10.1.1 usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)
- 〈この項の構成〉
(1) cosminexus.jpaから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
J2EEサーバのJPA機能を利用する場合に,JPAプロバイダ稼働ログのカテゴリごとのログレベルを指定します。カテゴリ名,およびログレベルは大文字と小文字を区別します。 未設定の場合,稼働ログには出力されません。セキュリティや性能面に対する影響があるため,出力レベルの設定には注意してください。
|
Off |
08-00 |
|
JPAプロバイダがSQL文を実行してデータベースから例外を受け取った場合に,例外メッセージに例外が発生した原因となったSQL文を含むどうかを指定します。
|
Off |
08-00 |
(2) ejbserver.jpaから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
デフォルトのJTAデータソースの参照を指定します。このプロパティはpersistence.xmlのjta-data-sourceを指定しなかった場合,または空白文字を指定した場合に使用されます。 |
なし |
08-00 |
|
デフォルトの非JTAデータソースの参照を指定します。このプロパティはpersistence.xmlのnon-jta-data-sourceを指定しなかった場合または空白文字を指定した場合に使用されます。 |
なし |
08-00 |
|
デフォルトのJPAプロバイダクラス名を指定するプロパティです。このプロパティは,persistence.xmlのproviderを指定しなかった場合または空白文字が指定した場合に使用されます。 |
com.hitachi.software.jpa.PersistenceProvider |
08-00 |
|
アプリケーションサーバのJPA機能を使用する場合に指定します。
|
false |
08-20 |
|
persistence.xmlのjta-data-sourceに指定した値,およびejbserver.jpa.defaultJtaDsNameに指定した値より優先して使用するJTAデータソースの参照を指定します。 |
なし |
08-00 |
|
persistence.xmlのnon-jta-data-sourceに指定した値,およびejbserver.jpa.defaultNonJtaDsNameに指定した値より優先して使用する非JTAデータソースの参照を指定します。 |
なし |
08-00 |
|
persistence.xmlのproviderに指定した値,およびejbserver.jpa.defaultProviderClassNameに指定した値より優先して使用するJPAプロバイダクラス名を指定します。 |
なし |
08-00 |
|
JPAプロバイダ独自のプロパティのキーを指定します。すべての永続化ユニットのデプロイ時に,「ejbserver.jpa.emfprop.」プリフィックスを除去したプロパティがJPAプロバイダに渡されます。 |
なし |
08-00 |
(3) ejbserver.loggerから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
J2EEサーバのログファイルの面数を,1〜16の整数で指定します。 |
|
− |
||
J2EEサーバのログファイルのサイズ(単位:バイト)を,4096〜2147483647の整数で指定します。 |
|
− |
(4) ejbserver.serverから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
リダイレクタとの通信用オブジェクトをExplicitヒープに配置するかどうかを指定します。
ただし,JavaVMオプションHitachiUseExplicitMemoryを無効にした場合,このプロパティは無効(false指定時と同じ挙動)となります。 |
true |
08-00 |
(5) webserver.connectorから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
リダイレクタからの接続要求の最大の待ち行列数を指定します。1〜2147483647の整数で指定します。 有効な最大値は実行するプラットフォームで指定できるSocketのListenキューの最大値となります。実際のListenキューの最大値はOSによって異なるため,詳細は各OSのlisten関数についてのマニュアルを参照してください。 このキーに指定した値は,java.net.ServerSocketクラスのコンストラクタのbacklog引数に設定されます。ただし,この指定値がOSの制限値を超えた場合は,OSの制限値が設定されたものと解釈され,エラーにはなりません。制限値はOSによって異なります。制限値を拡張する方法については,OSのマニュアルを参照してください。 |
100 |
− |
||
Webサーバ連携で使用するIPアドレスまたはホスト名称を指定します。 IPアドレス,またはホスト名称の前後の半角スペースは無視されます。値を指定しない場合は,ワイルドカードアドレスが使用されます。 このプロパティを指定するときは,ワーカホスト名称にもローカルホスト名称またはIPアドレスを指定する必要があります。 同一ホストで実行しているWebサーバとWebサーバ連携をしている構成で,次のどちらかの設定をしている場合,WebコンテナはWebサーバからのリクエストを受信できません。
|
なし |
− |
||
Webコンテナがリクエストを処理する同時実行数を指定します。※1 1〜1024の整数で指定します。 指定されたリクエストの同時実行数分のスレッドがサーバ起動時に生成されます。 |
10 |
− |
「機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2.14 Webコンテナ単位での同時実行スレッド数の制御」 |
|
Webサーバとの通信に使用するポート番号を指定します。 1〜65535の整数で指定します。 すでにほかのアプリケーションで使用または確保されているポート番号は指定できません。また,複数のJ2EEサーバでWebサーバとの通信に使用するポートのポート番号に同じ値を設定しないでください。同一のポート番号を指定したJ2EEサーバはcjstartsvコマンドで複数起動できません。 |
8007 |
− |
||
リクエスト受信処理のリダイレクタへのデータ要求処理で,リダイレクタからの応答を待つ時間(通信タイムアウト値)を0〜3600の整数(単位:秒)で指定します。 0を指定した場合は,リダイレクタからの応答を受け取るまで待ち続け,タイムアウトは発生しません。 |
600(秒) |
