Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


8.3.12 hrmlsque(キュー情報の表示)

〈この項の構成〉

(1) 形式

hrmlsque {-n|-q キュー名} 〔-S システム名〕

(2) 機能

作成済みのキュー名一覧および作成済みのキュー情報を表示します。

(3) オプション

-n

作成済みのキュー名一覧とキューの数が出力されます。キュー情報は出力されません。

-q キュー名

 〜<1〜20文字の識別子>

キュー情報を表示するキューの名前を指定します。

非永続版リソースアダプタの場合は,ローカルキューだけ指定できます。

-S システム名

 〜<先頭が英字の1〜3文字の大文字英字または数字>

コマンドの操作対象となるシステム名(RMSystemNameプロパティ指定値)を指定します。

指定を省略した場合は,HRM_SYSTEM_NAME環境変数に指定したシステム名が設定されます。HRM_SYSTEM_NAME環境変数にもシステム名が指定されていないときはエラーが発生します。

(4) 出力形式

ローカルキューのとき
queue name  =  aa....aa
display name  =  NN....NN
queue mode  =  bb....bb
queue type  =  cc....cc
create date  =  dd....dd
modify date  =  ee....ee
ap delivery mode  =  ff....ff
max message number  =  hh....hh
max cache message number  =  ii....ii
expiry time  =  jj....jj
local fifo id  =  kk....kk
queue state  =  ll....ll
message count  =  uu....uu
delivered message count  =  vv....vv
total message count  =  ww....ww
cache message count  =  xx....xx
expiry time pattern  =  BB....BB
受信用共用キューのとき
queue name  =  aa....aa
display name  =  NN....NN
queue mode  =  bb....bb
queue type  =  cc....cc
share queue version  =  MM....MM
create date  =  dd....dd
modify date  =  ee....ee
ap delivery mode  =  ff....ff
max message size  =  gg....gg
max message number  =  hh....hh
max cache message number  =  ii....ii
local fifo id  =  kk....kk
queue state  =  ll....ll
message count  =  uu....uu
cache message count  =  xx....xx
送信用共用キューのとき
queue name  =  aa....aa
display name  =  NN....NN
queue mode  =  bb....bb
queue type  =  cc....cc
share queue version  =  MM....MM
create date  =  dd....dd
modify date  =  ee....ee
ap delivery mode  =  ff....ff
max message size  =  gg....gg
local fifo id  =  kk....kk
queue state  =  ll....ll
share queue host  =  mm....mm
share queue port  =  nn....nn
share queue name  =  oo....oo
転送キューのとき
queue name  =  aa....aa
display name  =  NN....NN
queue mode  =  bb....bb
queue type  =  cc....cc
create date  =  dd....dd
modify date  =  ee....ee
max message number  =  hh....hh
max cache message number  =  ii....ii
expiry time  =  jj....jj
local fifo id  =  kk....kk
queue state  =  ll....ll
message count  =  uu....uu
delivered message count  =  vv....vv
total message count  =  ww....ww
cache message count  =  xx....xx
address name  =  CC....CC 
url  =  DD....DD 
address queue name  =  EE....EE 
user id  =  FF....FF
password  =  GG....GG
transmission mode  =  HH....HH
qos  =  II....II
transmission group expiry time  =  KK....KK  
transmission expiry time  =  LL....LL
aa....aa

キュー名(文字列)

bb....bb

キューモード

  • 永続版リソースアダプタの場合

    次に示すどちらかが表示されます。

    ・PERSISTENT:永続キュー

    ・NON_PERSISTENT:非永続キュー

    受信用共用キューおよび送信用共用キューの場合はPERSISTENTが表示されます。

  • 非永続版リソースアダプタの場合

    ・NON_PERSISTENT:非永続キュー

cc....cc

キュータイプ

  • 永続版リソースアダプタの場合

    次に示すどれかが表示されます。

    ・LOCAL:ローカルキュー

    ・SHARE_RECEIVE:受信用共用キュー

    ・SHARE_SEND:送信用共用キュー

    ・TRANSMIT:転送キュー

  • 非永続版リソースアダプタの場合

    ・LOCAL:ローカルキュー

dd....dd
  • 永続版リソースアダプタの場合

    キューを作成した日付(文字列)

  • 非永続版リソースアダプタの場合

    キュー作成ファイルを読み込んだときの日付が表示されます。キュー作成ファイルについては,「3.5.1 キュー作成ファイルの作成」を参照してください。

ee....ee
  • 永続版リソースアダプタの場合

    キューを更新した日付(文字列)

  • 非永続版リソースアダプタの場合

    キューを作成した日付(dd....dd)と同じ値が表示されます。

ff....ff

メッセージ取り出しモード

次に示すどちらかが表示されます。

  • SERIAL:シリアル取り出し属性

  • PARALLEL:パラレル取り出し属性

  • PARALLEL_UNIT_ORDER:パラレル取り出し属性(ただし,同一ユニット識別子の配信順序制御)

