javaヒープの各世代のメモリ使用状況を出力します。

Cヒープマップ情報

Java VM自身の確保しているメモリの領域情報を出力します。

Cヒープサイズ情報

Java VM自身の確保しているメモリのサイズ情報を出力します。

アプリケーション環境

次の情報を出力します。

  • シグナルハンドラー

  • 環境変数

ライブラリー情報

ローディングされているライブラリーの情報を出力します。

スレッド情報

スレッド1

スレッドn

スレッドごとにスレッド情報を出力します。

Javaモニターダンプ

Javaモニターオブジェクトの一覧を表示します。

JNIグローバル参照情報

Java VMが保持しているJNIのグローバル参照の数を出力します。

Explicitヒープ情報(-XX:+HitachiUseExplicitMemoryが有効な場合)

明示管理ヒープ機能使用時には、Java プロセスのクラスごとに次の情報を出力します。

  • Explicit ヒープ全体の利用状況

  • Explicit メモリーブロックごとの利用状況

また、明示管理ヒープ機能使用時に、eheapprofコマンドを実行すると、Explicitメモリーブロック内のオブジェクトの統計情報、およびExplicit メモリーブロックの解放率情報を出力します。

クラス別統計情報

jheapprofコマンドで指定したJavaプロセスのクラスごとに次の情報を出力します。

  • インスタンスがメンバーとして持つインスタンスの合計サイズ、およびインスタンスの参照関係

  • static メンバーが持つインスタンスの合計サイズ

  • Tenured領域の増加原因となるオブジェクトのクラス、およびインスタンスの合計サイズ

フッター

スレッドダンプが終了した時刻を表示します。

各項目の出力形式を記載します。

ヘッダー

出力形式

EEE MMM dd hh:mm:ss yyyy    

Full thread dump Java HotSpot(TM) VM type 
(Oracleバージョン情報-Developer's Kit for Javaバージョン情報-ビルド年月日 mixed mode)
コマンドライン

EEEは曜日、MMMは月、ddは日を示します。

出力項目

出力項目

説明

VM type

Client VM、Server VMまたは64-Bit Server VM。

Oracleバージョン情報

ベースとなるOracle製JDKのバージョン。

25.20-b23。

Developer's Kit for Javaバージョン情報

Developer's Kit for Javaバージョン情報のバージョン。

HJDK1010ZZ。

(ZZは修正番号。正規版はなし。)

ビルド年月日

製品をビルドした年月日。

コマンドライン

VM起動時のコマンドライン。

システム設定

出力形式

System Properties
-----------------
Java Home Dir	: Developer's Kit for Java実行環境のインストールディレクトリー
Java DLL Dir	: Developer's Kit for Javaライブラリーのインストールディレクトリー
Sys Classpath	: システムクラスパス
User Args	:
コマンドオプション1
コマンドオプション2

出力項目

出力項目

説明

Developer's Kit for JavaJDK実行環境のインストールディレクトリー

Developer's Kit for Javaの実行環境のインストール場所を表すJavaホームパスが表示されます。

Developer's Kit for Javaライブラリーのインストールディレクトリー

Developer's Kit for Javaを構成するライブラリーのインストールディレクトリーを表すJava DLLパスを表示されます。

システムクラスパス

システムクラスパスが出力されます。

コマンドオプション

Javaコマンドオプションが出力されます。

動作環境

出力形式

Operating Environment
---------------------
Host	: ホスト名:IPアドレス[,IPアドレス...]
OS	  : OS名64bit表示 Major Version.Minor Version.Build Number [Add String] 
CPU	 : CPU種別, 利用可能CPU数/システム全体のCPU数 active

出力項目

出力項目

説明

ホスト名

マシン名。

IPアドレス

マシンのIPアドレス。複数ある場合は、コンマ(,)で区切って出力されます。

OS名

OS名。次のどれかが出力されます。

  • Microsoft Windows XP

  • Microsoft Windows 2003

  • Microsoft Windows Vista

  • Microsoft Windows Server 2008

  • Microsoft Windows 7

  • Microsoft Windows Server 2008 R2

  • Microsoft Windows 8

  • Microsoft Windows Server 2012

  • Microsoft Windows 8.1

  • Microsoft Windows Server 2012 R2

64bit表示

JDKがx64版の場合、次のように表示されます。

, 64 bit

JDKがx86版の場合、表示されません。

Major Version

OSのメジャーバージョン番号が出力されます。

Minor Version

OSのマイナーバージョン番号が出力されます。

Build Number

OSのビルド番号が出力されます。

Add String

サービスパック等の文字情報。存在しなければ出力しません。

CPU種別

次の情報を出力します。

ARCH TYPE (Level LEVEL, Rev REV)