− |
||
レスポンス送信処理のタイムアウト値を0〜3600の整数(単位:秒)で指定します。 数値以外の文字列や範囲外の数値を指定した場合は,メッセージを出力し,デフォルト値を使用します。 タイムアウト値に0,またはTCPの持つデータ送信の再送タイマより長い時間を設定した場合,タイムアウト値はTCPの持つタイムアウト値になります。その場合,不正なタイムアウト値が指定されたことを示すメッセージは出力されません。 |
600 |
− |
||
Webクライアントからの接続要求を格納するTCPリスンキューの長さを1〜2147483647の整数で指定します。 有効な指定値の最大値や実際に設定されるTCPリスンキューの長さはOSによって異なります。 数値以外の文字列,範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
511 |
− |
||
インプロセスHTTPサーバで使用するIPアドレスまたはホスト名を指定します。 IPアドレスまたはホスト名の前後の半角スペースは無視されます。値を指定しない場合は,ワイルドカードアドレスが使用されます。 指定されたホスト名またはIPアドレスが解決できない場合,ローカルではないホストのホスト名またはIPアドレスを指定した場合はメッセージが出力され,ワイルドカードアドレスが使用されます。 |
なし |
− |
||
インプロセスHTTPサーバ機能を有効にするかどうかを指定します。
trueまたはfalse以外の文字列を指定した場合,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 なお,インプロセスHTTPサーバ機能が有効の場合は,Webサーバ連携は使用できません。 |
false |
− |
||
アクセスを許可するHTTPメソッドを指定します。 複数のメソッドを指定する場合は,コンマ(,)で区切ります。メソッド名にはHTTP/1.1で定義されたメソッドを指定します。 また,アスタリスク(*)を指定した場合は,すべてのメソッドが許可されます。 HTTPメソッドでは大文字,小文字が区別されるため,このプロパティに指定する値も区別されます。 メソッド名にはRFC2616で規定されている値を使用する必要があります。ただし,文字列"*"をメソッド名として指定できません。 各メソッド名の前後の空白文字※2は無視されます。不正な値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
GET,HEAD,POST,PUT,DELETE,OPTIONS |
− |
||
エラーページカスタマイズ機能で使用するエラーページカスタマイズ定義名を指定します。 指定できる値の最大長は1024文字で,英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)またはアンダースコア(_)で構成される文字列で指定します。定義名一つの文字列長は1〜32文字です。 定義名を複数指定する場合は,コンマ(,)で区切ります。コンマの前後の空白文字※2は無視されます。また,同じエラーページカスタマイズ定義名を複数回指定できません。 不正な値を指定した場合,メッセージが出力され,すべてのエラーページカスタマイズ定義は無効となります。 |
なし |
− |
||
webserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.file |
エラーページカスタマイズ機能で,エラーページカスタマイズ時のレスポンスボディとして使用するファイルを絶対パスで指定します。 パスの区切り記号には”/”を使用します。 webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで設定されていないエラーページカスタマイズ定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効になります。 webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで指定したエラーページカスタマイズ定義名について,このプロパティ,またはwebserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.redirect_urlのどちらか一方だけを必ず指定してください。両方のプロパティを指定した場合,どちらも指定しなかった場合,絶対パスで指定しなかった場合,または存在しないファイルや読み取り権限のないファイルを指定した場合は,メッセージが出力され,このエラーページカスタマイズ定義は無効となります。 空文字列または空白文字※2を指定した場合,プロパティは無効になります。 |
なし |
− |
|
webserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.file.content_type |
エラーページカスタマイズ機能で,エラーページカスタマイズ時のレスポンスのContent-Typeヘッダの値を指定します。 webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで設定されていないエラーページカスタマイズ定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。 webserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.fileが設定されていない場合,プロパティは無効になります。 |
text/html |
− |
|
webserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.redirect_url |
エラーページカスタマイズ機能で,リダイレクトURLを絶対パスで指定します。 webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで設定されていないエラーページカスタマイズ定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。 webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで指定したエラーページカスタマイズ定義名について,このプロパティ,またはwebserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.fileのどちらか一方だけを必ず指定してください。 値が正しいかどうかのチェックは行われないため,実際に動作させて確認する必要があります。 |
なし |
− |
|
webserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.request_url |
