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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編


4.7.1 バッチサーバの設定

バッチサーバの設定は,簡易構築定義ファイルで実施します。スケジューリング機能の定義は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に指定します。

簡易構築定義ファイルでのスケジューリング機能の定義を次の表に示します。

表4‒6 簡易構築定義ファイルでのスケジューリング機能の定義

項目

指定するパラメタ

設定内容

必須または任意

スケジューリング機能を使用する設定

ejbserver.ctm.enabled

スケジューリング機能を使用するかどうかを指定します。デフォルトではtrueが設定されます。また,<tier-type>タグにctm-tierを指定している場合,システムの構築時には自動的にtrueが設定されます。

任意

スマートエージェントを使用する設定

vbroker.agent.enableLocator

スマートエージェントを使用します。デフォルトではfalseが設定されますが,CTMとの連携時には自動的にtrueが設定されます。このため,パラメタの値をtrueに変更する必要はありません。

任意

スケジュールグループ名の設定

ejbserver.batch.schedule.group.name

CTMによって管理されるバッチサーバ群のスケジュールグループ名を指定します。デフォルトではJOBGROUPが設定されます。

CTMは,スケジュールグループごとにバッチアプリケーションの実行をスケジューリングします。

複数のスケジュールグループを使用してスケジュールキューを分ける場合には,バッチサーバごとにスケジュールグループ名を設定してください。

任意

スケジュールキューの長さの設定

ejbserver.batch.queue.length

CTMで作成されるスケジュールキューの長さを指定します。デフォルトでは50が設定されます。

任意

(凡例)任意:必要に応じて設定する

注 ここでは,スケジューリング機能使用時に指定する主なパラメタについて説明しています。スケジューリング機能使用時には,次のejbserver.ctmから始まるパラメタも任意で指定できます。

簡易構築定義ファイルおよびパラメタについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」を参照してください。