ARCH

次のように出力されます。

Developer's Kit for Javaがx86版の場合:Intel

Developer's Kit for JavaがIPF版の場合:ia64

Developer's Kit for Javaがx64版の場合:amd64

TYPE

プロセッサータイプ。

Developer's Kit for Javaがx86版の場合:586

Developer's Kit for Javaがx64版の場合:8664

LEVEL

プロセッサーレベルが出力されます。

REV

プロセッサーリビジョンが出力されます。

利用可能CPU数

利用可能な論理CPUの数が出力されます。

システム全体のCPU数

搭載されている論理CPUの数が出力されます。

注※

ビルドOSのライブラリーのバージョンの違いによって、同じx64のOSのマシン上でも、x86版JDKとx64版JDKではARCTYPEの出力は異なります。

メモリー情報(Windowsだけ)

出力形式

Memory Status
-------------
     Memory in use   : 現在のメモリー使用量(単位:パーセント)
     Physical memory : 利用可能な物理メモリーサイズ(単位:バイト) / 物理メモリーサイズ(単位:バイト) free
     Virtual memory  : 未使用ユーザーアドレス空間サイズ(単位:バイト) / ユーザーアドレス空間サイズ(単位:バイト) free
     Paging file     : 未使用ページングファイルサイズ(単位:バイト) / ページングファイルサイズ(単位:バイト) free

Javaヒープ情報

出力形式

Heap Status
-----------
def new generation   max max size, total capacity, used size 
(max usage% used/max, total usage% used/total)
                      [bottom, commit addr, reserve addr)
  eden space capacity,  usage% used [bottom, 
top, reserve addr)
  from space capacity,   usage% used [bottom, 
top, reserve addr)
  to   space capacity,   usage% used [bottom, 
top, reserve addr)
tenured generation   max max size, total capacity>, used size 
(max usage% used/max, total usage% used/total)
                      [bottom, commit addr, reserve addr)
   the space capacity,  usage% used [bottom, top, 
used block, reserve addr)
Metaspace       max max size, capacity capacity words, 
committed committed size, 
reserved reserve size, used size 
(max usage% used/max, total usage% used/committed)
  class space    max max size, capacity capacity words, 
committed committed size,reserved reserve size, used size 
(max usage% used/max, total usage% used/committed)
                [bottom, top, commit addr, 
reserve addr)

出力項目

出力項目

説明

max size

最大の容量(単位:キロバイト)。Metaspaceについては-XX:MaxMetaspaceSizeが未指定の場合は Metaspaceの最大値は無制限であるため、最大の容量はunlimitedが出力されます。

capacity

現在の容量(単位:キロバイト)。

capacity words

Metaspaceのコミット済みのメモリー領域からフリー領域を除いた合計サイズ(単位:キロバイト)。

committed size

Metaspaceのコミット済みの合計メモリーサイズ(単位:キロバイト)。

reserve size

予約済みのメモリーサイズ(単位:キロバイト)。

size

使用中のメモリーサイズ(単位:キロバイト)。

max usage

最大の容量に対する使用率。Metaspaceについては-XX:MaxMetaspaceSizeが未指定の場合は Metaspaceの最大値は無制限であるため、最大の容量に対する使用率は-%が出力されます。

total usage

現在の容量に対する使用率。

bottom

領域先頭アドレス。

top

使用中領域の先頭アドレス。

commit addr

コミット済み領域の末尾アドレス。

reserve addr

予約済み領域の末尾アドレス。

usage

使用率。

used block

次の空きブロックの先頭アドレス。

Java VM内部メモリーマップ情報

出力形式

JVM Internal Memory Map
-----------------------
メモリー確保関数	:address = 開始アドレス - 終了アドレス ( size: サイズ)
…