エラーページカスタマイズ機能で,エラーページカスタマイズを適用するリクエストURLをスラッシュ(/)で始まる絶対パスで指定します。ワイルドカード(*)はスラッシュの直後に1回だけ指定できます。"*"は必ずワイルドカードと解釈されるため,通常の文字としては使用できません。 また,このプロパティで指定した値とwebserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.statusで指定した値は,ほかのエラーページカスタマイズ定義と完全に一致してはいけません。 webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで設定されていないエラーページカスタマイズ定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。 不正な値を指定した場合,メッセージが出力され,このエラーページカスタマイズ定義は無効となります。 |
/* |
− |
|
webserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.status |
エラーページカスタマイズ機能で,エラーページのカスタマイズを行うレスポンスのステータスコードを400〜599の整数で指定します。 このプロパティで指定した値,およびwebserver.connector.inprocess_http.error_custom.<エラーページカスタマイズ定義名>.request_urlで指定した値は,ほかのエラーページカスタマイズ定義と完全に一致してはいけません。 webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで設定されていないエラーページカスタマイズ定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。 webserver.connector.inprocess_http.error_custom.listで指定したエラーページカスタマイズ定義名について,このプロパティは必ず指定してください。指定しなかった場合,または不正な値を指定した場合,メッセージが出力され,このエラーページカスタマイズ定義は無効となります。 |
なし |
− |
|
ゲートウェイのホスト名またはIPアドレスを指定します。Hostヘッダのないリクエストに対してwelcomeファイルなどにリダイレクトするとき,Locationヘッダに指定するURLのホスト名部分が指定値となります。 |
なし |
− |
||
ゲートウェイのポート番号を1〜65535の整数で指定します。 Hostヘッダのないリクエストに対してwelcomeファイルなどにリダイレクトするとき,Locationヘッダに指定するURLのポート番号部分が指定値となります。 webserver.connector.inprocess_http.gateway.hostが指定されていない場合は,このプロパティの指定は無視されます。 また,webserver.connector.inprocess_http.gateway.hostを指定し,このプロパティを省略した場合は下記の値が設定されます。
数値以外の文字列,または範囲外の数値を指定した場合は,メッセージが出力され,指定されなかったものとみなされます。 |
なし |
− |
||
クライアントからのリクエストのスキームはhttpsで,SSLアクセラレータなどによってWebサーバへのスキームがhttpとなる場合にtrueを指定します。
trueまたはfalse以外の文字列を指定した場合,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
false |
− |
||
インプロセスHTTPサーバで受信したリクエストに対して,Webコンテナがホスト名のルックアップの逆引きをしてクライアントのIPアドレスをホスト名に変換するかどうかを指定します。 ただし,ホスト名の逆引きをすると,スループットが低下します。 ホスト名を解決しなかった場合,javax.servlet.ServletRequestインタフェースのgetRemoteHost()メソッドの結果や,ログファイルに出力するクライアントのIPアドレスは,ドット(.)で区切られた書式のIPアドレスとなります。
trueまたはfalse以外の文字列を指定した場合,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
false |
− |
||
サーバ起動時に生成するインプロセスHTTPサーバのリクエスト処理スレッド数を1〜1024の整数で指定します。 指定する値は,Webクライアントとの最大接続数(webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値)以下である必要があります。これを超える値を指定した場合,メッセージが出力され,Webクライアントとの最大接続数が値として設定されます。 また,有効な最大値は実行するOSによって異なります。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
10 |
− |
||
サーバ起動時に作成したスレッド数を維持するかどうかを指定します。
また,サーバ起動時に作成したスレッド数が予備スレッド数の最小数(webserver.connector.inprocess_http.min_spare_threadsに指定した値)よりも小さい場合,このプロパティの設定に関係なく予備スレッドの最小数に指定した値でスレッド数が維持されます。 このプロパティにfalseを指定した場合,サーバ起動時に作成したスレッドは予備スレッド数の最大数以下になるように調整されます。サーバ起動時に予備スレッドの最大数より大きい数のリクエスト処理スレッドを作成した場合,予備スレッドの最大数を超えたスレッドは,サーバ起動後に1秒間隔で一つずつ破棄されます。 trueまたはfalse以外の文字列を指定した場合,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
false |
− |
||
HTTPリクエストに含まれるHTTPヘッダの個数の上限を0〜32767の整数で指定します。上限値を設定しない場合は,0を指定してください。 このプロパティで指定したHTTPヘッダの個数に満たない場合でも,webserver.connector.inprocess_http.limit.max_request_headerで指定したサイズを超えた場合はエラーとなります。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
100 |
− |
||
