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Cosminexus V11 アプリケーションサーバ 機能解説 拡張編


3.7.5 J2EEサーバ異常終了時のリクエスト保持

J2EEサーバ異常終了時に,スケジュールキューのリクエストを一定時間保持します。

これによって,J2EEサーバが異常終了した場合でも,すぐにユーザにエラーは返却されません。さらに,J2EEサーバが再起動するまでの間,クライアントからのリクエストは受け付け続けます。リクエストは,スケジュールキューの最大リクエスト登録数分まで受け付けられます。このため,J2EEサーバに障害が発生した場合でも,すぐに再起動すれば,クライアントに障害を気づかせないで運用を続けられます。ただし,スケジュールキューに登録できるリクエストの最大値を超えた場合は,クライアントにエラーが返却されます。

この機能は,ctmstartコマンドの-CTMQueueDeleteWaitオプションで設定します。コマンドの詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「ctmstart(CTMデーモンの開始)」を参照してください。

J2EEサーバ異常終了時のリクエスト保持の概要を,次の図に示します。

図3‒20 J2EEサーバ異常終了時のリクエスト保持の概要

[図データ]