cjdumpsv(J2EEサーバのスレッドダンプの取得)
形式
cjdumpsv [<サーバ名称>]
機能
WebブラウザやEJBクライアントに応答が返らない場合,J2EEサーバで障害が発生した場合,アプリケーションの挙動を調査したい場合などに,JavaVMのスレッドダンプを取得します。
コマンドを実行すると,サーバ標準出力ログ(cjstdout.log)および次のファイルに,スレッドダンプが出力されます。
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Windowsの場合
<J2EEサーバの作業ディレクトリ>\ejb\<サーバ名称>\javacore*.txt
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UNIXの場合
<J2EEサーバの作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名称>/javacore*.txt
なお,<J2EEサーバの作業ディレクトリ>とは,usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)のejb.public.directoryキーに指定したディレクトリです。
引数
- <サーバ名称>
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接続先J2EEサーバ名称を指定します。サーバ名称を省略したときは,ホスト名称がサーバ名称として使用されます。
戻り値
- 0:
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正常終了しました。
- 1:
-
異常終了しました。
注意事項
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UNIXの場合,このコマンドの実行には,root権限,またはComponent Container管理者の権限が必要です。
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コマンドの引数にサーバ名称を指定する場合,cjsetupコマンドで指定したサーバ名称と大文字・小文字を一致させた文字列を指定する必要があります。
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J2EEサーバをManagerから起動している場合,またはWindowsのサービスとして起動している場合,スレッドダンプの取得に失敗する場合があります。
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cjstopsvコマンドが他のサーバ管理コマンドの終了待ちの状態で,cjdumpsvコマンドを実行すると,スレッドダンプの取得に失敗します。