6.1.1 ディレクティブ一覧
HTTP Serverを起動するために,最低限設定が必要なディレクティブは次のとおりです。
-
最低限設定が必要なディレクティブ
User(UNIX版)
Group(UNIX版)
ServerName
-
SSLを利用する場合にさらに最低限必要なディレクティブ
SSLEngine On
SSLCertificateFile
SSLCertificateKeyFile
コンフィグファイルに指定できるディレクティブの一覧を次の表に示します。なお,次の表およびディレクティブの説明では,次の記号を使用しています。
-
:UNIX版だけに有効なディレクティブ
-
:Windows版だけに有効なディレクティブ
表6‒1 ディレクティブ一覧 設定内容
ディレクティブ
複数指定
httpsd.confファイル内のブロックの定義
○
○
○
○
○
○
○
○
○
サーバの基本的な定義
×
×
×
×
×
×
×
○
×
○
○
○
×
×
×
○
コンテンツを管理するための定義
○
×
○
Webブラウザからのリクエストについての定義(Alias)
○
○
○
○
Webブラウザへのレスポンスについての定義
○
MIMEタイプについての定義
×
○
×
○
×
×
コンテントネゴシエーションについての定義
○
○
○
×
×
×
ハンドラについての定義
○
×
Webサーバの性能についての定義
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
KeepAliveの定義
×
×
×
リクエストを制限する定義
×
×
×
×
CGI,環境変数の定義
○
○
×
○
○
○
○
○
○
○
○
○
×
○
ディレクトリインデクスの表示内容の定義
×
×
○
○
○
×
×
×
○
×
○
○
○
○
○
Webサーバへのアクセスを制御する定義
×
×
×
×
×
×
×
×
○
×
×
○
○
×
×
×
SSLによる暗号化および認証の定義
×
×
×※2
×※2
×
×
×
×
×※1
○
○
×
×
×
Webサーバを運用形態に合わせて複数ホストに見せる定義
○
×
イメージマップファイルについての定義
×
×
×
×
採取するログの定義
×
×
×
○
×
○
○
×
×
×
×
×
×
×
×
○
×
採取するトレースの定義
×
×
×
リバースプロキシについての定義
○
○
×
×
×
○
×
流量制限機能についての定義
×
×
○
×
×
○
×
×
ヘッダカスタマイズ機能についての定義
○
○
HTTP/2プロトコル通信機能についての定義
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
○
有効期限設定機能についての定義
×
○
×
計画停止についての定義
×
×
- (凡例)
-
○:指定できる。
×:指定できない。
- 注
-
特に記述がないかぎり,ファイル名はディレクトリ名を含めた形式(パス情報付き)で記述できます。
- 注※1
-
TLSv1.3用のSSLCipherSuiteとTLSv1.2以前用のSSLCipherSuiteは,それぞれ一つずつ指定できます。
- 注※2
-
RSA暗号用のSSLCertificateFileと楕円曲線暗号用のSSLCertificateFileは,それぞれ一つずつ指定できます。
RSA暗号用のSSLCertificateKeyFileと楕円曲線暗号用のSSLCertificateKeyFileは,それぞれ一つずつ指定できます。