2.2.1 トラブルへの対処の手順
この節では,アプリケーションサーバのシステムの運用中にトラブルが発生した場合の,対処の手順について説明します。
なお,トラブル発生時に取得する情報のうち,次に示す情報を取得するためには,運用開始前の準備が必要です。
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JavaVMログ(JavaVMログファイル)
このファイルには,JavaVMのGCのログも出力されます。
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ユーザダンプ(Windowsの場合)
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coreダンプ(UNIXの場合)
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OSの統計情報(Windowsの場合)
これらの情報については,必要に応じてシステム構築時に取得準備をしてください。詳細は,「3.2 資料取得の設定の概要」および「3.3 実行環境での設定」を参照してください。
システムの運用中にトラブルが発生した場合は,次の図に示す手順で対処します。トラブル発生時の対処の流れを次の図に示します。
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資料取得
トラブルシューティングに必要な資料をすべて取得します。
取得が必要な資料については,「2.4 取得が必要な資料の種類」を参照してください。なお,メモリダンプは,J2EEサーバまたはCORBAネーミングサービスを再起動する場合にだけ必要な資料です。
また,資料の取得方法については,「2.3 資料の取得」,または「4. トラブルシューティングで必要な資料の出力先と出力方法」を参照してください。
- 参考
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資料の取得には,snapshotログとして一括して取得する方法と,個別のログを取得する方法があります。
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snapshotログの取得には,運用管理コマンドを使用して取得する方法,および設定によって自動で取得する方法があります。
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論理サーバに異常が発生した場合の資料取得を自動化できます。詳細は,「2.3.1 トラブル発生時に自動的に取得できる資料」を参照してください。
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トラブル原因の判別(一次判別)
トラブルの原因を判別します。判別には,取得した資料を使用します。資料の調査方法については,「5. トラブルの分析」を参照してください。
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トラブルへの対処と回復
トラブルに対処して,回復します。
トラブルの種類ごとの対処方法については,「2.5 トラブルへの対処と回復」を参照してください。
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トラブル原因の解析(二次解析)
必要に応じてトラブル原因をさらに分析します。なお,この解析作業は保守員が実施します。
- ポイント
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トラブルが発生したタイミングごとのトラブルシューティングについては,「6. トラブルシューティングの手順」を参照してください。