6.1.2 メッセージ監視について
Application Serverは、障害発生時に特定のメッセージをログファイルに出力します。監視アプリケーションや監視システムを利用して、出力されるメッセージを監視し、メッセージ出力を契機に障害発生を通知するように設定できます。
メッセージは、次の表に示すログファイルに出力されます。監視アプリケーションや監視システムで、ログファイル中の監視対象キーを監視の対象に設定できます。
ログファイルの格納先は、HJES_LOGSDIR環境変数で変更できます。HJES_LOGSDIR環境変数のデフォルト値は、"Application Serverのインストールディレクトリー/javaee/logs"です。
メッセージが出力されるログファイル |
監視対象キー |
||
---|---|---|---|
種別 |
格納先 |
ファイル形式 |
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Webサーバ エラーログ |
HJES_LOGSDIR/nodes/ノード名/サーバインスタンス名/error.[n] |
UPD※1※2 |
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Java EEサーバ サーバインスタンス メッセージログ |
HJES_LOGSDIR/nodes/ノード名/サーバインスタンス名/je_message[n].log |
SEQ2※3 |
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ドメイン管理サーバ メッセージログ |
HJES_LOGSDIR/domains/ドメイン名/das_message[n].log |
SEQ2※3 |
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- 注※1
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ファイル名に日付など不定な文字列が設定されるファイル形式です。1つのログファイルに連続して書き込み続け、ログファイルが一定の容量に達すると、別のファイル名で新たにログファイルを作成して書き込みます。
- 注※2
-
ログの分割方法にrotatelogsを使用した場合のファイル形式です。rotatelogs2を利用した場合のファイル形式は、「WRAP2/新規出現タイプ」です。「WRAP2」はJP1/Base のログファイルトラップ機能のファイル形式です。ラップラウンドするとき、データを削除して再び先頭からログを書き込みます。「新規出現タイプ」は監視対象ファイルの出現タイプです。監視対象ファイルが順に出現します。そのため、監視開始時にすべてのファイルが存在しているわけではありません。
- 注※3
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JP1/Base のログファイルトラップ機能のファイル形式です。ファイル名を変更して保存、またはファイルをいったん削除したあと、同じ名称のファイルを作成して新たにログを書き込みます。
- 注※4
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「XXXXX」の部分はメッセージを出力したプログラムで管理する5桁の固有の番号(メッセージ番号)を表します。