Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


2.2.3 受信用共用キュー

受信用共用キューは,共用キューを使用して複数システム間でのアプリケーション連携をする場合に,メッセージを取り出すためのキューです。受信側アプリケーションは受信用共用キューを指定してメッセージを受信します。また,自システムのアプリケーションから受信用共用キューを指定してメッセージを送信することもできます。さらに,hrmstopqueコマンドを使用して,アプリケーションのメッセージの送受信を抑止できます。

受信用共用キューによるメッセージの受信は,永続版リソースアダプタの場合だけ利用できます。

受信用共用キューの概要を次の図に示します。

図2‒5 受信用共用キューの概要

[図データ]

注意
  • 受信用共用キューは,接続先のデータベースの種別がHiRDBの場合だけ作成できます。接続先のデータベースの種別がOracleの場合に受信用共用キューを作成するとエラーが発生します。

  • 共用キューを作成する場合,同一スキーマ定義内に,送信側システムの管理情報テーブルと受信側システムの管理情報テーブルを定義してください。管理情報テーブルの作成については,「3.4.1(3) Reliable Messagingの管理情報テーブルの作成」を参照してください。