7.3.1 list
引数に指定された値のリストを表示します。次の引数を指定できます。
listでは,次の5種類の情報を表示できます。
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引数に"status"を指定して,運用管理ドメイン内の論理サーバとそのステータス情報を表示します。
出力情報のヘッダ部のtypeは論理サーバの種類(Webサーバ,J2EEサーバ,ネーミングサービス,スマートエージェント,パフォーマンストレーサ,CTMドメインマネジャ,およびCTM),startingOrderは論理サーバの起動順序,parentは論理サーバが属するクラスタ名を表します。起動順序を設定していない場合,startingOrderにはデフォルト値が表示され,起動順序情報を取得できない場合は「−」が表示されます。デフォルト値については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「11.3.5 運用管理ドメイン全体の論理サーバの起動順序の設定」を参照してください。クラスタに属さない単体の論理サーバの場合,Parentには「−」が表示されます。
statusの種類は,working(稼働中),stopped(停止),starting(起動中),stopping(停止中),abnormal ended(異常停止),recovering(回復中),communication error(通信障害),auto stopping(自動停止中),auto restarting(自動再起動中),graceful stopping(計画停止中),またはforce stopping(強制停止中)のどれかです。論理サーバのステータスの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 運用管理ポータル操作ガイド」の「4.4 論理サーバの運用監視」を参照してください。このサブコマンドでは,クラスタに属している論理サーバと単体の論理サーバだけを表示します。
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引数に"appStatus"を指定して,J2EEサーバにインポートされているJ2EEアプリケーションの情報の一覧を表示します。
"-t"オプションで指定されたJ2EEサーバにインポートされているJ2EEアプリケーションの情報を一覧表示します。
J2EEサーバクラスタが指定された場合,メンバに処理を展開します。"-t"オプションにJ2EEサーバ(J2EEサーバクラスタのメンバも含む)またはJ2EEサーバクラスタ以外の論理サーバが指定された場合はエラーになります。
出力情報のヘッダ部のlogicalServerNameには,"-t"オプションで指定したJ2EEサーバ名が表示されます。
出力情報のヘッダ部のappNameには,J2EEサーバにインポートされているアプリケーションの表示名が表示されます。なお,J2EEサーバが起動していない場合は,空文字("")が表示されます。J2EEサーバが起動していて,インポートされたアプリケーションがない場合は,レコードを出力しません。
statusの種類は,working(稼働中),stopped(停止),またはunknown(J2EEサーバが起動していない,もしくはJ2EEサーバで管理されていない)のどれかです。
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引数に"resStatus"を指定して,J2EEサーバ,またはバッチサーバにインポートされているJ2EEリソースの情報の一覧を表示します。
"-t"オプションで指定されたJ2EEサーバ,またはバッチサーバにインポートされているJ2EEリソースの情報を一覧表示します。
J2EEサーバクラスタが指定された場合,メンバに処理を展開します。"-t"オプションにJ2EEサーバ(J2EEサーバクラスタのメンバも含む),バッチサーバまたはJ2EEサーバクラスタ以外の論理サーバが指定された場合はエラーになります。
出力情報のヘッダ部のlogicalServerNameには,"-t"オプションで指定したJ2EEサーバ名,またはバッチサーバ名が表示されます。
出力情報のヘッダ部のresourceNameには,J2EEサーバにインポートされているリソースアダプタの表示名が表示されます。なお,J2EEサーバが起動していない場合は,空文字("")が表示されます。
statusの種類は,working(稼働中),stopped(停止),またはunknown(J2EEサーバが起動していない,もしくはJ2EEサーバで管理されていない)のどれかです。
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引数に"resJavaBeansStatus"を指定して,J2EEサーバ,またはバッチサーバにインポートされているJavaBeansリソースの情報の一覧を表示します。
"-t"オプションで指定されたJ2EEサーバ,またはバッチサーバにインポートされているJavaBeansリソースの情報を一覧表示します。
J2EEサーバクラスタが指定された場合,メンバに処理を展開します。"-t"オプションにJ2EEサーバ(J2EEサーバクラスタのメンバも含む),バッチサーバまたはJ2EEサーバクラスタ以外の論理サーバが指定された場合はエラーになります。
出力情報のヘッダ部のlogicalServerNameには,"-t"オプションで指定したJ2EEサーバ名,またはバッチサーバ名が表示されます。
出力情報のヘッダ部のJavaBeansResourceNameには,J2EEサーバにインポートされているJavaBeansリソースの表示名が表示されます。J2EEサーバが起動していない場合は,空文字("")が表示されます。
statusの種類は,working(稼働中),stopped(停止),またはunknown(J2EEサーバが起動していない,もしくはJ2EEサーバで管理されていない)のどれかです。
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引数に"queues"を指定して,CTMのキューの情報を表示します。
"-t"オプションで指定されたCTM,またはホストに所属するキューの情報を一覧表示します。
ヘッダ部のlogicalServerNameにはCTM名称が表示されます。queueNameにはキュー名称が表示されます。
statusの種類は,scheduling(スケジューリングが可能な状態),preparing(キュー準備中),stopping(キュー終了処理中),closing[in](キュー入り口閉塞中),またはclosing[out](キュー出口閉塞中)のどれかです。