Hitachi

Cosminexus V11 アプリケーションサーバ Cosminexus Reliable Messaging


1.4.3 複数システムのキュー間でメッセージを転送するアプリケーション連携

自システムから,他システムに組み込まれているReliable Messagingまたは他ベンダのメッセージングシステムに向けてメッセージを送信する形態です。この形態は,永続版リソースアダプタだけが利用できます。

複数システムのキュー間でメッセージを転送する場合に,自システムで使用するキューを転送キューといいます。転送キューについては,「2.2.2 転送キュー」を参照してください。

転送キューを使うには,転送先の情報が必要となります。他ベンダに向けたメッセージ転送は,BytesContainerインタフェースを使用することで実現できます。BytesContainerインタフェースについては,「7.8.2 BytesContainerインタフェース」を参照してください。

アプリケーションからメッセージを他システムに転送する手順を次に示します。

  1. 転送キューにメッセージを登録します。

  2. 転送キューにメッセージが登録された時点で他システムに向けたメッセージの転送が開始されます。ただし,コマンドでサーバ間転送のメッセージ送受信を抑止することもできます。また,転送キューに登録済みのメッセージは,アプリケーションからは取り出せません。

複数システムのキュー間でメッセージを転送するアプリケーション連携を次の図に示します。

図1‒8 複数システムのキュー間でメッセージを転送するアプリケーション連携

[図データ]