2.3.5 バッチアプリケーションのログ出力
バッチサーバでは,バッチアプリケーションの実行ログを出力します。実行ログには,実行中のバッチアプリケーションが標準出力や標準エラー出力に出力する内容を,バッチ実行コマンド単位で出力します。これらの情報は障害発生時の調査情報として利用できます。
バッチアプリケーションがjava.lang.System.outおよびjava.lang.System.errに書き出したデータは,バッチサーバによってそれぞれ次の場所に出力されます。
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バッチアプリケーションがjava.lang.System.outに書き出したデータ
バッチサーバの標準出力転送機能で,次の場所に出力されます。
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バッチサーバのユーザ出力ログ
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バッチサーバの標準出力
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cjexecjobコマンドの標準出力
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バッチアプリケーションがjava.lang.System.errに書き出したデータ
バッチサーバの標準エラー出力転送機能で,次の場所に出力されます。
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バッチサーバのユーザエラーログ
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バッチサーバの標準エラー出力
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cjexecjobコマンドの標準エラー出力
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また,cjexecjobコマンド,cjkilljobコマンドおよびcjlistjobコマンドで出力するメッセージは,メッセージのレベルによってそれぞれ次の場所に出力されます。
- I(Information)
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標準出力に出力します。ただし,コマンドの使用方法を示すメッセージ(KDJE55029-I,KDJE55030-I,KDJE55052-I)の出力先は標準エラー出力になります。
- E(Error)およびW(Warning)
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標準エラー出力に出力されます。
バッチアプリケーションを実行するためのコマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「3.3 バッチアプリケーションで使用するコマンド」を参照してください。また,メッセージのレベルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ メッセージ(構築/運用/開発用)」の「7.1 メッセージの記述形式」を参照してください。