16.4 ホスト単位管理モデルを対象にした系切り替えシステムの起動と停止
ホスト単位管理モデルを対象にした系切り替えシステムを利用して運用する場合は,あらかじめ現用系N台と予備系1台のホストの用意やクラスタソフトウェアの監視対象となるManagement Serverや運用管理エージェントを監視・起動・停止するスクリプトの登録など,必要な環境設定をしておく必要があります。設定方法については「16.3.1 ホスト単位管理モデルを対象にした系切り替えシステムの設定手順」を参照にしてください。
ここでは,現用系のアプリケーションサーバ(Node1の現用系1およびNode2の現用系2)と予備系のアプリケーションサーバ(Node3の予備系1および予備系2)のクラスタ構成の起動と停止の留意事項について説明します。
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運用を開始する場合は,現用系のアプリケーションサーバ(Node1の現用系1およびNode2の現用系2)を起動して,予備系のアプリケーションサーバ(Node3の予備系1および予備系2)を待機状態にしてください。
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現用系,予備系のアプリケーションサーバを同時に起動することはできません。J2EEアプリケーションの入れ替えが必要な場合は,サービスを停止して,現用系,予備系の系を切り替えてください。順次J2EEアプリケーションを停止してJ2EEアプリケーションを入れ替えて,必要に応じてセットアップ,配布を実行してください。