Hitachi

 Hitachi Application Server V10 ユーザーズガイドWindows®用)


7.4.11 Eclipseでサーバランタイム、サーバを登録する(リモートホストのデバッグ環境を利用する場合)

Eclipseがセットアップされているローカルホストから、デバッグ環境が構築されているリモートホストに接続する場合に実施します。

前提条件

想定ユーザー

操作手順

  1. リモートホストで、asadminユーティリティーコマンドのchange-admin-passwordサブコマンドを実行して、管理ユーザーのパスワードを有効にします。

    asadmin change-admin-password

    コマンドの実行結果を次に示します。

    Command change-admin-password executed successfully.
  2. リモートホストで、asadminユーティリティーコマンドのenable-secure-adminサブコマンドを実行して、SSL通信を有効にします。

    asadmin enable-secure-admin

    コマンドの実行結果を次に示します。

    Command enable-secure-admin executed successfully.
  3. リモートホストで、asadminユーティリティーコマンドのrestart-domainサブコマンドを実行して、ドメインを再起動します。

    asadmin restart-domain

    コマンドの実行結果を次に示します。

    Command restart-domain executed successfully.
  4. ローカルホストでEclipseを起動します。

    メモ

    Eclipse操作時の注意を次に示します。

    • Eclipseのワークスペースのパスには、マルチバイト文字を使用しないでください。

    • Eclipseやプラグインが誤動作する場合があるため、Eclipseのワークスペース下のリソース(フォルダーやファイル)や使用しているデータをエクスプローラーなどで直接操作しないでください。

  5. Eclipseのメニューから[ウィンドウ][設定]を選択します。

    [設定]ダイアログが表示されます。

  6. Eclipseの[設定]ダイアログの左ペインで、[サーバー][ランタイム環境]を選択します。

    [サーバー・ランタイム環境]ページが表示されます。

  7. [追加]ボタンをクリックします。

    [新規サーバー・ランタイム]ダイアログが表示されます。

  8. [新規サーバー・ランタイム]ダイアログで、[Hitachi][Hitachi Application Server]を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。

    [アプリケーション・サーバー・ランタイム]ページが表示されます。

  9. [アプリケーション・サーバー・ランタイム]ページで次の項目を指定します。

    • サーバー・ランタイム名

      サーバー・ランタイム名を指定します。

    • アプリケーション・サーバー・ディレクトリー

      Application Server for Developersのインストールディレクトリーを指定します。

  10. [終了]ボタンをクリックします。

    [サーバー・ランタイム環境]ページのサーバー・ランタイム環境に、指定したApplication Serverのサーバランタイムが登録されます。

  11. [OK]ボタンをクリックします。

  12. Eclipseのメニューから[ファイル][新規][その他]を選択します。

    [新規]ダイアログが表示されます。

  13. Eclipseの[新規]ダイアログで、[サーバー][サーバー]を選択して、[次へ]ボタンをクリックします。

    [新規サーバー]ダイアログの[新規サーバーの定義]ページが表示されます。

  14. [新規サーバーの定義]ページで次の項目を指定します。

    • サーバーのタイプを選択

      作成するサーバの種別を選択します。[Hitachi][Hitachi Java EE Server]を選択します。

    • サーバーのホスト名

      ドメイン管理サーバのホスト名(リモートホストのホスト名)を指定します。

    • サーバー名

      サーバ名はカスタマイズできますが、ここでの変更は反映されません。必ずJava EEサーバの名称(ドメイン管理サーバ:ホスト名)となります。

    • サーバー・ランタイム環境

      Application Serverのサーバランタイムを指定します。

    • DASの管理ポート番号

      ドメイン管理サーバの管理ポート番号を指定します。通常の場合、変更は不要です。デフォルトのポート番号は4848です。サーバ環境に合わせて変更してください。

    重要

    サーバーのホスト名は、サーバー名を変更したあと、変更してください。

  15. [次へ]ボタンをクリックします。

    [DASの認証設定]ページが表示されます。

  16. [DASの認証設定]ページで次の項目を指定します。

    • 匿名認証を利用する

      ドメイン管理サーバに匿名認証で接続するかどうかを指定します。匿名認証で接続しないため、チェックをしません。

    • ユーザー名

      [匿名認証を利用する]をチェックしない場合に、ユーザー名を指定します。

    • パスワード・ファイル

      [匿名認証を利用する]をチェックしない場合に、パスワードを記録したパスワードファイルを指定します。

  17. [次へ]ボタンをクリックします。

    [Java EEサーバー]ページが表示されます。

  18. Java EEサーバを選択し、[終了]ボタンをクリックします。

    [サーバー]ビューに、作成したApplication Serverのサーバが表示されます。