10.2.1 ログファイルのローテーション方式
各プロセスのログは、複数のファイルにローテーションして出力されます。指定した時刻または出力先のファイルサイズが一定のサイズになったタイミングで、出力先ファイルを切り替えて出力されます。各プロセスのログのローテーション方式について説明します。
Java EEサーバのログのローテーション方式
ログファイルがprf_message01だった場合、ローテーションが発生すると、ログファイルをprf_message02にリネームし、新しく作成したprf_message01にログを出力します。2回目のローテーションが発生すると、prf_message01をprf_message02に、prf_message02をprf_message03にリネームし、ログをprf_message01に出力します。 指定したファイル数を超えると、番号が最も大きいファイルを削除します。
Webサーバのログのローテーション方式
rotatelogsプログラムまたはrotatelogs2プログラムを使用してログファイルの分割方法を指定できます。分割方法は、Webサーバの定義ファイルに指定します。
- rotatelogsプログラム
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アクセスログやエラーログを一定時間単位(例えば、24時間ごと)に分割して、複数のファイルに出力できます。
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ログ分割時間間隔
1つのログファイルを採取する時間間隔を指定します。指定した時間が経過するごとに、新規ファイルにログを採取します。
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ファイル数
分割したログファイルのファイル数を指定します。指定したファイル数を超えた場合、最も古いファイルから削除されます。
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- rotatelogs2プログラム
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アクセスログやエラーログをログファイルサイズで分割して、複数のファイルにラップアラウンドして出力できます。
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ログファイルサイズ
ログファイルの最大サイズを指定します(単位:キロバイト)。ログを出力するタイミングで、最大サイズを超えていると、次のログファイルをクリアして続きが出力されます。
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ログファイル個数
出力するログファイルの最大個数を指定します。最大サイズを超えて次のログファイルに移る場合、それまで処理していたログファイルの拡張子が最大個数と同じとき、再度1つ目のファイルから使用します。
(例)ログファイル個数を3に指定した場合
ログファイルがerrorlog.001の場合、errorlog.001からerrorlog.003の順番にログが出力されます。errorlog.003が指定したログファイルサイズを超えると、errorlog.001をクリアして続きが出力されます。
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パフォーマンストレーサーのログのローテーション方式
prf_message01が常に最新のログファイルです。ローテーションが発生すると、prf_message01をprf_message02にリネームします。2回目のローテーション事案が発生すると、prf_message01をprf_message03にリネームします(prf_message02からprf_message03へのリネームは行わない)。
アプリケーション開発環境のログのローテーション方式
指定したファイルサイズを契機にログファイルをリネームして、出力します。