37.1.1 同期通信
- 〈この項の構成〉
(1) 同期通信の流れ
同期通信の場合,Webサービスにあるサービスメソッドの呼び出しのリクエストメッセージをWebサービスクライアントから送信し,Webサービスから結果のレスポンスメッセージを受信します。
同期通信の流れを次に示します。
(2) 同期通信の設定方法
同期通信を使用するには,アドレッシング・ヘッダのwsa:ReplyTo/wsa:Address要素に,WS-Addressing 1.0仕様で規定されている匿名URIである"http://www.w3.org/2005/08/addressing/anonymous"を設定します。
次の条件の場合に,アドレッシング・ヘッダに設定する内容の例を示します。
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WebサービスのURI
http://localhost/addressing/AddNumbersImplService
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Webサービスを呼び出す際のAction値
http://sample.com/input
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匿名URI
http://www.w3.org/2005/08/addressing/anonymous
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このメッセージを表すユニークなID
uuid:4cfb4248-a552-4e33-a610-6af94f2aad07
<To xmlns="http://www.w3.org/2005/08/addressing"> http://localhost/addressing/AddNumbersImplService </To> <Action xmlns=http://www.w3.org/2005/08/addressing> http://sample.com/input </Action> <ReplyTo xmlns="http://www.w3.org/2005/08/addressing"> <Address>http://www.w3.org/2005/08/addressing/anonymous</Address> </ReplyTo> <MessageID xmlns="http://www.w3.org/2005/08/addressing"> uuid:4cfb4248-a552-4e33-a610-6af94f2aad07 </MessageID>