出力項目

出力項目

説明

メモリー確保関数

mmap()malloc()のどれかです。アドレスは16進数で表記されます。

Java VM内部メモリーサイズ情報

出力形式

JVM Internal Memory Status
--------------------------
  Heap Size	:確保しているメモリーサイズ(単位:バイト)
  Alloc Size	:使用中のメモリーサイズ(単位:バイト)
  Free Size	:未使用のメモリーサイズ(単位:バイト)

アプリケーション環境

出力形式

Application Environment
-----------------------
Signal Handlers -
  SIGINT		:struct sigactionのsa_handler
  SIGILL		:struct sigactionのsa_handler
…
  SIGBREAK	:struct sigactionのsa_handler
  SIGABRT		:struct sigactionのsa_handler


Environment Variables –
環境変数=値
…

Current Directory -
  C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\CC\…
 

シグナルハンドラーがインストールされている場合そのアドレスが、SIG_DFLである場合はdefaultが、SIG_IGNである場合にはignoredが表示されます。

ライブラリー情報

出力形式

Loaded Libraries
----------------
Dynamic libraries:
開始アドレス-終了アドレス  コマンド
開始アドレス-終了アドレス  ライブラリー
スレッド情報

出力形式

Stack Trace
----------- 

"スレッド名" #スレッド識別子 daemon prio=優先度 os_prio=OS優先度 jid=ハッシュ値 tid=スレッドID 
nid=native ID status [開始アドレス..終了アドレス][改行]
    java.lang.Thread.State: スレッドの現在のステータス

    stack=[スタック開始アドレス..YellowPageアドレス..
RedPageアドレス..スタック終了アドレス][改行]
    [user cpu time=ユーザー時間ms, kernel cpu time=カーネル時間ms] 
[blocked count=ブロック回数, waited count=待機回数][改行]
         at クラス名.メソッド名(メソッド種別)
         ...

出力項目

出力項目

説明

スレッド名

Threadクラスのコンストラクターに指定されたスレッド名。

スレッド識別子

Javaスレッドが作成されたときに生成される一意の数字。

java.lang.Thread.getId()で得られる値と同じです。

daemon

デーモンスレッドである場合にdaemonと出力されます。

優先度

Thread#setPriorityで設定された優先度。

OS優先度

OSレベルの優先度。優先順位が設定できないOSではすべて0が出力されます。

ハッシュ値

16進8桁の数値。スレッドオブジェクトに対して、System.identityHashCode()を呼び出して得られる値と同一の値です。ただし、そのオブジェクトに対してハッシュ値が割りついていない場合には、<N/A>を出力します。非Javaスレッドに対しては出力しません。

スレッドID

スレッドオブジェクトのメモリー上のアドレス。

native ID

OSレベルのスレッドID。

status

スレッドのステータス。

次の値を出力します。

runnable

実行可能状態

waiting on condition

notify待ち

waiting for monitor entry

synchronizedロック取得待ち

suspendまたはsleeping

実行中断状態

スレッドの現在のステータス

スレッドの現在のステータスを表すメッセージが出力されます。メッセージの内容はjava.lang.Thread.State列挙型に対応します。非Javaスレッドに対しては出力しません。

スタック開始アドレス

スタック開始アドレス。16進数で出力されます。非Javaスレッドに対しては出力しません。

YellowPage アドレス

スタックYellowガードページ先頭アドレス。16進数で出力されます。非Javaスレッドに対しては出力しません。

RedPage アドレス

スタックRedガードページ先頭アドレス。16進数で出力されます。非Javaスレッドに対しては出力しません。

スタック終了アドレス

スタック終了アドレス。16進数。非Javaスレッドに対しては出力しません。

開始アドレス

Javaフレームの最高位スタックアドレス。16進数で出力されます。

終了アドレス

JavaLockのある最高位スタックアドレス。16進数で出力されます。

ユーザー時間

スレッド開始からのユーザー時間(単位:ミリ秒)。時間が取得できない環境の場合は出力しません。また、非Javaスレッドに対しても出力しません。

ユーザー時間の取得に失敗した場合は、次のようにunknownを表示します。

[user cpu time=unknown, kernel cpu time=カーネル時間ms]

