3.2.6 usrconf.properties(バッチアプリケーション用ユーザプロパティファイル)
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
J2SEのプロパティファイル形式です。
(2) ファイルの格納先
環境変数CJBATCHUSRCONFDIRにusrconf.properties(バッチアプリケーション用ユーザプロパティファイル)の格納先のパスを設定するか,cjexecjobコマンド(バッチアプリケーション実行コマンド)を実行するディレクトリにusrconf.properties(バッチアプリケーション用ユーザプロパティファイル)を格納してください。usrconf.cfg(バッチアプリケーション用オプション定義ファイル)は,cjexecjobコマンド(バッチアプリケーション実行コマンド)実行時に次の順で検索されます。
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環境変数(CJBATCHUSRCONFDIR)に設定したディレクトリ
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cjexecjobコマンド(バッチアプリケーション実行コマンド)を実行したディレクトリ
(3) 機能
cjexecjobコマンド,およびcjkilljobコマンドを実行するJavaVMのシステムプロパティを指定します。
(4) サーバ管理コマンドの予約済みキー
cjexecjobコマンド,およびcjkilljobコマンドでは,次に示す接頭子で始まるキーを内部的に利用します。このため,アプリケーションでこれらの接頭子で始まるキーを利用してはいけません。
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ejbserver.*
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webserver.*
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appclient.*
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j2eeserver.*
(5) cjexecjobコマンド,およびcjkilljobコマンドのカスタマイズ用キー
cjexecjobコマンド,およびcjkilljobコマンドでは,次に示すシステムプロパティのキーに値を設定することで,バッチサーバの動作をカスタマイズできます。
キーの概要とデフォルト値を次の表に示します。キーの詳細については,「2.2.3 usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)」を参照してください。なお,参照する場合は「J2EEサーバ」および「J2EEアプリケーション」を「バッチサーバ」および「バッチアプリケーション」と読み替えてください。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
概要 |
デフォルト値 |
関連情報 |
---|---|---|---|
CTM内のキューに滞留したリクエストを引き出す時のプライオリティ(優先順位)を指定します。 |
4 |
||
EJBメソッドの呼び出し時に通信障害が発生した場合の,EJBクライアント側でのコネクションの再接続動作とリクエストの再送動作を指定します。 |
VB_TRANSPARENT |
「機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2.13 EJBのリモートインタフェースの呼び出し」 |
|
ネーミングサービスとの通信タイムアウト時間を指定します。 |
0 |
||
バッチアプリケーションが利用するCORBAネーミングサービスのホスト名称とポート番号を指定します。 なお,旧バージョンで使用されていたプロトコル(iioplocまたはiiopname)と互換性があります。 (指定形式) corbaname::[ホスト名称]:[ポート番号] |
バッチアプリケーションが実行されるバッチサーバが利用する,CORBAネーミングサービスと通信する値。 |
||
クライアントとサーバ間の通信タイムアウト時間を指定します。 |
0 |