37.2.2 WSDLの拡張属性
Application Serverで使用できるWS-Addressing 1.0仕様のWSDL拡張属性を次に示します。
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wsaw:Action属性
wsdl:input要素,wsdl:output要素,およびwsdl:fault要素とアドレッシング・ヘッダのAction値を結びつけるための拡張属性です。
この属性は,wsdl:portType/wsdl:operation要素の子要素であるwsdl:input要素,wsdl:output要素,およびwsdl:fault要素の拡張属性として記述できます。それ以外の要素の拡張属性として記述した場合は,無視されます。この属性に空白を設定した場合,空白がそのままAction値として使用されます。また,空文字("")を設定した場合,wsaw:Action属性が無視されます。
この属性がWSDLに記述されている場合,cjwsimportコマンドで生成されるSEIに,javax.xml.ws.Actionアノテーションやjavax.xml.ws.FaultActionアノテーションが付与されます。javax.xml.ws.Actionアノテーションについては「16.2.13 javax.xml.ws.Actionアノテーション」を,javax.xml.ws.FaultActionアノテーションについては「16.2.15 javax.xml.ws.FaultActionアノテーション」を参照してください。
wsaw:Action属性を使用した場合のマッピング例を次に示します。
図37‒3 wsaw:Action属性を使用した場合のマッピング例