10.9.2 Webサービスの破棄
Webサービス側のJAX-WSエンジンでは,J2EEアプリケーションがJ2EEサーバによって終了されるときに,Webサービスを破棄します。具体的には次の処理が実行されます。
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Webサービスのディスカバリをするための,URLと,Webサービス実装クラスまたはプロバイダ実装クラスとのマッピング情報の削除処理
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Webサービス実装クラスまたはプロバイダ実装クラスにハンドラが関連づけられている場合のハンドラの破棄処理
(javax.annotation.PreDestoryアノテーションでアノテートされたメソッドがある場合はそのメソッドの呼び出しも含む)
Webサービスの破棄の開始時に,ログおよび標準出力にKDJW40004-Iのメッセージが出力されます。Webサービスの破棄が正常に終了した場合,ログおよび標準出力にKDJW40006-Iのメッセージが出力されます。Webサービスの破棄でエラーが発生し,破棄に失敗した場合,ログおよび標準エラー出力にKDJW40015-Eのメッセージとエラーの原因となったエラーメッセージが出力されます。
Webサービスの破棄でエラーが発生した場合,ログにエラーが出力されますが,J2EEアプリケーションの終了処理自体は継続され,正常終了します。この場合,KDJW40015-Eのメッセージが出力されたかどうかを確認し,エラーが出力された場合には問題を修正してください。