8.3.2 hrmchgque(ローカルキューの属性変更)
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
hrmchgque 〔-d {serial|parallel|parallel_unit_order}〕 〔-n 最大メッセージ数〕 〔-c キャッシュメッセージ数〕 〔-e メッセージ有効期間〕 〔-w {sender|receiver}〕 〔-x 表示名〕 〔-S システム名〕 キュー名
(2) 機能
作成済みのローカルキューの属性を変更します。
非永続版リソースアダプタの場合,キューの属性はキュー作成ファイルの定義によって変更されます。詳細については,「3.5.1 キュー作成ファイルの作成」を参照してください。
(3) オプション
- -d {serial|parallel|parallel_unit_order}
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serial:シリアル取り出し属性
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parallel:パラレル取り出し属性
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parallel_unit_order:パラレル取り出し属性(ただし,同一ユニット識別子の配信順序制御)
キューの永続属性をpersistentに設定したローカルキューに対して,-dオプションでparallel_unit_orderを指定した場合,エラーが発生します。
各属性を指定したときのメッセージの処理については,「2.3.2 メッセージ取り出しモード」を参照してください。
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- -n 最大メッセージ数
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〜<数字>((1〜65535))
ローカルキューに格納するメッセージの最大数を指定します。
- -c キャッシュメッセージ数
-
〜<数字>((0〜65535))
キャッシュに格納するメッセージの数を指定します。
- -e メッセージ有効期間
-
〜<数字>((0〜2592000))(単位:秒)
ローカルキューに格納するメッセージの有効期間を指定します。
0を指定する場合,メッセージの有効期間は無限です。
有効期間を指定するときのメッセージの処理については,「2.3.5 メッセージの有効期間」を参照してください。
- -w {sender|receiver}
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転送キューからメッセージを受信する場合,メッセージの有効期間については,送信側の有効期間を使用するのか,または受信側で更新するのかを選択します。転送キューの詳細については,「8.3.20 hrmmkque(転送キューの作成)」を参照してください。
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sender:送信側の有効期間
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receiver:受信側の有効期間
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- -S システム名
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〜<先頭が英字の1〜3文字の大文字英字または数字>
コマンドの操作対象となるシステム名(RMSystemNameプロパティ指定値)を指定します。
指定を省略した場合は,HRM_SYSTEM_NAME環境変数に指定したシステム名が設定されます。HRM_SYSTEM_NAME環境変数にもシステム名が指定されていないときはエラーが発生します。
- -x 表示名
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〜<1〜64文字の英数字および_(アンダースコア)>
キューの表示名を指定します。表示名とは,アプリケーションがJNDIネーミングサービスからキューを取得するときの,キューの論理名のことです。
指定を省略した場合はコマンド引数で指定したキュー名と同じ名称を指定したものとみなされます。
指定した表示名と同じ名称を持つキューがすでに存在している場合,エラーとなります。詳細は「8.3.2(5) 注意事項」を参照してください。
(4) コマンド引数
- キュー名
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〜<1〜20文字の識別子>
属性を変更するローカルキューの名前を指定します。
指定したローカルキューがない場合はエラーが発生します。
(5) 注意事項
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各オプションを省略する場合,その属性は変更されません。キュー名だけを指定した場合,属性は変更されないでそのままコマンド処理が終了します。
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最大メッセージ数,キャッシュメッセージ数,メッセージ有効期間を変更できるのは,ローカルキューにメッセージがない場合だけです。メッセージがある場合はエラーが発生します。
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Reliable Messaging初回開始時の管理状態の場合,または管理状態からの再開始後に実行状態に移行していない管理状態の場合だけ実行できます。それ以外の場合はエラーが発生します。ただし,Reliable Messaging起動直後の管理状態でも,相手システムが起動中の場合,エラーが発生するおそれがあります。
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キュー定義ファイルを使用しない場合,変更前の表示名でJNDIネーミングサービスに登録されていたオブジェクトは削除され,-xオプションで指定した変更後の表示名でJNDIネーミングサービスに登録されます。このコマンド実行時に,アプリケーションがJNDIネーミングサービスから該当するキューに対応する値(javax.jms.Queue型のオブジェクト)を取得しているかどうかは,このコマンドの実行結果に影響しません。