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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド


37.1.2 非同期通信

〈この項の構成〉

(1) 非同期通信の流れ

アドレッシング機能を使用した非同期通信の場合,WebサービスクライアントはWebサービスにあるサービスメソッドを呼び出すリクエストメッセージを送信したあと,Webサービスから結果のレスポンスメッセージを受信しないで処理を終了します。Webサービスは,レスポンスメッセージをほかのWebサービスに対して送信します。

非同期通信の流れを次に示します。

図37‒2 非同期通信の流れ

[図データ]

(2) 非同期通信の設定方法

非同期通信を使用するには,アドレッシング・ヘッダのwsa:ReplyTo/wsa:Address要素やwsa:FaultTo/wsa:Address要素に,レスポンスメッセージを送信するWebサービスのURLを設定します。

次の条件の場合に,アドレッシング・ヘッダに設定する内容の例を示します。

(3) 非同期通信の注意事項

非同期通信を使用するときの注意事項について説明します。