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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Webサービス開発ガイド


3.5.2 EJB JARファイルの構成

EJBのWebサービスで使用するEJB JARファイルは,次の表に示す構成にする必要があります。

表3‒2 EJB JARファイルの構成

ディレクトリ

備考

/

コンパイルしたJavaクラスを格納します。EJBのWebサービス実装クラスは,このディレクトリに含める必要があります。

META-INF/

wsdl/

作成したWSDLを格納します。WSDLをWebサービスのメタデータとして公開するには,このディレクトリに含める必要があります。なお,別のWARファイルおよびEJB JARファイルに含まれるWSDLファイルをこのディレクトリに含めないでください。

MANIFEST.MF

(凡例)

−:説明や補足事項が特にないことを示します。

  • Application ServerのJAX-WSエンジンでは,同一のEJB JARファイルに,複数のWebサービスを含められます。複数のWebサービスを含める場合,異なる機能を持つクラスのクラス名は重複できません。異なる機能を持つクラスのクラス名が重複していると,Webサービスが正常に動作しないおそれがあります。ただし,複数のWebサービスで同じクラスを利用する場合は,クラス名が重複していてもかまいません。

  • cjwsimportコマンドがpackage-info.javaを生成した場合は,パッケージ名から名前空間へのマッピングに必要なアノテーションなどのWebサービスに必要な情報が出力されているため,必ずpackage-info.javaをEJB JARファイルに含めてください。