カーネル時間

スレッド開始からのカーネル時間。単位はミリ秒。時間が取得できない環境の場合、出力しません。また、非Javaスレッドに対しても出力しません。

ブロック回数

スレッド開始からの、処理がブロックされた回数。非Javaスレッドに対しては出力しません。

待機回数

スレッド開始からの、処理が待ち状態にあった回数。非Javaスレッドに対しては出力しません。

クラス名

クラス名。

メソッド名

メソッド名。

メソッド情報

ネイティブメソッドの場合

Native Method

Javaメソッドで行番号付きでコンパイルされている場合

ファイル名行番号

Javaメソッドで行番号無しでコンパイルされている場合

Unknown Source

Javaモニターダンプ

出力形式

Java monitor
------------
ロックオブジェクト@ハッシュコード オーナー情報
   待機状態:待機スレッド数
      待機スレッド情報

出力項目

出力項目

説明

ロックオブジェクト

ロック対象オブジェクトのクラス名が出力されます。

ハッシュコード

Object.hashCodeで得られるハッシュコード。

オーナー情報

オーナーがある場合

owner スレッド名 スレッドオブジェクトアドレス

オーナーが無い場合

no owner

待機状態

synchronizedブロック/メソッド実行待ちの場合

waiting to enter

notify 待ちの場合

waiting to be notified

待機スレッド情報

次のように出力されます。

スレッド名 スレッドオブジェクトアドレス

Rawモニターダンプ

出力形式

Raw monitor dump
----------------
モニター名 モニターアドレス owner "スレッド名" スレッドアドレス
  以下はJavaモニターダンプの出力項目と同じです。

出力項目

出力項目

説明

モニター名

ロック対象モニター名。

モニターアドレス

モニターのアドレス。

スレッド名

モニターのロック取得スレッド名。

スレッドアドレス

オーナースレッドのスレッドアドレス。

JNIグローバル参照情報

出力形式

JNI Information
---------------
JNI global references: JNIグローバル参照数

出力項目

出力項目

説明

JNIグローバル参照数

Java VMが保持しているグローバル参照の数が出力されます。

Explicitヒープ情報(-XX:+HitachiUseExplicitMemoryが有効な場合)

出力形式(Explicitメモリブロックのオブジェクト解放率情報が無効な場合)

Explicit Heap:
 max EH_MAX, total EH_TOTAL, used EH_USED, garbage EH_GARB 
(EH_PER1 used/max, EH_PER2 
used/total, EH_PER3 garbage/used), EM_NUMS spaces exist
 Explicit Memories(EM_MGR_PTR)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・※1
  "EM_NAME" eid=EID(EM_PTR)/EM_TYPE, total EM_TOTAL, 
used EM_USED, garbage EM_GARB 
(EM_PER1 used/total, EM_PER2 garbage/used) EM_STAT・・・・・・・・・・・※2
    deployed objects 
    ________________Size__Instances__Class________________
                 ISIZE     INUM CNAME
                 ...
                AISIZE    AINUM total・・・・・・・・・・・※3
注※1

「Explicit Heap:」から「(EM_MGR_PTR)」までがExplicitヒープ情報です。

注※2

EM_NAME」から「EM_STAT」までがExplicitメモリーブロック情報です。

注※3

ISIZEINUMCNAMEAISIZEAINUMはExplicitメモリブロック内のオブジェクト統計情報です。

出力形式の補足事項

  • Explicitヒープ情報とExplicitメモリブロック情報の間には、空行が1行あります。

  • Explicitメモリブロック情報の出力順序(どのExplicitメモリブロックから出力するか)は未定義とします。

  • EM_NAMEの前には、半角2文字分の空白があります。

  • deployed objectsの前には、半角4文字分の空白があります。

  • ISIZEは、________________Size_eに行末をそろえます。

  • INUMは、__Instancesの最後のsに行末をそろえます。

  • 最後の行には空行が1行あります。したがって、Explicitメモリブロックごとの出力の間には空行が1行あります。

出力形式(Explicitメモリブロックのオブジェクト解放率情報が有効な場合)

Explicit Heap Status
--------------------
 max EH_MAX, total EH_TOTAL, used EH_USED, 
garbage EH_GARB (EH_PER1 used/max, EH_PER2
used/total, EH_PER3 garbage/used), EM_NUMS spaces exist
 