HTTPリクエストのリクエストボディの最大サイズ(単位:バイト)を-1〜2147483647の整数で指定します。上限値を設定しない場合は,-1を指定してください。また,リクエストボディがチャンク形式で送信された場合,チャンクヘッダのサイズも指定するサイズに含める必要があります。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
-1 |
− |
||
HTTPリクエストのリクエストヘッダの最大サイズ(単位:バイト)を7〜65536の整数で指定します。 このプロパティで設定したリクエストヘッダの最大サイズに満たない場合でも,webserver.connector.inprocess_http.limit.max_headersで指定したHTTPヘッダを超えた場合はエラーとなります。 また,HTTPヘッダの終わりを示す改行文字(CR(0x0d)+LF(0x0a)の2バイト)も指定するサイズに含める必要があります。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
16384 |
− |
||
リクエストラインの最大長(単位:バイト)を-1または7〜8190の整数で指定します。上限値を指定しない場合は,-1を指定してください。リクエストラインは,HTTPメソッドやクエリ文字列を含む,URIおよびHTTPバージョンを含みます。 指定する値は,リクエストヘッダの最大サイズ(webserver.connector.inprocess_http.limit.max_request_headerに指定した値)以下である必要があります。これを超える値を指定した場合は,メッセージが出力され,リクエストヘッダの最大サイズがリクエストラインの最大長として設定されます。 また,リクエストラインの終わりを示す改行文字(CR(0x0d)+LF(0x0a)の2バイト)も指定するサイズに含める必要があります。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
8190 |
− |
||
Webクライアントとの最大接続数を1〜1024の整数で指定します。有効な最大値は実行するOSによって異なります。 このパラメタに指定した値がリクエスト処理スレッドの最大値になります。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
100 |
− |
||
Webコンテナがリクエストを処理する同時実行数を1〜1024の整数で指定します。 指定する値は,Webクライアントとの最大接続数(webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値)以下である必要があります。これを超える値を指定した場合は,メッセージが出力され,Webクライアントとの最大接続数が値に設定されます。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または,空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
10 |
− |
||
プールに保存する予備スレッドの最大数を1〜1024の整数で指定します。 指定する値は,Webクライアントとの最大接続数(webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値)以下である必要があります。これを超える値を指定した場合は,メッセージが出力され,Webクライアントとの最大接続数が値に設定されます。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
20 |
− |
||
プールに保持する予備スレッドの最小数を1〜1024の整数で指定します。 設定する値はプールに保持する予備スレッドの最大数(webserver.connector.inprocess_http.max_spare_threadsに指定した値)以下である必要があります。プールに保持する予備スレッドの最大数を超える値を設定した場合は,メッセージが出力され,プールに保持する予備スレッドの最大数がプールに保持する予備スレッドの最小数として設定されます。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列,または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力されデフォルト値が設定されます。 |
5 |
− |
||
インプロセスHTTPサーバへのアクセスを許可するホストのIPアドレス(10進表記),またはホスト名を指定します。複数指定する場合は,IPアドレスまたはホスト名の間をコンマ(,)で区切ります。アクセス制限をしない場合はアスタリスク(*)だけを指定します。 なお,ローカルホスト("localhost"に関連づけられたアドレス※3)は明記しなくても常にアクセスが許可されます。 空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 指定されたホスト名が解決できない場合は,メッセージが出力され,ローカルホスト("localhost"に関連づけられたアドレス※3)からのアクセスだけが許可されます。 なお,IPアドレスまたはホスト名の前後の半角スペースは無視されます。 |
* |
− |
||
webserver.connector.inprocess_http.persistent_connection.max_connections |
Persistent Connectionで保持するTCPコネクションの最大数を0〜1024の整数で指定します。 設定する値はWebクライアントとの最大接続数(webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値)以下である必要があります。Webクライアントとの最大接続数を超える値を設定した場合は,メッセージが出力され,Webクライアントとの最大接続数がPersistent Connectionで保持するTCPコネクションの最大数として設定されます。 数値以外の文字列や範囲外の数値を指定した場合は,メッセージが出力され,webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値がデフォルト値として設定されます。また,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値がデフォルト値として設定されます。 |
webserver.connector.inprocess_http.max_connectionsに指定した値 |
− |
|
webserver.connector.inprocess_http.persistent_connection.max_requests |
