7.3.4 start
指定した論理サーバ,J2EEアプリケーション,J2EEリソースを起動します。
サブコマンドstartに指定できる引数を次に示します。
startでは,次の2種類の操作を実行できます。
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引数に"allServers"を指定して,指定された論理サーバを起動します。
運用管理ドメインに定義された論理サーバを,定義された起動順序で起動します。
引数にserverが指定された場合,"-t"オプションで指定された論理サーバ(スマートエージェント,ネーミングサービス,J2EEサーバ,J2EEサーバクラスタ,CTM,CTMドメインマネジャ,パフォーマンストレーサ,Webサーバ,Webサーバクラスタ,およびユーザサーバ)を起動します。
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引数にはstartサブコマンドに対する引数を二つ指定して,指定されたJ2EEアプリケーション/J2EEリソースアダプタ/JavaBeansリソースを開始します。
一つ目の引数に"app"/"resAdapter"/"resJavaBeans"が指定された場合,"-t"オプションで指定されたJ2EEサーバにインポートされている,二つ目の引数で指定された表示名(displayname)のJ2EEアプリケーション/リソースアダプタ/JavaBeansリソースを開始します。J2EEサーバクラスタの場合は,メンバとなるJ2EEサーバに操作を展開します。
"-t"オプションにJ2EEサーバ(J2EEサーバクラスタのメンバも含む)またはJ2EEサーバクラスタ以外の論理サーバが指定された場合はエラーになります。また,"-t"オプションにホスト名は指定できません。
- 注意事項
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start/stopサブコマンドを実行した直後に,同一論理サーバに対して同様の処理を実行する場合には,まず-sオプションを指定してstart/stopを実行し,その処理の完了を待ってから次のコマンドを実行してください。
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listサブコマンドで取得されるステータスは,start,stopなどの他のサブコマンドの処理の実行状態に関係なく,呼び出し時点での情報を返します。そのため,startコマンドによる起動処理が完了する前に"working"のステータスを返したり,stopコマンドによる停止処理が完了する前に"stopped"のステータスを返したりすることがあります。
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