14.4 Application Serverで指定できるJava HotSpot VMのオプションのデフォルト値
Java HotSpot VMのオプションのデフォルト値を示します。デフォルト値は,OSごとに異なります。
- ポイント
-
ここで説明するデフォルト値は,Java HotSpot VMで定義している初期値になります。
実際にJ2EEサーバ,バッチサーバ,Javaアプリケーションを起動した場合は,この表で示したデフォルト値ではなく,各オプション定義ファイルのadd.jvm.argキーのデフォルト値が有効になるキーがあります。
各オプション定義ファイルのデフォルト値については,「2.2.2 usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)」,または「3.2.1 usrconf.cfg(バッチサーバ用オプション定義ファイル)」,または「12.2.1 usrconf.cfg(Javaアプリケーション用オプション定義ファイル)」を参照してください。
Java HotSpot VMのオプションのデフォルト値をOSごとに次に示します。Application Serverで指定できるJava HotSpot VMのオプションについては,「14.5 Application Serverで指定できるJava HotSpot VMのオプション」を参照してください。
項番 |
オプション名 |
使用するOSとJavaVMの種類 |
||
---|---|---|---|---|
Windows |
Linux |
AIX |
||
1 |
-Xmx<size>※1 |
83M |
83M |
83M |
2 |
-Xms<size>※1 |
7.8M |
7.8M |
7.8M |
3 |
-XX:MaxMetaspaceSize=<size>※1 |
264-1 |
264-1 |
264-1 |
4 |
-XX:MetaspaceSize=<size>※1 |
16M |
16M |
16M |
5 |
-XX:CompressedClassSpaceSize=<size>※1 |
1G |
1G |
1G |
6 |
-Xmn<size> |
※3 |
※3 |
※3 |
7 |
-Xss<size> |
1M |
1M |
1M |
8 |
-XX:NewRatio=<value>※1 |
2 |
2 |
2 |
9 |
-XX:SurvivorRatio=<value>※2 |
8 |
32 |
8 |
10 |
-XX:TargetSurvivorRatio=<value> |
50 |
50 |
50 |
11 |
-XX:MaxTenuringThreshold=<value> |
14 |
14 |
14 |
12 |
-XX:ReservedCodeCacheSize=<size> |
48M |
48M |
48M |
- 注
-
<size>の単位はバイトです。
- 注※1
-
J2EEサーバの場合,J2EEサーバ用オプション定義ファイル(usrconf.cfg)のadd.jvm.argキーのデフォルト値が有効になります。add.jvm.argキーで定義されていないオプションのデフォルト値はこの表で示した値となります。
- 注※2
-
J2EEサーバモードで実行したJ2EEサーバでは,JavaVMのデフォルト値は上書きされます。上書き後のデフォルト値は-XX:SurvivorRatio=8となります。これは,すべてのプラットフォームに共通です。
- 注※3
-
Javaヒープと-XX:NewRatioによって決まります。