 Explicit Memories(EM_MGR_PTR)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・※1
  
  "EM_NAME" eid=EID(EM_PTR)/EM_TYPE, total EM_TOTAL, 
used EM_USED, garbage EM_GARB 
(EM_PER1 used/total, EM_PER2 garbage/used, FL_BLOCKS blocks) 
EM_STAT・・・・・・・・・・・※2
    deployed objects 
    ________________Size__Instances__FreeRatio__Class________________
                 ISIZE     INUM   FRATIO※4 CNAME
                 ...
                AISIZE    AINUM total・・・・・・・・・・・※3
注※1

「Explicit Heap:」から「(EM_MGR_PTR)」までがExplicitヒープ情報です。

注※2

EM_NAME」から「EM_STAT」までがExplicitメモリーブロック情報です。

注※3

ISIZEINUMCNAMEAISIZEAINUMはExplicitメモリブロック内のオブジェクト統計情報です。

注※4

FRATIOはExplicitメモリブロックのオブジェクト解放率情報です。

出力形式の補足事項

  • FRATIOは、__FreeRatio__oに行末をそろえます。

出力項目

Explicitヒープ情報の出力項目を次に示します。

出力項目

説明

EH_MAX

Explicitヒープの最大サイズ(単位:キロバイト)。

EH_TOTAL

確保済みExplicitヒープサイズ(単位:キロバイト)。

EH_USED

利用済みExplicitヒープサイズ(単位:キロバイト)。

EH_GARB

拡張用の出力項目であり、Explicitヒープの内部状態を示します。

EH_PER1

Explicitヒープ利用率(EH_USED/EH_MAX)。

EH_PER2

Explicitヒープ利用率(EH_USED/EH_TOTAL)。

EH_PER3

拡張用の出力項目であり、Explicitヒープの内部状態を示します。

EM_NUMS

有効なExplicitメモリーブロックの数。

EM_MGR_PTR

Explicitヒープ制御のための内部情報があるメモリーアドレス。

Explicitメモリーブロック情報の出力形式を次に示します。

出力項目

説明

EM_NAME

Explicitメモリーブロック名。

Explicitメモリーブロック名に多バイト文字を含む場合の出力内容は未定義(通常文字化け)とします。 また、Explicitメモリーブロックの初期化とほぼ同時に出力した場合やJava VMが内部で生成したExplicitメモリーブロックの場合は、NULLとなることがあります。

EID

ExplicitメモリーブロックのID。

EM_PTR

Explicitメモリーブロック内部構造があるメモリーアドレス。

EM_TYPE

Explicitメモリーブロックの種別。

出力される値を次に示します。

RBA

EM_TOTAL

Explicitメモリーブロックのメモリー確保済みサイズ(単位:キロバイト)。

EM_USED

Explicitメモリーブロックの利用済みサイズ(単位:キロバイト)。

EM_GARB

拡張用の出力項目で、Explicitメモリーブロックの内部状態を示します。

EM_PER1

Explicitメモリーブロック利用率(EM_USED/EM_TOTAL)がパーセント表記されます。

EM_PER2

拡張用の出力項目で、Explicitメモリーブロックの内部状態を示します。

FL_BLOCKS

拡張用の出力項目で、常に0を示します。

EM_STAT

Explicitメモリーブロックのサブ状態。

Explicitメモリブロック内のオブジェクト統計情報の出力形式を次に示します。

出力項目

説明

ISIZE

あるクラスをインスタンス化したオブジェクトの、Explicitメモリブロック内のサイズ。

INUM

あるクラスをインスタンス化したオブジェクトの、Explicitメモリブロック内の個数。

CNAME

ISIZEおよびINUMが示すクラスの完全クラス名。

AISIZE

Explicitメモリブロック内の全オブジェクトの合計サイズ。

AINUM

Explicitメモリブロック内の全オブジェクトの個数。

Explicitメモリブロックのオブジェクト解放率情報の出力形式を次に示します。

出力項目

説明

FRATIO

xplicit メモリブロックの自動解放処理で解放されたオブジェクトの割合(オブジェクト解放率)(単位:%)。

オブジェクト解放率=(自動解放処理前のクラスのオブジェクト数−自動解放処理後のクラスのオブジェクト数)/自動解放処理前のクラスのオブジェクト数×100

なお、オブジェクト解放率情報出力時に、自動解放処理の対象とならなかったExplicitメモリブロックには、「」が出力されます。

クラス別統計情報

出力形式

Java Heap Profile
-----------------------
________________Size__Instances__Class________________
   total_size       Instance_count   class_name
   total_size       Instance_count   class_name

