4.10.5 運用管理サーバマシンを利用するための設定をする
運用管理サーバマシンは、ドメイン管理サーバだけが動作するマシンです。運用管理サーバマシンを利用するためには、ローカルホストからApplication Serverの各サーバを削除して、ドメイン管理サーバだけが動作するマシンに変更します。Application Serverの各サーバは、asadminユーティリティーコマンドのdelete-instanceサブコマンド、delete-webserverサブコマンド、およびdelete-prfサブコマンドで削除します。
前提条件
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ドメイン管理サーバが起動している
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リモートホストとローカルホストでApplication Serverのセットアップが完了している
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リモートホストとローカルホストがDCOMで接続できる
想定ユーザー
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システム構築者
操作手順
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ローカルホストで、asadminユーティリティーコマンドのstop-instanceサブコマンドを実行して、ローカルホストのJava EEサーバ(サーバインスタンス)を停止します。
asadmin stop-instance ローカルホストのサーバインスタンス名
コマンドの実行結果を次に示します。
Command stop-instance executed successfully.
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ローカルホストで、asadminユーティリティーコマンドのstop-prfサブコマンドを実行して、ローカルホストのパフォーマンストレーサーを停止します。
asadmin stop-prf ローカルホストのパフォーマンストレーサー名
コマンドの実行結果を次に示します。
Command stop-prf executed successfully.
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ハードウェアロードバランサーを利用する場合は、ローカルホストで、asadminユーティリティーコマンドのdelete-relationサブコマンドを実行して、ローカルホストのApplication Serverで設定している関連づけを削除します。
asadmin delete-relation ローカルホストのサーバ間関連の関連名
コマンドの実行結果を次に示します。
Command delete-relation executed successfully.
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ローカルホストで、asadminユーティリティーコマンドのdelete-instanceサブコマンドを実行して、ローカルホストのJava EEサーバ(サーバインスタンス)を削除します。
asadmin delete-instance ローカルホストのサーバインスタンス名
コマンドの実行結果を次に示します。
Command delete-instance executed successfully.
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ハードウェアロードバランサーを利用する場合は、ローカルホストのWebサーバを削除します。
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ローカルホストで、asadminユーティリティーコマンドのstop-webserverサブコマンドを実行して、ローカルホストのWebサーバを計画停止します。
asadmin stop-webserver --graceful true ローカルホストのWebサーバ名
コマンドの実行結果を次に示します。
Command stop-webserver executed successfully.
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ローカルホストで、asadminユーティリティーコマンドのdelete-webserverサブコマンドを実行して、ローカルホストのWebサーバを削除します。
asadmin delete-webserver ローカルホストのWebサーバ名
コマンドの実行結果を次に示します。
Command delete-webserver executed successfully.
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ローカルホストで、asadminユーティリティーコマンドのdelete-prfサブコマンドを実行して、ローカルホストのパフォーマンストレーサーを削除します。
asadmin delete-prf ローカルホストのパフォーマンストレーサー名
コマンドの実行結果を次に示します。
Command delete-prf executed successfully.
構成例を次に示します。