6.2.1 適用手順
データベースセッションフェイルオーバ機能を使用する場合に必要な,環境構築の準備と各種設定について説明します。データベースセッションフェイルオーバ機能の適用手順を次の図に示します。
ここで示す適用手順に従って環境構築の準備や各種設定を実施したあと,J2EEアプリケーションを開始します。
(1) 環境構築の準備
データベースセッションフェイルオーバ機能を使用する場合に環境構築の準備として実施する項目について,実施内容および参照先を次の表に示します。
実施順序 |
実施項目 |
実施内容 |
参照先 |
---|---|---|---|
1 |
前提条件の確認 |
前提となる構成および設定を確認します。 |
|
2 |
HTTPセッションの属性情報のサイズ見積もり |
HTTPセッションの属性情報のサイズを見積もります。見積もった値はデータベースの環境設定で必要になります。 |
(2) データベースセッションフェイルオーバ機能の設定
データベースセッションフェイルオーバ機能の設定について,設定内容および参照先を次の表に示します。
設定順序 |
設定項目 |
設定内容 |
参照先 |
---|---|---|---|
1 |
J2EEサーバの設定 |
次の設定をします。
|
|
2 |
Webアプリケーションの設定※ |
次の設定をします。
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(3) データベースの準備
データベースセッションフェイルオーバ機能を使用する場合にデータベースの準備として実施する項目について,実施内容および参照先を次の表に示します。
実施順序 |
実施項目 |
実施内容 |
参照先 |
---|---|---|---|
1 |
テーブルの作成 |
|
|
2 |
データベースの環境設定 |
次の設定をします。
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(4) DB Connectorの設定
データベースセッションフェイルオーバ機能を使用する場合に必要なDB Connectorの設定について,設定内容および参照先を次の表に示します。
設定順序 |
設定項目 |
設定内容 |
参照先 |
---|---|---|---|
1 |
DB Connectorの設定 |
次の設定をします。
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(5) 注意事項
データベースとしてHiRDBを使用する場合,自動コミットを有効にしてください。自動コミットを無効にした場合,データベースセッションフェイルオーバ機能のSQL実行のタイミングでエラーが発生します。