8.2.2 コマンドを利用してシステムを停止する
コマンドを利用してシステムを停止するには、asadminユーティリティーコマンドのdisableサブコマンドでアプリケーションを停止し、stop-serversサブコマンドでApplication Serverを停止したあと、stop-domainサブコマンドでドメイン管理サーバを停止します。なお、ハードウェアロードバランサーを使用している場合は、最初に、ハードウェアロードバランサーを閉塞します。また、ソフトウェアロードバランサーを使用している場合は、最初に、Webサーバを停止します。
前提条件
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ドメイン管理サーバが起動している
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Application Serverが起動している
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アプリケーションが開始している
想定ユーザー
- システム運用者
操作手順
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ハードウェアロードバランサーを使用している場合は、ハードウェアロードバランサーを閉塞します。
閉塞の方法は、使用しているハードウェアロードバランサーのマニュアルを参照してください。
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ソフトウェアロードバランサーを使用している場合は、asadminユーティリティーコマンドのstop-webserverサブコマンドに--gracefulオプションを指定して実行し、Webサーバを計画停止します。
asadmin stop-webserver --graceful true Webサーバ名
計画停止では、現在受け付けているすべてのリクエストの処理終了を待ってから、Webサーバを停止します。
コマンドの実行結果を次に示します。
Command stop-webserver executed successfully.
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ソフトウェアロードバランサーを使用している場合は、asadminユーティリティーコマンドのlist-webserversサブコマンドを実行して、Webサーバの一覧を表示します。
asadmin list-webservers
コマンドの実行結果を次に示します。Webサーバのステータスがnot runningになっていることを確認してください。
Webサーバ名 not running Command list-webservers executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのdisableサブコマンドを実行して、アプリケーションを停止します。
asadmin disable --target サーバインスタンス名またはクラスター名 アプリケーション名
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1つのJava EEサーバを配置する構成の場合は、--targetオプションにサーバインスタンス名を指定します。複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合は、--targetオプションにクラスター名を指定します。
- 重要
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アプリケーションをアンデプロイするとメモリーからインスタンスが解放されますが、アプリケーションを無効化(disable)した状態ではインスタンスが解放されません。多量のアプリケーションを無効化した場合、使用中のメモリーが増えていてOutOfMemoryErrorが発生しやすくなります。インスタンスを解放するには、asadminユーティリティーコマンドのdelete-application-refサブコマンドまたはundeployサブコマンドを実行してください。
コマンドの実行結果を次に示します。
Command disable executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのstop-serversサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサー、サーバインスタンス、およびWebサーバを一括停止します。
asadmin stop-servers
コマンドの実行結果を次に示します。
Command stop-servers executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのlist-prfsサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサーの一覧を表示します。
asadmin list-prfs
コマンドの実行結果を次に示します。パフォーマンストレーサーのステータスがnot runningになっていることを確認してください。
パフォーマンストレーサー名 not running Command list-prfs executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのlist-instancesサブコマンドに--longオプションを指定して実行し、サーバインスタンスの一覧を表示します。
asadmin list-instances --long=true
コマンドの実行結果を次に示します。サーバインスタンスのステータスがnot runningになっていることを確認してください。
サーバインスタンス名 ホスト名 ポート番号 プロセスID クラスター名 not running Command list-instances executed successfully.
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クラスター名は、複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合だけ表示されます。
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asadminユーティリティーコマンドのlist-webserversサブコマンドを実行して、Webサーバの一覧を表示します。なお、ソフトウェアロードバランサーを使用している場合は、この操作は不要です。
asadmin list-webservers
コマンドの実行結果を次に示します。Webサーバのステータスがnot runningになっていることを確認してください。
Webサーバ名 not running Command list-webservers executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのstop-domainサブコマンドを実行して、ドメイン管理サーバを停止します。
asadmin stop-domain
コマンドの実行結果を次に示します。
Command stop-domain executed successfully.