出力項目

出力項目

説明

total_size

インスタンスサイズの合計(単位:バイト)。

Instance_count

インスタンス数。

class_name

クラス名。

フッター

出力形式

Full thread dump completed.   EEE MMM dd hh:mm:ss yyyy  

EEEは曜日、MMMは月、ddは日を示します。

プロセス起動時ログ

出力形式

メッセージログと同じです。

出力項目

メッセージログと同じです。

WebSocketアクセスログ

WebSocketアクセスログは、asadminユーティリティーコマンドのset-log-attributesサブコマンドのServerInstance.websocket_access_log.formatパラメーターで出力フォーマットを指定できます。

出力形式

デフォルトの設定の場合、次のフォーマットで出力されます。

%TS% %IO% %OPCODE% %URI% %FIN% %CLOSEREASON% %PAYLOADDATALEN% %ROOTAP% %CLIENTAP%
出力項目

出力項目

説明

デフォルト設定時の出力

%TS%

WebSocketフレームの送受信時刻。yyyy/mm/dd hh:mm:ss.sss GMT時差の形式で出力されます。

%CLIENTADDR%

WebSocket通信を実施しているサーバインスタンスに接続しているクライアントのIPアドレスおよびポート番号。

%SERVERADDR%

WebSocket通信を実施しているサーバインスタンスのIPアドレスおよびポート番号。

%IO%

WebSocketフレームの送受信方向。

IN:サーバインスタンスがWebSocketフレームを受信したことを示します。

OUT:サーバインスタンスがWebSocketフレームを送信したことを示します。

%URI%

リクエストURI。

%ROOTAP%

ルートアプリケーション情報。

%CLIENTAP%

クライアントアプリケーション情報。

%OPCODE%

WebSocketフレームの種別。

TextBinaryPingPong、またはCloseが出力されます。

%FIN%

WebSocketフレームの終端を示す識別子。

分割されたメッセージを送受信する場合、最後のWebSocketフレームにFINAL(終端)が設定され、最後のWebSocketフレームを送受信するまではCONT(継続)が設定されます。

CONT:WebSocketフレームの継続

FINAL:WebSocketフレームの終端

%PAYLOADDATALEN%

ペイロードデータ長。

%MASK%

ペイロードデータのマスク有無。

MASK:マスクされる

NOMASK:マスクされない

%SESSIONID%

WebSocketセッションのID。

%MASKKEY%

ペイロードデータのマスクに使うキー情報。

ペイロードデータがマスクされない場合は-が出力されます。

%ISEXTENDED%

送受信中のWebSocketプロトコルの拡張有無。

BASE:基本プロトコル

EXTENDED:拡張プロトコル

%RSV%

WebSocketプロトコル拡張時の識別子。

送受信中のWebSocketプロトコルが拡張される際に、拡張を解釈するための識別子がこの領域に設定されます。

%FRAMEMAINTYPE%

WebSocket フレームの主な分類。

Date:Dataフレーム

Control:制御フレーム

%CLOSEREASON%

WebSocketコネクションが切断された理由。

%PAYLOADDATA(n)%

ペイロードデータ。

ペイロードデータがテキスト形式の場合、最初のn文字と最後のn文字が出力されます。%PAYLOADDATA%と同時に指定することはできません。

n:1〜32768

%PAYLOADDATA%

ペイロードデータ。

ペイロードデータがテキスト形式の場合、ペイロードデータの内容を出力します。ペイロードデータの文字数が65536を超えるときは、%PAYLOADDATA(n)%n=32768を指定した場合と同様に出力されます。%PAYLOADDATA(n)% と同時に指定することはできません。

(凡例)

○:出力されます。

−:出力されません。

保守ログ

ログレベル

ログレベル

概要

1

製品で異常処理が行われた場合にメッセージを出力します。

2

レベル1のメッセージに加え、正常処理中のメッセージも出力します。