8.2.1 コマンドを利用してシステムを開始する
コマンドを利用してシステムを開始するには、asadminユーティリティーコマンドのstart-domainサブコマンドでドメイン管理サーバを起動し、start-serversサブコマンドでApplication Serverを起動したあと、enableサブコマンドでアプリケーションを開始します。なお、ハードウェアロードバランサーを使用している場合は、最後に、ハードウェアロードバランサーの閉塞を解除します。
前提条件
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ドメイン管理サーバが停止している
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Application Serverが停止している
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アプリケーションが停止している
想定ユーザー
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システム運用者
操作手順
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asadminユーティリティーコマンドのstart-domainサブコマンドを実行して、ドメイン管理サーバを起動します。
asadmin start-domain
コマンドの実行結果を次に示します。
Command start-domain executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのstart-serversサブコマンドを実行して、Application Serverを一括で起動します。
asadmin start-servers
コマンドの実行結果を次に示します。
Command start-servers executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのlist-prfsサブコマンドを実行して、パフォーマンストレーサーの一覧を表示します。
asadmin list-prfs
コマンドの実行結果を次に示します。パフォーマンストレーサーのステータスがrunningになっていることを確認してください。
パフォーマンストレーサー名 running Command list-prfs executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのlist-instancesサブコマンドに--longオプションを指定して実行し、サーバインスタンスの一覧を表示します。
asadmin list-instances --long=true
コマンドの実行結果を次に示します。サーバインスタンスのステータスがrunningになっていることを確認してください。
サーバインスタンス名 ホスト名 ポート番号 プロセスID クラスター名 running Command list-instances executed successfully.
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クラスター名は、複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合だけ表示されます。
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サーバインスタンスの起動に成功したかどうかは、Java EEサーバ(サーバインスタンス)のメッセージログにKDKD20031-Iが出力されているかどうか、またはAdministration ConsoleのJava EEサーバ(サーバインスタンス)のステータスでも確認できます。
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asadminユーティリティーコマンドのlist-webserversサブコマンドを実行して、Webサーバの一覧を表示します。
asadmin list-webservers
コマンドの実行結果を次に示します。Webサーバのステータスがrunningになっていることを確認してください。
Webサーバ名 running Command list-webservers executed successfully.
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asadminユーティリティーコマンドのenableサブコマンドを実行して、アプリケーションを開始します。
asadmin enable --target サーバインスタンス名またはクラスター名 アプリケーション名
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1つのJava EEサーバを配置する構成の場合は、--targetオプションにサーバインスタンス名を指定します。複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合は、--targetオプションにクラスター名を指定します。
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asadminユーティリティーコマンドのlist-applicationsサブコマンドに--longオプションを指定して実行し、アプリケーションの一覧を表示します。
asadmin list-applications --long=true サーバインスタンス名またはクラスター名
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1つのJava EEサーバを配置する構成の場合は、サーバインスタンス名を指定します。複数のJava EEサーバを配置するクラスター構成の場合は、クラスター名を指定します。
コマンドの実行結果を次に示します。アプリケーションのステータスがenabledになっていることを確認してください。
NAME TYPE STATUS アプリケーション名 <ear, web> enabled アプリケーション名 <web> enabled Command list-applications executed successfully.
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Webブラウザーでアプリケーションの起動URLを指定して、開始したアプリケーションにアクセスできることを確認します。
http://サーバインスタンスのIPアドレス:サーバインスタンスのポート番号/開始したアプリケーションのパス
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ハードウェアロードバランサーを使用している場合は、ハードウェアロードバランサーの閉塞を解除します。
閉塞を解除する方法は、使用しているハードウェアロードバランサーのマニュアルを参照してください。