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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編


4.5.5 バッチアプリケーションで使用するコマンドの実行について

バッチアプリケーションで使用するコマンドの種類,およびバッチサーバの状態とコマンドの実行については,次の点以外はスケジューリング機能を使用しない場合と同じです。スケジューリング機能を使用しない場合との相違点を次に示します。

これらの相違点以外については,「2.3.6 バッチアプリケーションで使用するコマンドの実行について」を参照してください。

ここでは,バッチアプリケーションで使用するコマンドの処理中に異常終了した場合の対処と,コマンド実行時の注意事項について説明します。

〈この項の構成〉

(1) コマンド処理中にバッチサーバが異常終了した場合

バッチサーバでcjexecjobコマンド,cjkilljobコマンドまたはcjlistjobコマンドを処理している場合に,バッチサーバが異常終了したときは,メッセージKDJE55021-Eが出力されます。バッチサーバの状態を確認してから再度コマンドを実行してください。

(2) コマンド処理中にCTMデーモンまたはCTMレギュレータが異常終了した場合

cjexecjobコマンド,cjkilljobコマンドまたはcjlistjobコマンドを処理している場合に,CTMデーモンまたはCTMレギュレータが異常終了したときは,メッセージKDJE55047-Eが出力されます。このメッセージは,スマートエージェントからスケジュールグループ名を取得したあと,CTMデーモンまたはCTMレギュレータと通信する際にプロセスが異常終了した場合に出力されます。CTMデーモンおよびCTMレギュレータの状態を確認してから再度コマンドを実行してください。

(3) コマンド実行時の注意事項

コマンド実行時の注意事項を次に示します。