Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


9.1 障害時の出力情報概要

Reliable Messagingの運用時に障害が発生した場合は,メッセージログとトレースを参照して原因を調査し,対策してください。

Reliable Messagingのメッセージログとトレースを次の表に示します。

表9‒1 Reliable Messagingのメッセージログとトレース

項番

種類

名称

説明

使用可否

永続版リソースアダプタ

非永続版リソースアダプタ

1

メッセージログ

開始停止メッセージログ

Reliable Messagingの開始と停止についての情報とユーザが指定したプロパティの値が出力されます。

詳細については,「9.3.1 開始停止メッセージログ」を参照してください。

2

Application Server用メッセージログ

Reliable Messagingの開始と停止についての情報と動作中の情報が出力されます。

詳細については,「9.3.2 Application Server用メッセージログ」を参照してください。

3

トレース

メソッドトレース

メソッドの入口情報,出口情報,デバッグ情報およびエラー情報が出力されます。

詳細については,「9.3.3 メソッドトレース」を参照してください。

4

共用キューイベントトレース

共用キューにメッセージが格納されたことを表すイベントの情報が出力されます。

詳細については,「9.3.4 共用キューイベントトレース」を参照してください。

×

5

回線トレース

キュー間転送でやり取りされる電文の情報を出力します。

詳細については,「9.3.5 回線トレース」を参照してください。

×

6

PRFトレース

Reliable Messagingの性能問題の特定と早期解決を目的とした性能解析トレース情報が出力されます。

詳細については,「9.3.6 PRFトレース」を参照してください。

(凡例)

○:使用できます。

×:使用できません。

Reliable Messagingの起動時に各メッセージログおよびトレースを新規作成できない場合または開くことができない場合は,Reliable Messagingの起動を中止します。

永続版リソースアダプタでは,Reliable Messagingの管理情報テーブルを格納するDBで障害が発生した場合は,Reliable Messagingを停止し,DBMSの機能によって原因を調査し対策してください。対象となるテーブルについては,「4.3.6 管理情報テーブルの一覧」を参照してください。DBの回復方法については,HiRDBまたはOracleのマニュアルを参照してください。DBの回復後,Reliable Messagingを再度開始します。