2.2 キューの種類
アプリケーションが送受信するメッセージは,Reliable Messagingが管理するキューに登録されます。永続版リソースアダプタの場合と非永続版リソースアダプタの場合とで,キューの作成や削除などの方法が異なります。
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永続版リソースアダプタの場合
キューは,hrmmkqueコマンドによってDB上のテーブルに作成されます。キュー作成時に指定する-tオプション指定値によって,目的ごとにキューの種類を作り分けできます。
hrmmkqueのコマンドオプションには,格納メッセージの管理方法や格納できるメッセージ数などの属性を指定します。属性はhrmlsqueコマンドで確認でき,hrmchgqueコマンドで変更できます。不要なキューは,hrmdelqueコマンドによって削除できます。
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非永続版リソースアダプタの場合
キュー定義文(定義の先頭にhrmmkqueを記述)を指定して,キュー作成ファイルを作成します。キュー作成ファイルに指定したキュー定義文を基に,Reliable Messaging開始時にキューが作成されます。非永続版リソースアダプタの場合,作成されるキューは非永続キュー属性のローカルキューだけです。また,キューはDBで管理されません。
キュー定義文のオプションには,格納メッセージの管理方法や格納できるメッセージ数などの属性を指定します。属性はhrmlsqueコマンドで確認できます。属性を変更する場合,および不要なキューを削除する場合は,キュー作成ファイルを編集します。