uCosminexus DocumentBroker Version 3 システム導入・運用ガイド

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3.8.3 文書空間の定義方法

文書空間の定義は,テキストエディタなどで直接DocumentSpace構成定義ファイルを編集するか,文書空間構成定義ウィンドウを使用します。直接DocumentSpace構成定義ファイルを編集する場合の定義方法については,「4.2 DocumentSpace構成定義ファイル(docspace.ini)」を参照してください。文書空間構成定義ウィンドウは,文書空間構成定義アイコンをクリックすると開くウィンドウです。文書空間構成定義ウィンドウを使用した定義方法については,「3.8.4 文書空間構成定義ウィンドウでの設定」を参照してください。

また,幾つかのエントリについては,直接DocumentSpace構成定義ファイルを編集する必要があります。直接DocumentSpace構成定義ファイルを編集する必要があるエントリを,次の表に示します。なお,Countエントリは,必ず指定するエントリです。

表3-2 直接DocumentSpace構成定義ファイルで操作する必要があるエントリ

エントリ名 内容
Count DocumentBrokerが提供する文書空間の数を指定します。
DocSpaceOrbBoaOption 文書空間のサービスプロセスの状態を監視するサービスプロセス監視プロセスに対してORBおよびBOAのオプションを指定します。
ErrLogFileCount エラーログを取得するファイル数を指定します。
ErrLogFileSize エラーログファイルのサイズを指定します。
SessionMax DocumentBrokerに同時に接続できるクライアントの最大数を指定します。指定する値が501以上の場合は,DocumentSpace構成定義ファイルを編集してください。
ProcessOrbBoaOption 文書空間のサービスを供給する全プロセスに共通するORBオプションおよびBOAオプションを指定します。
LdapClientLib DocumentBrokerのLDAP認証で必要になるLDAPクライアントライブラリの種別を指定します。
LdapGroupMember グループに所属しているユーザを記述する属性を指定します。
LdapBindUserDN ディレクトリサービスへのサーババインドに使用するDNを指定します。
LdapBindPassword ディレクトリサービスへのサーババインドに使用するパスワードを指定します。
DBConnectionPoolWaitTimeOut DBConnectionPoolOverエントリに「FIFO」を指定している場合,DBコネクション割り当て待ち時間を指定します。
XdkShmemManage メタ情報管理用のメモリマップトファイルの確保,解放の方法を指定します。
XdkShmemSize メタ情報管理用に確保するメモリマップトファイルのサイズを設定します。
BlobSubstrMode マルチファイル管理機能を使用する場合の,BLOBデータの取得,格納方法を指定します。
BlobSubstrThreshold マルチファイル管理機能を使用する場合で,BlobSubstrModeエントリの値に「THRESHOLD」を指定しているときに,1回のデータベースへのアクセスで取得,格納するデータのサイズを指定します。
BlobGettingMethod データベースからBLOBデータを取得するときの取得先を指定します。
FtpBufferSize ファイル分割転送機能を使用してファイル転送する場合のデータ転送サイズを指定します。なお,このエントリの指定を省略した場合は,ファイル分割転送機能を使用しないで,ファイル転送を実行します。
SelectServerInMultiServer 複数の実行環境から,同じ文書空間にアクセスする運用形態の場合に,クライアント側で接続するDocumentBrokerサーバを選択するかどうかを指定します。
VArrayElementCheck VariableArray型プロパティの要素に指定した値をチェックするかどうかを指定します。
LifeCycleSuiteConnection DocumentBroker Life Cycle Suiteを使用してWorkCoordinatorと連携するかどうかを指定します。