1.4.1 アプリケーション設定操作の実行ホストについての制約
アプリケーション設定操作は,J2EEサーバおよびCORBAネーミングサービスとは別のホストから実行できます。
ただし,展開ディレクトリ形式のJ2EEアプリケーションの場合,J2EEアプリケーションの設定とカスタマイズについてはJ2EEサーバと同じホストだけで実行できます。
別のホストのJ2EEサーバを操作する場合,あらかじめ次の設定が必要です。
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J2EEサーバへのアクセス権の設定
操作対象のJ2EEサーバへのアクセス権限が必要です。J2EEサーバへのアクセス権を設定するには,J2EEサーバ用のusrconf.propertiesファイルで,webserver.connector.http.permitted.hostsキーを定義します。J2EEサーバ用のusrconf.propertiesファイルの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「2.2.3 usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)」を参照してください。
J2EEサーバに対するアクセス権限を持っていないときには,エラーメッセージが出力され,アプリケーション設定操作は実行できません。
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ネットワークの設定
サーバ管理コマンド実行ホストからJ2EEサーバ実行ホストのホスト名称を解決できるよう,あらかじめネットワークを設定しておく必要があります。
アプリケーション設定操作,J2EEサーバおよびCORBAネーミングサービスを別のホストで実行する場合,それぞれにインストールされているアプリケーションサーバのバージョンが異なると正常に実行できないときがあります。それぞれに同じバージョンのアプリケーションサーバがインストールされている環境で使用してください。