永続版リソースアダプタの受信用共用キューおよび送信用共用キューの場合はSERIALが表示されます。

gg....gg

最大メッセージ長(10進数)

hh....hh

最大メッセージ数(10進数)

ii....ii
  • 永続版リソースアダプタの場合

    最大キャッシュメッセージ数(10進数)

  • 非永続版リソースアダプタの場合

    最大メッセージ数(hh....hh)と同じ値が表示されます。

jj....jj

メッセージの有効期間(10進数)

kk....kk

ローカル書き込み用のFIFO ID(文字列)

FIFO IDは管理情報としてシステム内部で使用しているキュー情報です。

ll....ll

キューの状態(文字列)

  • 永続版リソースアダプタの場合

    次に示すどれかが表示されます。

    ・NORMAL:正常状態

    ・AP_SEND_DISABLED:メッセージの送信抑止状態

    ・AP_RECEIVE_DISABLED:メッセージの受信抑止状態

    ・TRS_SEND_DISABLED:キュー間転送メッセージの送信抑止状態

    ・TRS_RECEIVE_DISABLED:キュー間転送メッセージの受信抑止状態

    ・BLOCKED:閉塞状態

    複数の抑止をしている場合は,これらがすべて表示されます。閉塞状態のキューは,hrmlsqueコマンドとhrmdelqueコマンド以外は受け付けません。また,キューが閉塞状態にある場合に出力される形式は異なります。詳細は「8.3.12(5) 注意事項」を参照してください。

  • 非永続版リソースアダプタの場合

    次に示すどれかが表示されます。

    ・NORMAL:正常状態

    ・AP_SEND_DISABLED:メッセージの送信抑止状態

    ・AP_RECEIVE_DISABLED:メッセージの受信抑止状態

    複数の抑止をしている場合は,これらがすべて表示されます。

mm....mm

共用キューを使用して複数システム間でのアプリケーション連携をする場合のイベント送信先ホスト名またはIPアドレス(文字列)

nn....nn

共用キューを使用して複数システム間でのアプリケーション連携をする場合のイベント送信先ポート番号(10進数)

oo....oo

共用キューを使用して複数システム間でのアプリケーション連携をする場合の登録先キュー名(文字列)

uu....uu

仕掛かり中メッセージ数(10進数)

未配信メッセージの数です。有効期限切れメッセージおよび受信処理中メッセージの数を含みます。

転送キューの場合,転送待ちメッセージの数および転送処理中メッセージの数も含みます。

vv....vv

配送済みメッセージ数(10進数)

ローカルキューの場合,hrmdelmsgコマンドによって削除されたメッセージなども数に含みます。

転送キューの場合,Acknowledgment受信済みメッセージの数が表示されます。

ww....ww

総メッセージ数(10進数)

仕掛かり中メッセージの数,配信済みメッセージの数および滞留メッセージの数の和です。

転送キューの場合,滞留メッセージの数は常に0となります。

xx....xx

キャッシュに格納されているメッセージ数(10進数)

ローカルキューの場合,キャッシュに格納されている滞留メッセージの数も含みます。

yy....yy

全キューの個数(10進数)

BB....BB

メッセージ有効期間の選択

  • 永続版リソースアダプタの場合

    次に示すどちらかが表示されます。

    ・SENDER:送信側の有効期間

    ・RECEIVER:受信側の有効期間

  • 非永続版リソースアダプタの場合

    「***」が表示されます。

CC....CC

あて先名(文字列)

DD....DD

あて先アドレス(文字列)

EE....EE

転送先キュー名 (識別子)

転送先キューを使用しない場合,空白で表示されます。

FF....FF

BASIC認証のためのユーザID(英数字)

BASIC認証を使用しない場合,空白で表示されます。

GG....GG

BASIC認証のためのパスワード("********")

BASIC認証を使用しない場合,空白で表示されます。

HH....HH

転送モード

永続版リソースアダプタの転送キューの場合,次に示すどちらかが表示されます。

  • NORMAL:通常モード

  • COMPATIBLE:互換モード

II....II

QoS(通信品質)の種別

次に示すどちらかが表示されます。

  • EXACTLY_ONCE:配送保証および重複防止

  • IN_ORDER:順序保証

KK....KK

通信層のグループ有効期間(10進数)

LL....LL

通信層のメッセージ有効期間(10進数)

MM....MM

共用キューのバージョン

送信用共用キューの場合は,対応する受信用共用キューのバージョンを表示します。

NN....NN

キューに対応する表示名(文字列)

キュー定義ファイルの使用有無に関係なく出力します。表示名が指定されていない場合は,キュー名称が表示名として出力されます。

(5) 注意事項