8.7.2 コンテナ拡張ライブラリを利用する方法
ユーザ作成クラスであるFilterクラス,FormatterクラスまたはHandlerクラスのクラス名称をユーザログ機能のプロパティキーに指定しておき,J2EEサーバ起動時にユーザ作成クラスを含むログ構成を構築して利用する方法です。J2EE標準の方法とは異なります。
ユーザ作成クラスを含めたJARファイルをコンテナ拡張ライブラリとして指定して,作成したライブラリへのクラスパスを指定します。これによって,J2EEサーバ起動時に,プロパティキーで指定しているCJMessageFileHandlerクラスとフォーマッタ,フィルタの作成,接続などが実行されて,ログ構成を構築できます。
手順を示します。
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ユーザ作成クラスのFormatterクラス,FilterクラスおよびHandlerクラスを含めたJARファイル(コンテナ拡張ライブラリJAR)を作成します。
ここでは,myloglib.jarとします。
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myloglib.jarを任意の場所に配置します。
ここでは,次の場所に配置することを前提に説明しています。
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Windowsの場合
c:\mylib
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UNIXの場合
/usr/mylib
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配置したライブラリへのクラスパスを指定します。
例えば,J2EEサーバの場合は,usrconf.cfg(オプション定義ファイル)内に,次のように指定します。
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Windowsの場合
add.class.path=C:\mylib\myloglib.jar
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UNIXの場合
add.class.path=/usr/mylib/myloglib.jar
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usrconf.properties(ユーザプロパティファイル)のユーザログ機能用のプロパティキーに,パッケージ名称を含むフルクラス名を指定します。