5.3.10 J2EEアプリケーションの実行時間の監視とキャンセルの流れ
J2EEアプリケーションの実行時間を監視してタイムアウトが発生したリクエストを自動的にキャンセルするための設定は,サーバ管理コマンドを使用して実行します。また,J2EEアプリケーションの実行時間を監視するかどうか,および監視時間間隔は,J2EEサーバの動作設定のカスタマイズで設定します。J2EEアプリケーション実行時間の監視の設定については,「5.3.9 実行環境での設定」を参照してください。
また,J2EEアプリケーションでメソッドタイムアウトが発生した場合や,メソッドキャンセルに失敗したスレッドが存在する場合は,サーバ管理コマンドを使用して,手動でメソッドキャンセルを実行(再実行)する必要があります。
サーバ管理コマンドによってメソッドキャンセルを実行する手順を次に示します。
- 手順
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タイムアウトが発生したことを示すメッセージ,またはスレッドの状態が不正なことを示すメッセージを受け取ったあとで,次の手順で実行します。
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J2EEアプリケーションの実行状態を確認する(5.3.11参照)
サーバ管理コマンドを使用して実行します。
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タイムアウトが発生している場合,J2EEアプリケーションで実行しているリクエストをキャンセルする(5.3.12参照)
サーバ管理コマンドを使用して実行します。
なお,J2EEアプリケーションを強制的に停止した場合も,メソッドはキャンセルされます。J2EEアプリケーションの強制停止についての詳細は,「5.5.7 J2EEアプリケーションの停止」を参照してください。