3.1.1　Reliable Messagingのシステム構築の流れ

(1)　インストール

Application ServerやDBMSなどの前提製品をインストールしたあと，Reliable Messagingをアプリケーションサーバシステムが動作するマシンにインストールします。Windowsの場合はインストーラを，UNIXの場合はPPインストーラを使用してインストールしてください。また，インストール後に格納されるファイルについては，「3.2.2　Reliable Messagingをインストールすると格納されるファイル」を参照してください。

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(2)　システム構築の準備

システム名として，RMSystemNameプロパティに指定する値（先頭が英字の1〜3文字の大文字英字または数字）を決定します。また，Reliable Messagingが使用する環境変数を設定します。

システム名の決定については，「3.3.1　Reliable Messagingのシステム名の決定」を，環境変数の設定については，「3.3.2　環境変数の設定」を参照してください。

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(3)　システム構築

システム構築の手順は，永続版リソースアダプタを使用する場合と，非永続版リソースアダプタを使用する場合で異なります。

永続版リソースアダプタを使用する場合は，「3.4　Reliable Messagingのシステム構築（永続版リソースアダプタの場合）」を，非永続版リソースアダプタを使用する場合は，「3.5　Reliable Messagingのシステム構築（非永続版リソースアダプタの場合）」を参照してください。

なお，キュー定義ファイルの作成以降の作業については，コマンドでシステムを構築しています。コマンド以外にも，GUI（プラグイン）やManagement Serverを利用してシステムを構築することもできます。GUI（プラグイン）またはManagement Serverを利用したシステム構築方法については，マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」およびマニュアル「アプリケーションサーバ アプリケーション開発ガイド」を参照してください。

また，Reliable MessagingおよびDB Connector for Reliable Messagingのプロパティは，ユーザが環境に合わせて定義します。プロパティ定義の流れを次に示します。

1. J2EEサーバの開始

   Application Serverを開始します。また，アプリケーションの要件に合わせて，必要なApplication Serverのサービスを開始してください。

2. プロパティの定義

   DB Connector for Reliable MessagingおよびReliable Messagingのプロパティを定義します。Reliable Messagingで提供するConnector属性ファイルのテンプレートを任意のディレクトリにコピーして，コピーしたファイルを編集してください。

   認証情報（UserおよびPassword）にはReliable MessagingがHiRDBまたはOracleにアクセスするために利用する接続ユーザのユーザ名，パスワードを指定してください。

   なお，非永続版リソースアダプタでは認証情報（UserおよびPassword）は，指定しても無視されます。

3. DB Connector for Reliable MessagingおよびReliable Messagingのインポート

   サーバ管理コマンドを使用して，リソースアダプタとしてDB Connector for Reliable MessagingおよびReliable Messagingをインポートします。

4. プロパティの設定

   サーバ管理コマンドを使用して，DB Connector for Reliable MessagingおよびReliable Messagingのプロパティを設定します。

5. DB Connector for Reliable MessagingおよびReliable Messagingのデプロイ

   サーバ管理コマンドを使用して，DB Connector for Reliable MessagingおよびReliable Messagingをデプロイします。

6. J2EEサーバの停止

   必要に応じてJ2EEサーバ（Component Container）を停止します。引き続きReliable Messagingを開始する場合は，J2EEサーバを停止しないで，永続版リソースアダプタを使用するときは「4.1　Reliable Messagingとアプリケーションの開始と停止（永続版リソースアダプタの場合）」を，非永続版リソースアダプタを使用するときは「5.1　Reliable Messagingとアプリケーションの開始と停止（非永続版リソースアダプタの場合）」を参照してください。

なお，Reliable MessagingおよびDB Connector for Reliable Messagingのシステムを構築するサンプル手順については，「付録C.1　環境構築のサンプル手順」を参照してください。

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