5.3.9 実行環境での設定
J2EEアプリケーション実行時間の監視機能を使用する場合,J2EEサーバおよびJ2EEアプリケーションの設定が必要です。
なお,J2EEアプリケーションの設定については,cosminexus.xmlを含まないJ2EEアプリケーションのプロパティを設定または変更する場合にだけ参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) J2EEサーバの設定
J2EEサーバの設定は,簡易構築定義ファイルで実施します。J2EEアプリケーション実行時間の監視機能の定義は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に,ejbserver.ext.method_observation.intervalパラメタで,J2EEアプリケーション実行時間の監視機能を使用するかどうかを指定します。0を指定すると,J2EEアプリケーションの実行時間の監視機能が無効になります。1以上の有効値を指定すると,J2EEアプリケーションの実行時間の監視機能が有効になり,その値が次の二つの時間間隔として使用されます。
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動作中のリクエスト処理がタイムアウトしていないかを調査する時間間隔
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タイムアウトしたリクエスト(メソッド)をキャンセルする時間間隔
簡易構築定義ファイル,および指定するパラメタの詳細は,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.3 簡易構築定義ファイル」を参照してください。
(2) J2EEアプリケーションの設定
実行環境でのJ2EEアプリケーションの設定は,サーバ管理コマンドおよび属性ファイルで実施します。J2EEアプリケーション実行時間の監視機能の定義では,次の属性ファイルを使用します。
- メソッドタイムアウトの時間の設定
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EJB単位での設定
SessionBean属性ファイル,EntityBean属性ファイル,またはMessageDrivenBean属性ファイル
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Webアプリケーション単位での設定
サーブレット属性ファイル,またはフィルタ属性ファイル
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- メソッドキャンセルモードの設定
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アプリケーション属性ファイル
各属性ファイルで指定するタグは,cosminexus.xmlと対応しています。cosminexus.xmlでの定義については,「5.3.7 cosminexus.xmlでの定義」を参照してください。