Persistent ConnectionによるTCPコネクションを持続したままの連続接続回数の上限を0〜2147483647の整数で指定します。上限値を設定しない場合は,0を指定してください。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
100 |
− |
|
webserver.connector.inprocess_http.persistent_connection.timeout |
Persistent ConnectionでTCPコネクションを持続した状態での,リクエスト待ち時間(単位:秒)を0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合,タイムアウトしません。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
3 |
− |
|
インプロセスHTTPサーバが使用するポート番号を1〜65535の整数で指定します。すでにほかのアプリケーションで使用されているポート番号は指定できません。ほかのアプリケーションで使用されているポート番号や確保されているポート番号を指定した場合,メッセージが出力され,J2EEサーバが起動されません。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
80 |
− |
||
Webクライアントからのリクエスト受信で,タイムアウトするまでの時間(単位:秒)を0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合,タイムアウトしません。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
300 |
− |
||
webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.file |
リダイレクト機能で,リダイレクト時のレスポンスボディとして使用するファイルを絶対パスで指定します。パスの区切り記号には”/”を使用します。 webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.statusに200を指定した場合,必ずこのプロパティを指定します。webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.statusに200を指定し,このプロパティが指定されていない場合,メッセージが出力され,このリダイレクト定義は無効となります。 webserver.connector.inprocess_http.redirect.listで設定されていないリダイレクト定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,空文字列または空白文字※2を指定した場合,プロパティは無効となります。 絶対パスでない値を指定した場合は,メッセージが出力され,このリダイレクト定義は無効となります。存在しないファイルや読み取り権限のないファイルを指定した場合は,J2EEサーバ起動時にメッセージが出力され,このリダイレクト定義は無効となります。 |
なし |
− |
|
webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.file.content_type |
リダイレクト機能で,リダイレクト時のレスポンスのContent-Typeヘッダの値を指定します。 webserver.connector.inprocess_http.redirect.listで設定されていないリダイレクト定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。 webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.fileを設定していない場合,プロパティは無効となります。 |
text/html |
− |
|
webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.redirect_url |
リダイレクト機能で,リダイレクトURLを絶対URLで指定します。 webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.status に 200を指定した場合,このプロパティは設定できません。webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.statusに200を指定し,このプロパティを指定した場合,メッセージが出力され,リダイレクト定義は無効となります。 webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.statusに200以外を指定した場合,必ずこのプロパティを指定します。webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.status に 200以外を指定し,このプロパティを指定しなかった場合,メッセージが出力され,そのリダイレクト定義は無効となります。 webserver.connector.inprocess_http.redirect.listで設定されていないリダイレクト定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。 値が正しいかどうかのチェックは行われないため,実際に動作させて確認する必要があります。 |
なし |
− |
|
webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.request_url |
リダイレクト機能で,リダイレクトを行うリクエストURLをスラッシュ(/)で始まる絶対パスで指定します。ワイルドカード(*)はスラッシュの直後に1回だけ指定できます。ワイルドカードは0文字以上の任意の文字列を表します。"*"は必ずワイルドカードと解釈されるため,通常の文字としては使用できません。また,ほかのリダイレクト定義で指定した値と同じ値は指定できません。 webserver.connector.inprocess_http.redirect.listで指定したリダイレクト定義名について,必ずこのプロパティを指定する必要があります。指定しなかった場合,メッセージが出力され,そのリダイレクト定義は無効となります。 webserver.connector.inprocess_http.redirect.listで設定されていないリダイレクト定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。 不正な値を指定した場合は,メッセージが出力され,そのリダイレクト定義は無効となります。 |
なし |
− |
|
