16.2.15 javax.xml.ws.FaultActionアノテーション
javax.xml.ws.FaultActionアノテーションでは,Webサービスがフォルトメッセージを送信する場合に使用するアドレッシング・ヘッダのwsa:Action要素の値を指定します。
javax.xml.ws.FaultActionアノテーションが指定できるのは,javax.xml.ws.Actionアノテーションのfault要素内だけです。SEIやサービス実装クラスのメソッドに指定しても,無効となります。
(1) className要素(javax.xml.ws.FaultAction)
className要素は,javax.xml.ws.FaultActionアノテーションの必須要素です。Webサービスが送信する例外クラスのクラス名を指定してください。className要素を指定しないと,Webサービス側のJAX-WSエンジンで例外が発生し,Webサービスを開始できません(KDJW40013-E)。
なお,className要素にWebサービスが送信する例外クラス以外を指定した場合は,動作は保証されません。
className要素はWebサービス開始時に参照されるだけです。hwsgenコマンドの実行時には解釈されません。
(2) value要素(javax.xml.ws.FaultAction)
value要素には,className要素で指定した例外クラスのフォルトメッセージをWebサービスが送信する場合に使用するアドレッシング・ヘッダのwsa:Action要素の値を指定します。value要素には,RFC 2396で規定されたxsd:anyURIを満たす文字を指定してください。それ以外の文字を指定した場合の動作は保証されません。
value要素に空白を指定した場合,空白がそのままアドレッシング・ヘッダのwsa:Action要素の値となります。空文字を指定した場合は,その指定は無視され,value要素を記述していないものと見なされます。
value要素はWebサービス開始時に参照されるだけです。hwsgenコマンドの実行時には解釈されません。