7.3.7 hold
引数に指定されたサービスを閉塞します。
サブコマンドholdに指定できる引数を次に示します。
holdでは,次の3種類の方法でキューを閉塞できます。
-
引数に"queue"を指定して,特定の名称のキューを閉塞します。
"-t"オプションで指定されたCTMに属する<queueName>の名称のキューを閉塞します。"-t"オプションおよび<queueName>は必ず指定してください。なお,"-t"オプションにホスト名は指定できません。
キューの閉塞条件として,"in"(キューの入り口を閉塞),"out"(キューの出口を閉塞)または"force"(キューの強制閉塞)のどれかを指定してください。"in"指定の場合,キューイング中のリクエスト終了の待ち時間を指定できます。待ち時間は,"in:<waitTime>"の形式で,次の値を指定します。
- 0:
-
キューの入り口を閉塞し,キューイング中のすべてのリクエストが終了するまで待ちます。
- 1〜2147483647:
-
キューの入り口を閉塞し,キューイング中のリクエストの終了を指定秒数まで待ちます。
- -1:
-
キューの入り口を閉塞し,キューイング中のリクエストはすべてエラーリターンします。
"in"だけ指定した場合は,"in:-1"が設定されます。
"out"を指定し,キューの出口を閉塞した場合,閉塞中もリクエストは受け付けられますが,リクエストはJ2EEアプリケーションに振り分けられません。オンライン中にJ2EEアプリケーションの入れ替えをする場合には,"out"を指定してキューを閉塞してください。
"force"を指定した場合は,"in:-1"を指定したときと同様にキューの入り口を閉塞し,キューイング中のリクエストはすべてエラーリターンしますが,"in:-1"を指定したときよりも高速に閉塞できます。また,"force:<waitTime>"の形式で待ち時間を指定できます。指定する値は,"in"指定の場合と同じです。
-
引数に"queues"を指定して,複数のキューを閉塞します。
"-t"オプションで指定されたCTM,またはホストに属するすべてのキューを閉塞します。"-t"オプションは必ず指定してください。"in","out","force"の指定は"queue"の場合と同じです。
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引数に"allQueues"を指定して,すべてのキューを閉塞します。
運用管理ドメインのすべてのキューを閉塞します。"in","out","force"の指定は"queue"の場合と同じです。