環境変数「_HIEDMS_FTPMODE」に静的モードを指定した場合，クライアントアプリケーションを開始する前にファイル転送サービスを開始する必要があります。環境変数「_HIEDMS_FTPMODE」については，「3.13.2(2)　環境変数の設定」を参照してください。

ファイル転送サービスは，Administrator権限を持つユーザが，次のどちらかの方法で開始してください。

(a)　コマンドによって開始する方法

スタートアップの種類が「手動」の場合に，ファイル転送サービス開始コマンド（FtpSvStart）によって，サービス[DocumentBroker FTP Service]を開始する方法です。ファイル転送サービス開始コマンド（FtpSvStart）の指定方法については，「3.13.4　ファイル転送機能で使用するコマンド」を参照してください。

(b)　サービスメニューから開始する方法

サービスメニューからファイル転送サービスを開始する場合，スタートアップの種類によって開始する方法が異なります。スタートアップの種類が「手動」または「自動」の場合の開始方法について説明します。

スタートアップの種類が「手動」の場合

スタートアップの種類が「手動」の場合に，コントロールパネルの［管理ツール］−［サービス］の［サービス］ダイアログから開始する方法です。［サービス］ダイアログで，サービス[DocumentBroker FTP Service]を選択して，「開始」をクリックしてファイル転送サービスを開始してください。スタートアップパラメータでは，次の指定ができます。

起動プロセス数の指定

起動するファイル転送サービスプロセス数を次の形式で指定します。

• prcnum=<起動プロセス数>
  起動するファイル転送サービスプロセス数は1〜20の間で指定します。このパラメータを省略した場合は，「1」が仮定されます。
  

スタートアップの種類が「自動」の場合

スタートアップの種類が「自動」の場合，OS起動時にファイル転送サービスが開始されます。

ファイル転送サービスはAdministrator権限を持つユーザが停止してください。ファイル転送サービスを停止する前に，ファイル転送サービスを使用するアプリケーションが動作中でないことを確認してください。ファイル転送サービスを停止するときは，次のどちらかの方法で停止してください。

(a)　コマンドによって停止する方法

ファイル転送サービス停止コマンド（FtpSvStop）によって，サービス[DocumentBroker FTP Service]を停止する方法です。ファイル転送サービス停止コマンド（FtpSvStop）の指定形式については，「3.13.4　ファイル転送機能で使用するコマンド」を参照してください。

(b)　サービスメニューから停止する方法

コントロールパネルの［管理ツール］−［サービス］の［サービス］ダイアログからファイル転送サービスを停止する方法です。［サービス］ダイアログからサービス[DocumentBroker FTP Service]を選択して，「停止」をクリックしてファイル転送サービスを停止してください。