ctmstop(CTMデーモンの終了)
形式
ctmstop [-h] [-CTMDomain <CTMドメイン名称>] [-CTMID <CTM識別子>] [-CTMMyHost <ホスト名称またはIPアドレス>] [-CTMForce [-CTMDebugInfo]]
機能
リクエストをスケジューリングするためのCTMデーモンを終了します。
引数
- -h
-
コマンドの使用方法が表示されます。
- -CTMDomain <CTMドメイン名称>
-
CTMデーモンが属するCTMドメイン名称を1〜31文字の英数字,またはアンダースコア(_)で指定します。"CTM"または"ctm"で始まる文字列は指定しないでください。省略した場合は"CTMDOMAIN"が設定されます。
- -CTMID <CTM識別子>
-
CTMデーモンのCTM識別子を1〜31文字の英数字,ピリオド(.),またはアンダースコア(_)で指定します。"CTM"または"ctm"で始まるCTM識別子は指定しないでください。ピリオド(.)は,IPアドレスを指定する場合だけ使用できます。
省略した場合は,IPアドレスがCTM識別子に設定されます。例えば,ホストのIPアドレスが"172.17.112.43"のとき,"172.17.112.43"という文字列がCTM識別子となります。
- -CTMMyHost <ホスト名称またはIPアドレス>
-
マルチホームまたはIPアドレスを引き継ぐ系切り替え環境でCTMが使用するホスト名称またはIPアドレスを1〜64文字の文字列で指定します。省略した場合は,hostnameコマンドで取得されるホスト名称が設定されます。
-CTMIDオプションを省略して-CTMMyHostオプションを指定した場合,デフォルトのCTM識別子は-CTMMyHostオプションで指定したIPアドレスになります。
- -CTMForce
-
CTMデーモンを強制終了します。
- -CTMDebugInfo
-
CTMデーモンの強制終了時にデバッグ情報として,共用メモリダンプおよびコアを取得します。
-CTMDebugInfoオプションは,-CTMForceオプションを指定したときだけ有効です。
戻り値
- 0:
-
正常終了しました。
- 0以外:
-
コマンド処理中にエラーが発生したため,異常終了しました。出力されるメッセージに従って対策したあと,再度コマンドを実行してください。
注意事項
CTMデーモンの正常終了では,実行中リクエストがなくなるまで待ち合わせます。そのため,タイムアウトが無限待ち(デフォルト)のEJBの業務リクエストに対して通信障害などが発生すると,正常に終了できなくなるため注意してください。