cmx_admin_passwd(Management Serverの管理ユーザアカウントの設定)
形式
cmx_admin_passwd [共通引数] [-np <新管理ユーザパスワード>] [-nu <新管理ユーザID>]
機能
Management Serverへログインするための管理ユーザアカウントを設定します。新管理ユーザアカウントを指定している場合は,設定済みの管理ユーザアカウントを新管理ユーザアカウントに変更します。また,-npオプションに空文字("")を指定している場合は,設定済みの管理ユーザパスワードを解除します。
引数
- -np <新管理ユーザパスワード>
-
新しいManagement Serverの管理ユーザパスワードを指定します。
- -nu <新管理ユーザID>
-
新しいManagement Serverの管理ユーザIDを指定します。
入力例
-
新規に管理ユーザアカウントを設定する場合
cmx_admin_passwd -m localhost -u admin01 -p p1574809
-
設定済みの管理ユーザアカウントを変更する場合
cmx_admin_passwd -m localhost -u admin01 -p p1574809 -np passwd123 -nu admin02
-
管理ユーザパスワードを解除する場合
cmx_admin_passwd -m localhost -u admin01 -p p1574809 -np ""
戻り値
- 0:
-
正常終了しました。
- 1:
-
警告終了しました。
- 64:
-
異常終了しました。
注意事項
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管理ユーザパスワードが設定されていない状態で,-npオプションを指定したコマンドを入力すると,共通引数の-pオプションの指定は無視されて,新管理ユーザパスワードが設定されます。また,管理ユーザIDが設定されていない状態で,-nuオプションを指定したコマンドを入力すると,共通引数の-uオプションの指定は無視されて,新管理ユーザIDが設定されます。管理ユーザアカウントの省略機能を有効にしている場合,メッセージを表示し,終了コード0を出力します。また,管理ユーザアカウントの設定はしません。管理ユーザアカウントの省略機能については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「4.1.15(3) 管理ユーザアカウントを設定しない場合の設定」を参照してください。
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-npオプションにパスワードを指定した場合,このコマンドの実行中に,プロセスの引数を確認できるOS機能などでパスワードが観測されるおそれがあります。-npオプションを使用する際は,プロセスの引数を確認できるOS機能などを,他ユーザが使用できない状況下で実施してください。このため,管理ユーザアカウントを設定する場合や,設定済みの管理ユーザアカウントを変更したい場合は,mngsvrctlコマンドで引数setupと-interactiveオプションを指定して対話形式で実行することを推奨します。または運用管理ポータルの「Cosminexus Management Serverの設定」の[管理ユーザアカウントの設定]画面で設定してください。共通引数の-pオプションは,.cmxrc(クライアント設定プロパティファイル)またはcmxclient.properties(クライアント共通設定ファイル)にパスワードを設定することで指定を省略できます。mngsvrctlコマンドについては,「7.2 Management Serverで使用するコマンドの詳細」の「mngsvrctl(Management Serverの起動/停止/セットアップ)」を参照してください。運用管理ポータルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「8.2.1 管理ユーザアカウントの設定」を参照してください。