2.3.1 トラブル発生時に自動的に取得できる資料
アプリケーションサーバで構築したシステムでは,論理サーバに異常が発生した場合に,自動的にトラブルシューティングに必要な情報を取得,収集できます。
- ポイント
-
トラブル発生時に資料を自動で取得するためには,システムを構築する段階で必要な設定をしておく必要があります。トラブルシューティングの資料取得の設定については,「3.2 資料取得の設定の概要」,および「3.3 実行環境での設定」を参照してください。
障害検知時コマンドの実行とsnapshotログの収集によって,トラブルシューティングに必要な情報は,次の情報を除いてすべて自動収集するように設定できます。
-
OSの統計情報(Windowsの場合)
デフォルトの設定で収集されない情報については,次のように設定して収集します。
-
ユーザ作成の障害検知時コマンド内で,必要な情報を出力します。
-
1.の情報の出力先を,snapshotログの収集対象のパスに追加します。
snapshotログ取得の設定については,「3.3.3 snapshotログ収集の設定(J2EEアプリケーションを実行するシステム)」,または「3.3.4 snapshotログ収集の設定(バッチアプリケーションを実行するシステム)」を参照してください。
- 注意事項
-
snapshotログで取得できる構成ソフトウェアのログのうち,次の表に示すログの取得については,このマニュアルでは説明していません。取得方法については,次の表の参照先マニュアルを参照してください。
表2‒2 このマニュアルでログの取得方法を記載していない構成ソフトウェア ログの種類
参照先マニュアル
参照個所
Component ContainerのSOAPアプリケーション実行基盤のログ
アプリケーションサーバ SOAPアプリケーション開発の手引
Web Services - Securityのログ
アプリケーションサーバ Webサービスセキュリティ構築ガイド
TPBrokerのログ