3.3.2 プロセス配置の指針
プロセスを配置する場合の指針を示します。
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CTMデーモンは,ホストに一つ配置します。
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J2EEサーバまたはCTMレギュレータを配置するホストには,CTMデーモンが必要です。
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一つのCTMデーモンで,複数のJ2EEサーバを制御できます。
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一つのCTMデーモンに対して,複数のCTMレギュレータを配置できます。一つのCTMレギュレータに送信される同時リクエスト数が256を超えるような場合は,性能が劣化するおそれがあります。この場合は,CTMレギュレータの配置数を増やしてください。
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EJBクライアントが動作するクライアントホストにCTMデーモンは必要ありません。
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CTMデーモンを配置したホストに,CTMドメインマネジャを一つ配置します。複数のCTMデーモンを同じCTMドメインに参加させたい場合,各ホストのCTMドメインマネジャの名称には,同じ名称を指定します。
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統合ネーミングスケジューラサーバにするホスト(J2EEサーバを配置しないホスト)にも,CTMデーモンを配置します。CTMレギュレータは不要です。なお,統合ネーミングスケジューラサーバについては,「(4) 独立した統合ネーミングスケジューラサーバを構築する構成(統合ネーミングスケジューラサーバモデル)」で説明します。
各プロセスの起動方法については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 運用/監視/連携編」の「2. システムの起動と停止」を参照してください。
CTMで使用するプロセスの配置パターンについて説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 多数のEJBクライアントからJ2EEサーバを呼び出す構成
多数のEJBクライアントから,並列に配列したアプリケーションサーバ上のJ2EEサーバを呼び出す構成の例を次の図に示します。
(2) WebブラウザからJ2EEサーバを呼び出す構成(小規模)
Webブラウザから,並列に配置したWebサーバ/アプリケーションサーバ上のWebコンテナを経由して,J2EEサーバを呼び出す構成の例を次の図に示します。なお,Webサーバとアプリケーションサーバは同じホスト上に配置しています。
(3) WebブラウザからJ2EEサーバを呼び出す構成(大規模)
WebブラウザからWebサーバ上のWebコンテナを経由して,アプリケーションサーバ上のJ2EEサーバを呼び出す構成の例を次の図に示します。Webサーバとアプリケーションサーバのホストを分けることで,それらを容易に多対多の関係で構成できます。
(4) 独立した統合ネーミングスケジューラサーバを構築する構成(統合ネーミングスケジューラサーバモデル)
グローバルCORBAネーミングサービスを独立したホストに配置してレプリカを作成することで,ネーミングサービスの可用性を向上させることができます。このホストを,統合ネーミングスケジューラサーバといいます。統合ネーミングスケジューラサーバにJ2EEサーバを配置する必要はありません。
ただし,ほかのホスト上の業務処理プログラム情報を統合ネーミングスケジューラサーバのグローバルCORBAネーミングサービスに登録するためには,CTMデーモンは統合ネーミングスケジューラサーバにも配置しておく必要があります。
独立した統合ネーミングスケジューラサーバを構築する構成を次の図に示します。
なお,この構成の場合,統合ネーミングスケジューラサーバのCTMデーモンにはcreate要求以外が送信されないため,統合ネーミングスケジューラサーバではCTMレギュレータを起動しなくてもかまいません。