webserver.connector.inprocess_http.redirect.<リダイレクト定義名>.status |
リダイレクト機能で,リダイレクト時のレスポンスのステータスコード(200,300,301,302,303,305,307)を指定します。 webserver.connector.inprocess_http.redirect.listで設定されていないリダイレクト定義名を使用してこのプロパティを設定した場合,プロパティは無効となります。 不正な値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
302 |
− |
|
リダイレクト機能で使用するリダイレクト定義名を指定します。 このプロパティに指定できる値の最大長は1024文字です。リダイレクト定義名は,英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)またはアンダースコア(_)で構成される文字列で指定します。また,リダイレクト定義名一つの文字列長は1文字〜32文字です。 リダイレクト定義名を複数指定する場合は,コンマ(,)で区切ります。コンマの前後の空白文字※2は無視されます。同じリダイレクト定義名は複数回指定できません。 不正な値を指定した場合は,メッセージが出力され,すべてのリダイレクト定義は無効となります。 |
なし |
− |
||
アクセスを拒否するリクエスト処理スレッドの数を0〜1023の整数で指定します。指定する値は,リクエスト処理スレッドの最大数(webserver.connector.inprocess_http. max_connectionsに指定した値)よりも小さくする必要があります。Webクライアントとの最大接続数以上の値を設定した場合は,メッセージが出力され,Webクライアントとの最大接続数よりも1小さい値がアクセスを拒否するリクエスト処理スレッド数として設定されます。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
1 |
− |
||
レスポンスに自動的に付加するServerヘッダの値を指定します。 空文字列または空白文字※2を指定した場合,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
CosminexusComponentContainer |
− |
||
Webクライアントへのレスポンス送信で,タイムアウトするまでの時間(単位:秒)を0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合,タイムアウトは有効になりません。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字※2を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
300 |
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ファイルアップロードを実施するリクエストに含まれるアップロードファイル数の上限値を-1〜2147483647の整数で指定します。 上限値を設定しない場合は,-1を指定します。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 ファイル数が上限値を超えたことを検知すると,ファイルシステムへのファイル作成を実施する前にエラーとしKDJE39606-Eを出力します。 アップロードファイル数が指定した上限値を超える場合,次のAPI呼び出し時にIllegalStateExceptionをスローします。
また,リクエストのアップロードファイル数が指定した上限値を超える場合,次のAPIを実行してもマルチパートで送信されたリクエストパラメタは取得できません。
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10000 |
11-00-10 |
- 注※1
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有効な最大値は実行するプラットフォームに依存します。
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Webサーバに到着するリクエストの一部がWebコンテナに転送されるため,Webサーバの最大同時接続数は,URLグループ単位,Webアプリケーション単位およびデフォルトの実行待ちキューサイズの総和+Webコンテナ単位の最大同時実行スレッド数より大きく設定する必要があります。
また,データベース操作をするサーブレットやJSPについては,データベースコネクションの数よりも多くの多重度は得られないため,Webコンテナの同時実行数を増やす場合は,利用できるデータベースコネクションの数も増やす必要があります。
性能のチューニング時には,次に示す関係を常に考慮して,各パラメタの値を調整してください。
<Webサーバの最大同時接続数> > <URLグループ単位,Webアプリケーション単位およびデフォルトの実行待ちキューサイズの総和>+<Webコンテナ単位の最大同時実行スレッド数>
<Webコンテナ単位の最大同時実行スレッド数> ≧ <データベースコネクションの数>
Webコンテナ単位での同時実行スレッド数の制御については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2.14 Webコンテナ単位での同時実行スレッド数の制御」を参照してください。
Webサーバでの処理の同時接続数についてはWebサーバのマニュアルを参照してください。
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- 注※2
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空白文字とは,半角スペース,タブ,LF(0x0a),CR(0x0d)またはFF(0x0c)のことを指します。
- 注※3
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J2EEサーバ起動時に"localhost"に関連づけられたアドレスになります。
(6) webserver.containerから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
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Webコンテナの保守用のトレースログを出力するかどうかを指定します。
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false |
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